気ままに

大船での気ままな生活日誌

眠れる森の美女/サンクトペテルブルグ・バレエ・シアター

2015-09-06 11:30:41 | Weblog

歌舞伎見物の翌日は、バレエ観賞。和と洋のせめぎわい(爆)。でも、せめぎわいというほど、バレエ公演には行っていない、本格的なバレエ鑑賞ははじめてかも。一昨年、旅行中にドレスデンのゼンバー歌劇場で、Stefann Ulrich演出の”ノルディック・ライツ”というモダンバレーをみたが、前衛すぎて、初体験のぼくには消化不良だった。

その点、今度は楽しめた。幕が開くと、豪華な舞台装置が現れる。そこに、うつくしいバレリーナの姿が。この景色をみただけで、まずうっとり。これは歌舞伎でも同じ。舞台下のオーケストラからチャイコフスキーの妙なる音楽が流れてくる。歌舞伎では、義太夫、長唄、常磐津、清元の音楽。そして、バレリーナの踊りがはじまる。歌舞伎でいえば舞踊劇。

7時から始まって、休憩時間を入れて、午後10時までの長丁場。サンクトペテルブルグ・バレエ・シアターは、世界最高峰のクラシック・バレエを作り上げているロシアを代表するカンパニーとのこと。そして、今回のオーロラ姫を演ずるイリーナ・コレスニコヴァは同バレー団のプリマ・バレリーナで世界的に有名。

あらかじめ、ストーリーを確認しておいたから、無言の踊りでも、ある程度、物語の流れは分かるし、音楽がその言葉となって流れてくるので、オーケストラの演奏を直に楽しむことができる。いつかどこで聞いたようなメロディーも。

STORYは以下の通り。

オーロラ姫誕生の喜びに湧く宮殿、善の精・リラのはじめとする来客が祝福する中、招かれなかった悪の精・カラボスが突然訪れ、オーロラは18歳の誕生日に指を刺して死ぬだろうと予言する。オーロラ姫18歳の誕生日、美しく成長した姫に各国から求婚者が現れる。そこで変装したカラボスに渡されたバラのトゲで指を指し、倒れるオーロラ。リラの精は「彼女は死んだのではなく、眠りに着いただけ」と伝え、城じゅうのすべてを同時に眠らせる。百年後、リラの精はフロリムンド王子にオーロラの幻影を見せ、彼女が眠る城へと誘う。茨に閉ざされた城を進み、眠るオーロラをキスで目覚めさせる王子。華やかに二人の結婚式が繰り広げられる。善の象徴・リラの精と悪の象徴・カラボスの戦いの物語とも伝えられるバレエ

オーロラ姫を演ずるイリーナ・コレスニコヴァを中心にした、眠れる森の美女のちらし。

白鳥の湖”もペアーで公演している。

この公演はブンカムラのオーチャードホールで開催された。同じビルのブンカムラ・ギャラリーで、バレリーナを描く画家、ロバート&トッド(親子)・ハイデンデル展が開催されていた。印象的な絵が多かった。

東急本店8階美術ギャラリーもいろいろ楽しめた。

弥生さまのも↓。奈良さまの例の、目つきの可愛い(?)女の子や青森犬みたいのも。

平野千里作、”稚児文殊”でごわす。270万円でごわす。↓

午後10時の公演を終えたあと、余剰チケットを頂いた(汗)”音楽狂”の友人とセンター街へ。彼のおかげで世界最高峰のバレエをみることができたので、今回はおごらせてもらった。渋谷の夜は更けてゆく。久し振りの午前さまになってしもうた。

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