気ままに

大船での気ままな生活日誌

片岡球子展 鎌倉別館

2016-08-16 08:15:49 | Weblog

おはようございます。卓球男子団体、五輪史上初の決勝進出。昨日の女子の惜敗のうっぷんを晴らすことができました。ひねり王子も見事、銅メダル、すがすがしい朝です。さて、今朝の話題は展覧会関係。

ル・ コルビュジエの設計した上野の国立西洋美術館が世界遺産となり、コルビュジエの弟子の坂倉準三の設計した神奈川近代美術館鎌倉本館が建物は残しつつも、閉館して、もう半年になる。それ以来、八幡さまの裏門近くの鎌倉別館までおつきあいで休館していた。それが、この7月30日から再開し、オープニングには片岡球子展。待ってましたと、初日は逃したものの、開幕数日後に出掛けた。

まず、気になったのは、美術館の名前はどうなったのか。鎌倉本館がなくなったわけだから、今まで通りの鎌倉別館ではおかしいと思ったのだが、実際は、全く変わらない。うーんと首をひねったのだが、神奈川近代美術館の葉山館と鎌倉別館でもおかしくはないか、とナットクしたような、しないような。でも、落ち着いたら、”鎌倉館”になるのではないだろうか。

再開後、はじめに片岡球子展というのはナットク。球子は2008年、103歳で亡くなるまで藤沢に住んでいたいたこともあり、神奈川近代美術館に多数の作品を寄贈している。とくに面構シリーズの名品がそろっている。今回、これらの中から選りすぐりの20点が展示されている。静かな会場で、ゆっくりと、ぜいたくな時間をすごさせてもらった。何度もみた作品ばかりだが、いいですね!とくに面構シリーズが。モデルの性格が似顔絵に表れているよう。

足利尊氏、足利義満、足利義政そして、等持院殿(1966年に、”面構・足利尊氏”を描き、面構シリーズが始まる。翌年、同じ足利尊氏をモデルに描いた)

面構・足利尊氏

徳川家康公、豊太閤と黒田如水。

東洲斎写楽、葛飾北斎とつづく。

面構・葛飾北斎

鳥文斎栄之、国貞改め三代豊国、狂言作者河竹黙阿弥・浮世絵師三代豊国。

国貞改め三代豊国

海(鳴門) 入水しようとする建礼門院と安徳天皇

狂言作者河竹黙阿弥・浮世絵師三代豊国↓

さらに、火山(浅間山)、海(真鶴の海)、海(小田原海岸)そして、87歳のとき描かれた”横たわる裸婦A”など。今回はヌードはこの一枚。富士山の絵もない。

さて、鎌倉別館の設計は大高正人で、彼は前川國男の弟子筋だそうだ。前川はル・ コルビュジエ門下である。ということで、改めて、鎌倉別館の建物をしげしげながめてみた。進化したコルビュジエ。

では、みなさん、今日も一日、お元気で!

 

コメント
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