気ままに

大船での気ままな生活日誌

八月納涼歌舞伎 権三と助十

2016-08-26 07:37:18 | Weblog

ぼくの子供の頃のことだが、歌う映画俳優のはしり、高田浩吉のヒット曲に”浮かれ籠”というのがあった。その歌詞、♪権三と助十名コンビ お江戸は今日も よい 天気 八丁堀を ふりだしに ああ ホイキタホイキタ ホイホイホイ ホイキタ助十合点権三いそげよいそげよ えっさっさ おかごはゆきます日本橋 ちょいと乗せたい糸屋の娘♪を今でも覚えている。

その懐かしの”権三と助十”を歌舞伎でみることができて、いと嬉しきかな(笑)。権三が獅童で、助十が染五郎。染五郎といえば、ちょっと前に鎌倉芸術館で”松浦の太鼓”の殿さま役でみたばかりだ。一と月の地方巡業を終え、休む間もなく、歌舞伎座と、役者さんの元気にはおどろいてしまう。

大岡政談の一コマで、越前守忠相は舞台には現れないが、さすが名裁きだということが最後になって分かるようになっている。序幕は神田橋本朝の裏長屋の場で、恒例の長屋総出の井戸替えが行われている。そこへ助十がやってきて、権三が出てこないようだが何をしているのかと、女房のおかん(七之助)に聞く。のんきに昼寝をしていた権三が出てくる。そのうち、家主の六郎兵衛(弥十郎)が現れ、二人に井戸替えに加わるように命じる。

そこへ、小間物屋彦兵衛の息子、彦三郎(壱太郎)が大阪からはるばるやって来た。父が人殺しの罪で捕えられ、牢死したというが、父はそんな人ではないと、御法度の駆け込み訴えをするつもり。一方、権三と助十は真犯人らしき人物を知っているらしい。しかし、勇気がなく、なかなか言い出せない。その男は左官屋勘太郎(亀蔵)で、当日、川で血の付いた刀物を洗っていたのを目撃しているのだ。

六郎兵衛が一計を案じ、権三と助十そして彦三郎を偽りの罪状で奉行所に引き渡し、お白洲の取り調べで、事の経緯を話すように言いふくめる。

そして、一か月後の場面。一時、捕えられていた勘太郎が放免されたから、”お礼”にと長屋に現れる。そこでひと悶着起こるのだが、実は勘太郎は、釈放されたわけではなく、証拠を確認するために放っただけであった。そして、改めて、お縄がかかることになる。さらに、大岡さまの策で、牢死したようにみせかけていた彦兵衛も戻ってきたのだった。めでたし、めでたし。

はじめてみる歌舞伎の”権三と助十”だったが、とても面白かった。ちょっと小心者の権三と助十名コンビも良かったし、七之助のおかんも、六郎兵衛さんも良かったですね。

二部の東海道中膝栗毛も見たかったが、千穐楽まで完売でどうしようもなかった。弥次さん、喜多さんがラスベガスまで行くという、破天荒な筋だそうで、こうゆうの大好きなのだ(爆)。残念無念!

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秋の気配 ぼくの散歩道

2016-08-26 07:30:04 | Weblog

おはようございます。

晩夏となり、ぼくの朝の散歩道も少しづつ変化がみられるようになりました。桜道の蝉の声がほんんどなくなり、その代り、秋の虫が茂みから聞こえてくるようになった。こおろぎ、まつむし、かんたん等。そういえば、我が家の、かねたたきも数日前からかすかな鳴き声を発しはじめた。もう、秋はすぐそこまできている。

川沿いの散歩道。秋の虫のコーラス。


キバナコスモス

ツバキの実も色づく

ほうきぐさも色づきはじめた。

酔芙蓉も花を増やしている。一株で10数個の花。今朝の花と昨日の花。

高砂百合はそろそろ店仕舞い

おしろいばな

紅もつけて。

では、今日も一日、お元気で!




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