気ままに

大船での気ままな生活日誌

台風一過 夕焼富士

2016-08-22 22:01:38 | Weblog

こんばんわ。

台風9号の襲来で、今日は、めったにない、一日中、家の中かなと、がっかりしていたら、午後5時頃になって、急に雨があがり、西の空が明るくなってきた。待ってましたとばかり外に出た。雨中ではしーんとしていた蝉が、こちらも待ってましたとばかり、一斉に鳴き始めていた。アゲハ蝶も、雨宿りの葉陰から飛び出して、ひらひらとうれしそうに舞っていた。一方、酔芙蓉は、普段なら、まだ、酔っぱらってピンク色になった花弁を開いているときなのに、すでにどれも店仕舞いで、花弁をつぼめ、まるで巾着のような形にすぼんでいた。

そして、ぼくの散歩道は、犬の散歩道にもなっていた。みな、ここぞとばかり、犬の散歩のために、表に出てきたようだ。蝉も蝶も、そして、人間も犬も同じだなと思ったら、なんだか、とても、おかしくなって、ひとりでくすくす笑ってしまった。3,40分ほど歩いていたら、西の空の雲間に夕陽が見えはじめ、周囲の空がどんどん赤くなって、夕焼空になってきた。ひょっとしたらと思い、急いで帰宅し、わがマンションの富士見のスポットに向かった。

期待した通りだった。夕焼富士山が見えたのだ!100%の夕焼富士ではないけれど、片側の稜線ははっきりしているし、これだけのものが見られれば十分!リオ五輪閉幕の日に思わぬプレゼントを遊びのかみさまに頂き、ぼくは深く、感謝し、明日からも、一生懸命に遊びますと誓ったのだった。

台風一過の夕焼富士

色とりどりの夕焼け空

では、おやすみなさい。げろげろ。

いい夢を。一富士、二鷹、三なすび。(雲の中に鷹と茄子が隠れています。探してください)

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イングリッド・バーグマンのカサブランカ

2016-08-22 11:02:19 | Weblog

鎌倉市川喜多映画記念館で現在、”夢みるハリウッド展”が開催されている。この間、ハリウッドの名画が、”風と共に去りぬ”から始まって、次々と三日間ずつ上映されている。50席ほどのホールだが、いつも満席で、当日券を買えた試しがない。家内まかせの選択だが、前回は”ティファニーで朝食を”、そして先だっては、”カサブランカ”を観てきた。1942年作というから、ぼくもまだ生まれていない戦前。映画の舞台も1941年12月、親ドイツ政権下のフランス領モロッコの都市カサブランカ。主演はイングリッド・バーグマンとハンフリー・ボガード。名画とは知っていたが、こうしてスクリーンで見るのははじめて。とにかく、スリルとサスペンスとロマンスと映画の面白さを凝縮したような映画。また、なんといっても、バーグマンが一番、きれいな頃。そのお姿を拝見するだけでも、入場券1000円では安すぎる(笑)。バーグマンは昨年、生誕100年を迎えたから、存命ならば、今年101歳。原節子さんよりちょっとお姉さんという感じ。

今でも使われているという言葉、”君の瞳に乾杯”は、この映画のボガードがバーグマンに何度も言うセリフ。そして、アズ・タイム・ゴーズ・バイ(As Time Goes Byも映画主題歌の名曲の一つとして知られている。ちょうど、パリが陥落する前に、ボガードに理由を告げずに去った恋人、バーグマンが、カサブランカで偶然、再会するシーンの動画をみつけた。これをご覧ください。バーグマンが、パリでの二人の思い出のこの曲をリクエストしたおかげで、ボガードが引き寄せられた(笑)場面です。

もう一度、みてみたい映画。イングリッド・バーグマンのドキュメント映画”愛に生きた女優”も渋谷のブンカムラ・シネマで今週、土曜日から公開されるとのこと。彼女自身の人間ドラマ。これもみてみたい映画。

  

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旅への憧れ、愛しの風景/マルケ、魁夷、広重の見た世界

2016-08-22 09:37:43 | Weblog

おはようございます。台風が大接近、風雨がだんだんつよくなってきました。リオ五輪もいよいよ閉幕式。さて、今朝の話題は、すでに閉幕したホテルオークラの美術展のこと。

第22回”秘蔵の名品アートコレクション展”がもう終わろうとするときに行ってきた。昨年は、由緒ある本館の改築直前ということで、ホテルオークラご自慢の、本館の豪華な宴の間、平安の間で開催された。今年は、もう本館は使えないので、元通り、別館のホールでの開催となっていた。今回のテーマは、旅好きのぼくのために企画してくれたような(笑)、旅への憧れ、愛しの風景/マルケ、魁夷、広重の見た世界。魁夷も広重もフアンであるし、マルケの風景画もたくさん見られ、満足な美術の旅だった。

第一章 日本の風景

大阪洋画界の赤松麟作(1878-1953)の夜汽車が迎えてくれる。第6回白馬賞の受賞作。夜行列車の人々の姿が生き生きと描かれている。

そして、富士山と大観。ひとつだけこれを代表に。砂丘に聳ゆ

第二章 愛しの風景/海外との出会い

佐伯祐三(1898-1928)のエッフェル塔の見える街角

牧野義雄(1870-1956) テームズ河畔

アルベール・マルケ(1875-1947) パリでギュスターヴ・モローに師事。その後、マチスと知り合い、フォーヴィズム(野獣派)の運動に参加するが、ほどなく、離れ、中間色の風景画を描くようになる。

霧のリーヴ・ヌーヴ、マルセイユ

冬のパリ(ボン・ヌフ)

アルジェの領事館

東山魁夷(1908-1999)

スミオ

三峡朝霧

早朝のデアハーベン

第3章 広重、旅への憧れ

東海道五十三次(保永堂版)のはじめとおわりを。

日本橋

三条大橋

では、みなさん、今日も一日、台風にも負けず、夏の暑さにも負けず、お元気で!

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