気ままに

大船での気ままな生活日誌

レンブラント リ・クリエイト展

2016-08-05 21:56:16 | Weblog

こんばんわ。

横浜のそごう美術館でレンブラントの代表作がずらりと並んでいるというので飛んで行った。とは言っても、原画ではなく、最新技術を駆使して17世紀当時の色彩を再創造(リ・クリエイト)したもの。昨年だったか、同様なフェルメール展もあったが、ぼくは気に入って、二度か、三度行っている。にせものはいやという人もいるが、にせものではなく、リ・クリエイトしたもので、よりよく見させてもらえるし、なんてったって、こんなにたくさんの本画を一堂に集めるなんてことは一万年、不可能なことだし、それを疑似体験できることは、現代に生きているものの特典である。

ぼくは100%自由時間を得られるような身になってから、家内と海外の有名な美術館巡りを何度かした。それらの美術館にはレンブラントの作品は必ずあり、今回の展覧会でも、それらをいくつも、見つけて喜んだ。そのとき、レンブラントの自画像もいくつも見ているが、ここでは、若いときから、亡くなる直前までの自画像がなんと41点も並んでいる。この自画像コーナーも圧巻である。

フェルメール展でもそうだったが、ここも、写真撮影が可能。思い切り、撮ってきたので(汗)、紹介したい。まず、全体の様子。ぼくは、どの展覧会でも、まず、全体の雰囲気を味わう。

それでは、まず名作中の名作。夜警から。

これは、アムステルダム国立美術館の原画をもとに制作されているのではなく、リ・クリエートならではの、そのまた原画(アムステルダム市庁舎に移されたときに左端が切り詰められた)を再現している。アムステルダムではみられない火縄銃手組合員34名、すべてが、ここではみられる。ただ、この美術館の天井に合わせて、上部は切断されている。だから第三の”夜警”と言っている。レンブラント自身も絵の中にそっと描がかれている。

リ・クリエートならではの作品をもうひとつ。

ダナエ(エルミタージュ美術館) レンブラントの女性美を描く最高傑作といわれているが、バカモノによって硫酸をかけられ、刃物で傷つけられた。あまりにひどくて、完全修復ができなかったが、ここでは、元のうつくしい絵にリ・クリエートされている。

風景画の大作”風車”(ワシントン・ナショナルギャラリー)も、削られていた左半分の黒い雲を復活させて、レンブラントらしさが表れた。

あとは、ぼくの個人的なセレクションで次々と(笑)。

デュルブ博士の解剖学講義(マウリッツハイス美術館)

サムソンの婚礼(ドレスデン美術館) 私淑していたレオナルドの”最後の晩餐”の描き方を意識して描かれたもの。

ガニュメデスの誘拐(ドレスデン美術館)

 ミルビア&フローラ(ロンドン・ナショナルギャラリー)


コリネウス・アンスロとその妻の肖像(ベルリン絵画館)

画中の書籍。

金の鎖をつけた老人

水浴する女(ロンドンナショナルギャラリー)

ダビデ王の手紙をもつバテシバ(ルーブル美術館)

ここらでひとやすみ。”自画像の部屋”は明朝に。

では、おやすみなさい。げろげろ。

よい夢を!

リオ五輪、実質開幕!サッカー予選リーグ。ナイジェリア戦、4対5で黒星発進。

これでは眠れないという人に。八幡さまの池のリスと鳩と亀さんを。




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ミミズク土偶から大妖怪展を思い出す

2016-08-05 05:45:42 | Weblog

おはようございます。

上野へ行けば、必ず寄る東博。年間パスポートをもってるしね。その日も、芸大美術館で、湖北の観音さま展をみたあと、都美の木々の対話展へのつなぎを東博ですごした。そのとき、平常展でみみずく土偶をみているとき、ふと、えど博の代用回転、じゃない、大妖怪展のことを思い出した。たしか、そのキャッツコピーが”土偶から妖怪ウオッチまで”だった。実際、展覧会でも、重要文化財のみみずく土偶や遮光器土偶が展示されていた。

土偶を妖怪の仲間に入れたのは、たぶん初めてにことではないかと思うが、一方、現代の妖怪ウオッチも入れているので、もちろん、コワイ妖怪ではなく、カワイイ妖怪ということだろう。さて、”妖怪のあけぼぼ”をまず、ごらんいただきます。

トーハクの妖怪たち

みみずく土偶

ハート型土偶

遮光器土偶

毎年のように、どこかの妖怪展は見ているし、ある年には、三つの妖怪・幽霊展を制覇したこともある(汗)。だから、今回の、えど博の大妖怪展の展示品もどこかで見たようなもの多く、さらっと見物した。それに、その日は大変な混雑で、ゆっくりみるような雰囲気ではなかった。もう一度ということも考えたが、夏休みに入った子供たちでさらに混み合いそうなので、たぶん、行かないと思う。ということで、行ったという証拠に、えど博の妖怪のいくつか紹介することでお茶を濁したい(笑)。

えど博の妖怪たち

百鬼絵巻(龍亭)から

妖怪図(高井鴻山)

百鬼夜行絵巻(伝土佐光信) 重文 

土蜘蛛草紙絵巻(鎌倉時代)

辟邪絵・神虫(平安~鎌倉時代) 国宝 鬼を食らう神虫。これも後の妖怪図に通じる、源流のひとつとしている。

今回は、水木しげるの妖怪は出てこなかったが、その代り、現代の妖怪として、”妖怪ウオッチのジバニャンちゃんが来られています。

芸大美術館の妖怪


都美の妖怪

では、みなさん、今日も一日、お元気で!

 

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