こんばんわ。
横浜のそごう美術館でレンブラントの代表作がずらりと並んでいるというので飛んで行った。とは言っても、原画ではなく、最新技術を駆使して17世紀当時の色彩を再創造(リ・クリエイト)したもの。昨年だったか、同様なフェルメール展もあったが、ぼくは気に入って、二度か、三度行っている。にせものはいやという人もいるが、にせものではなく、リ・クリエイトしたもので、よりよく見させてもらえるし、なんてったって、こんなにたくさんの本画を一堂に集めるなんてことは一万年、不可能なことだし、それを疑似体験できることは、現代に生きているものの特典である。
ぼくは100%自由時間を得られるような身になってから、家内と海外の有名な美術館巡りを何度かした。それらの美術館にはレンブラントの作品は必ずあり、今回の展覧会でも、それらをいくつも、見つけて喜んだ。そのとき、レンブラントの自画像もいくつも見ているが、ここでは、若いときから、亡くなる直前までの自画像がなんと41点も並んでいる。この自画像コーナーも圧巻である。
フェルメール展でもそうだったが、ここも、写真撮影が可能。思い切り、撮ってきたので(汗)、紹介したい。まず、全体の様子。ぼくは、どの展覧会でも、まず、全体の雰囲気を味わう。
それでは、まず名作中の名作。夜警から。
これは、アムステルダム国立美術館の原画をもとに制作されているのではなく、リ・クリエートならではの、そのまた原画(アムステルダム市庁舎に移されたときに左端が切り詰められた)を再現している。アムステルダムではみられない火縄銃手組合員34名、すべてが、ここではみられる。ただ、この美術館の天井に合わせて、上部は切断されている。だから第三の”夜警”と言っている。レンブラント自身も絵の中にそっと描がかれている。
リ・クリエートならではの作品をもうひとつ。
ダナエ(エルミタージュ美術館) レンブラントの女性美を描く最高傑作といわれているが、バカモノによって硫酸をかけられ、刃物で傷つけられた。あまりにひどくて、完全修復ができなかったが、ここでは、元のうつくしい絵にリ・クリエートされている。
風景画の大作”風車”(ワシントン・ナショナルギャラリー)も、削られていた左半分の黒い雲を復活させて、レンブラントらしさが表れた。
あとは、ぼくの個人的なセレクションで次々と(笑)。
デュルブ博士の解剖学講義(マウリッツハイス美術館)
サムソンの婚礼(ドレスデン美術館) 私淑していたレオナルドの”最後の晩餐”の描き方を意識して描かれたもの。
ガニュメデスの誘拐(ドレスデン美術館)
ミルビア&フローラ(ロンドン・ナショナルギャラリー)
コリネウス・アンスロとその妻の肖像(ベルリン絵画館)
画中の書籍。
金の鎖をつけた老人
水浴する女(ロンドンナショナルギャラリー)
ダビデ王の手紙をもつバテシバ(ルーブル美術館)
ここらでひとやすみ。”自画像の部屋”は明朝に。
では、おやすみなさい。げろげろ。
よい夢を!
リオ五輪、実質開幕!サッカー予選リーグ。ナイジェリア戦、4対5で黒星発進。
これでは眠れないという人に。八幡さまの池のリスと鳩と亀さんを。