こんばんわ。
いたち川というと、いたちの最後っ屁を連想してしまいイメージが悪いけど、もともと、いたち川の名前の由来は兼好法師のこの歌からきている。 いかにわが たちにしひより ちりのきて かぜだにねやを はらはざるらん (私が旅に出てからだいぶ日がたった。わたしの京都の庵もだいぶ塵がつもっただろう、風が来て塵をはらってくれることもないだろうし)兼好法師はいたち川の上流方向にある金沢(文庫)の兄の家に二度ほど会いに来ていて、この近くの宿でこの歌を詠んでいる。
よって、この川沿いは兼好法師も歩いた高尚な散歩道なのである。自粛、自粛で、近場のこの道は今回でもう三度目。そして、二度続けてカワセミを見ている。二度あることは三度ある、とまた来てしまったわけ。ところが、今回はいつもの場所で30分も待ったがちらりともやってこない。おまけに、アオサギ、コサギ、カモ類などの水鳥も現れない。ただ、鳩の仲良しさんを見ただけ。ちょっと残念。
ハート島の鳩の仲良しさん。
今回の散歩で一番、驚いたのは、彫刻Womenの回りの木々がきれいに取り払われていたこと。これまで藪の中で居心地良さそうだったのに、すべてをさらけだされ、なんだかWOMENも恥ずかしそう。
うしろのバナナの木もばっさり。
おかげで、うしろからも撮れるようになったのはうれしい。いたち川を背景に。
川沿いの初夏の花々には、今回も楽しませてもらった。
ガマズミだろうか。白い花を垂らしていた。
川沿いのお宅の宝石のような小さな庭園は相変わらずの花盛りだった。
楽しい、つれづれいたち川散歩であった。
では、おやすみなさい。
いい夢を。
小町通りのろくでなし猫