気ままに

大船での気ままな生活日誌

奈良の大仏さま こんにちわ

2016-10-27 10:29:05 | Weblog

おはようございます。奈良と三重、二泊三日の旅から帰ってきました。暫く訪ねていなかった奈良と三重。奈良は6年振り、三重は11年振り。まずは、奈良の大仏さまにご挨拶。

東大寺南大門 天平創建時の門は平安時代に大風で倒壊し、現在の門は鎌倉時代、正治元年(1199)に上棟し、建仁3年(1203)に、門内に安置する仁王像とともに竣工した。入母屋造、五間三戸二重門で、ただ下層は天井がなく、腰屋根構造となっているとのこと。

屋根裏まで達する大円柱18本は、21mにも及び、門の高さは25.46mもある。わが国最大の山門。

左右に阿吽形の金剛力士像


そして、大仏殿。創建から2度にわたって焼失、鎌倉と江戸時代に再建された。

毎年、大晦日から元旦に正面唐破風(からはふ)下の観相窓が開かれ、大仏尊像のお顔を外から拝しながら新年を迎えることができる。

大仏殿の前の八角灯籠。2010年10月に訪問したときは、東博の”東大寺大仏/天平の至宝展”に出張中で”跡地”だけしか見られなかった(笑)。今回はばちっり。4.6mもある巨大灯籠で、国内最古にして最大、当時は黄金色に輝いていた。根津美術館庭園にレプリカが置かれている。

いよいよ奈良の大仏さまへのご挨拶。像高14.98m、台座3.05m。鎌倉の大仏さまよりさらに大きい。写真撮影可能なので、いろいろな角度から撮らせてもらった。

正面

左に廻る

一番いいアングルか↓

右斜めから

蝶の彫刻も

脇侍に虚空蔵菩薩と如意輪観音

虚空蔵菩薩 修学旅行生は鎌倉女学院の中学生だったのにはびっくり。


如意輪観音

北西隅 広目天立像(江戸時代)

北東隅 多聞天立像(江戸時代)

大仏さまの鼻の穴と同じ大きさの柱の穴。ここを潜り抜ければ、ご利益が。やったあ!大人は無理かも。

奈良の大仏さんのご挨拶のあとは、二月堂、三月堂へ向かってみましょうか。(つづく)

(奈良・三重の旅#1)

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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谷川俊太郎展

2016-10-26 05:57:51 | Weblog

おはようございます。旅先の賢島からの投稿です。これも、だいぶ前に覗いてきた展覧会のこと。三島大社の金木犀を見に行ったときだから、9月もおわりの頃だった。三島駅前に大岡信ことば館があり、そこで、谷川俊太郎展が開催されていたのだ。まだはじまったばかりで、観客もまばら、たっぷり、谷川俊太郎ワールドに浸ってきた。

いきなり、目の前に現れた谷川の処女詩集のうちの”二十億光年の孤独”に惹かれてしまった。まず、その詩を。

人類は小さな球の上で
眠り起きそして働き
ときどき火星に仲間を欲しがったりする

火星人は小さな球の上で
何をしているのか 僕は知らない
(或いはネリリし キルルし ハララしているか)
しかしときどき地球に仲間を欲しがったりする
それはまったくたしかなことだ

万有引力とは
ひきあう孤独の力である

宇宙はひずんでいる
それ故みんなはもとめ合う

宇宙はどんどん膨らんでゆく
それ故みんなは不安である

二十億光年の孤独に
僕は思わずくしゃみをした

なんと18歳の作である。俊太郎は勉強嫌いで、ほとんど学校に行かず、それでも都立高校に入ったが、途中、定時制に移り、やっと卒業し、ぶらぶらしていた。そのときにノートに書くつけていた詩である。父親は著名な哲学者の谷川徹三である。ぼくの散歩道の東慶寺にお墓があるので、馴染みがある。大学にも行かず、職にもつかない俊太郎に業を煮やし、これからどうするんだ、と問い詰めた。そのとき、こんなものを書いているとノートを差し出した。徹三は、若き日に自分も詩を書き、文芸評論もした経験がある。ノートに書かれた詩の新しい叙情性におどろき、◎〇Xをつけて評価もした。そのあと、友人で詩人の三好達治に送ったところ、彼にも認められ、一気に詩集として刊行されることになったのだ。

二十億光年の孤独が書かれたノート。徹三がつけた◎がみえる。

こうして、展覧会が始まるのだが、詩人俊太郎のその後だけではなく、マルチ人間としての活躍ぶりも紹介される。

文化人たちとの交流 堀口大学、小林秀雄、室生犀星、三島由紀夫、サトウハチローとの書簡

谷川俊太郎の詩作品/本人の朗読などによる紹介&写真作品

谷川俊太郎の映像作品 言葉を軸に、あるいは言葉を排除した実験的作品

谷川俊太郎のラジオコレクション なんと180点ものラジオを所持していたとのこと。現在は京都工繊大に寄贈。

展覧会最後の方に谷川俊太郎の自筆の言葉

本当の事を云おうか
詩人のふりはしているが
私は詩人ではない

谷川俊太郎

ぼくは、おもわずくしゃみした(笑)。たしかに、ただの詩人ではない。何もかもお見通しの大詩人なのだろう。

売り場でこの詩集を買って、今でも、ときどき、読んでいる。


それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

 

 

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星野道夫の旅/没後20年特別展

2016-10-25 06:13:25 | Weblog

おはようございます。旅先、奈良からの投稿です。

横浜高島屋で星野道夫の写真展が開催されている。極寒の地、アラスカの大自然を、そしてそこに生きる動物たちを撮りつづけて、傑作を次々と発表した。さらに将来が期待されていたが、なんとヒグマの襲撃に会い、43才の若さでこの世を去った。それから20年が経った。

大きな写真が展示室いっぱいに拡がり、まるで、アラスカに自分が旅しているみたいな気持ち・・・。もし観客がこれほど多くなければね。展覧会の最後のコーナーに彼の自筆の言葉があった。

短い一生に
心ひかれることは
多くは出会わない
もし見つけたら
大切に 大切に

でも、星野道夫は短い生涯にたくさんの、心ひかれることに出会い、それを記録してくれた。はじめに、世界的にも認められたマスターピース(傑作)のコーナーが。カリブー(となかい)の群れ、鮭をとるグリスリー(灰色熊)、ザトウクジラ、オーロラなど。ここで、ガツンと一発くらったような気持ち。素晴らしい!ちらしの表紙がこのコーナーの”ホッキョクグマの親子”。

慶応の学生だった星野は神田の古本屋でアラスカの写真集をみつけ、感動。そこに写っていた村の村長さんに訪問したいと手紙を出す。それが叶い、それ以来、アラスカの自然と動物にのめり込む。そのときの、英文の手紙が展示されていて、自分の若き日を思い出し、ちょっとジーンとくる。

そして、作品はそれぞれのテーマごとに大きな写真、あるいは組写真として展示される。全部で、250点、見応えがありますよ。以下、ちらしの写真から。順に。

生命のつながり

躍動する自然

クジラ、オーロラ、となかいの巨大な群れのほか、いちごの葉にかかる初霜のような小さな美も。

神話の世界

あわただしい人間の日々の営みと並行して
もうひとつの時間が流れていることを
いつも心のどこかで感じていたい

そして、最後が星野道夫の部屋。セルフポートレートも。撮影に使用したペンタックスやニコン。組み立て式ボートも。

では、今日も一日、お元気で!



 

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薔薇だけではない フラワーセンター

2016-10-24 08:02:53 | Weblog

おはようございます。昨晩、大船フラワーセンターの見事な薔薇園を紹介しましたが、薔薇だけではありませんよ。コスモスはじめ秋の花々がいっぱい。できるだけ、たくさん紹介しましょう。来週はいよいよ菊花展もはじまりますよ。というわけで、菊花展の予告から。

では、広場の脇のコスモス畑から。”画家のひまわり畑”の跡地です。

その裏に、ダリアとカッコウアザミ。手前のダリアは”秋田美人”。

ダリア(クロイトンエース)

ダリア(白満)

これはダリアではありません。カッコウアザミのあっぷあっぷです。

広場は花盛り!

マリーゴールド

皇帝ダリアハイブリッド

きじゅの実

千日紅 紅だけではない

けいとう

冬桜(三波川冬桜)

それでは、今日も一日、お元気で。

これから、関西方面に出掛けてきます。旅先でも更新の予定ですので、どうぞ、お立ち寄りください。
では、行ってきまぁす。

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大船フラワーセンターの薔薇も見事

2016-10-23 21:09:09 | Weblog

こんばんわ。

”酒とバラの日々”というアメリカ映画がむかしあったけれど、現在のぼくのは、まさにそれ。晩酌は毎日だし、ここ三日つづけてバラを見続けている。今日は、地元の大船フラワーセンターに行ってきた。秋薔薇が最高の見頃!

それでは、おやすみ前に、ここの薔薇をみながらワインでも傾けてください。

どこを切り取っても、満開!

メンデルスゾーン


王朝

ラブミーテンダー

ラブユー

紫雲

デンティーベス

ブラックティー

たそがれ

花房

 ゴールドマリー

桜霞

 ミラベラ

ノスタルジー

インカ

ブルーバユー


モンシロチョウかな?

この花びらが飛んできたのでした。ミセス・オークリィ・フィシャー

それでは、おやすみなさい。

いい夢を。

 

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鎌倉文学館で薔薇と音楽と特別展

2016-10-23 09:12:10 | Weblog

おはようございます。

前日、横浜イングリッシュガーデンで見事な薔薇を見たばかりだったが、鎌倉文学館にも出掛けてきた。こちらの薔薇苑も鎌倉では有名なんですよ。ここで、薔薇を楽しめただけではなく、なんと、庭園でバイオリン&ピアノのコンサートまで。そして、特別展のビブリア古書堂事件手帖。二時間以上、楽しませてもらい、ずいぶん、得した感じ。

ビブリア古書堂事件手帖
何故、鎌倉文学館で、かというと、三上延の本作の舞台が鎌倉であることから。美貌の若き女店主の古本屋さんは北鎌倉駅前の線路沿いにあるし、店員の五浦大輔はむかし大船撮影所があった近くに住んでいる。そして、彼らが活動する場所もぼくが平素、活動する場所ではないか(汗)。それに、ぼくももっていた夏目漱石全集、江戸川乱歩、太宰治の古書も登場する。これは、越島はぐにより漫画化され、テレビドラマにもなった。600万部のベストセラーで、”本の雑誌”が選んだ、40年間の書籍(文庫)第1位に輝いたそうだ。ぼくは、この本については、ちらりとしか知らなかったが、この展覧会をみて、いろいろ知ることができた。売店で文庫本(第1巻)も買って、早速、読み始めた。そのうち、”ビブリア古書堂の舞台”のテーマで写真を載せるかも(汗)。音楽会が始まります、というアナウンスがあり、急いで、外に出る。

ヴァイオリン&ピアノのコンサート

ヴァイオリンは能沢摩耶さん、ピアノは中村望さん。文学展をみていた人も薔薇園の人もみな集まってきて、たちまち椅子はいっぱい。ぼくもそうだが、立ち見がでた。眠れる森の美女のワルツ、ジ・エンターテイナー、天使のセレナーデ、ダイスの瞑想曲、四季より秋、秋メドレー、真田丸テーマ曲など。はじめに、その曲がどうゆう状況を表したものなのか、説明をしてくれるので楽しく聞けた。アンコールのハンガリー舞曲を聞いて、薔薇園へ。

薔薇園

”春の雪”が秋に咲いていた。三島由紀夫の”春の雪”に、ここ旧前田家別邸が出てくる。

アンデスの乙女も咲き始めました。

文学と音楽と薔薇と、そして建築(旧前田邸)と、彫刻まで。盛りだくさんの昼のひとときだった。

彫刻↓

それでは、今日も一日、日曜日くらいのんびりして(サンデー毎日の人はいつものようにのんびりして)、お元気で!

 

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続・横浜イングリッシュガーデン

2016-10-22 10:30:20 | Weblog

こんにちわ。横浜イングリッシュガーデンのつづきとなります。

白バラを中心とした白い花園もステキでしたよ。

シュウメイギクと白バラ


白コスモスなど。


次は、赤でまとめた花園へ。

まだまだ、ありますが、ここで中締めとさせていただきます。横浜イングリッシュガーデン、素晴らしかったです。また春薔薇のときに。

 

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横浜イングリッシュガーデン 薔薇見頃

2016-10-22 09:54:44 | Weblog

おはようございます。

昨日、横浜イングリッシュガーデンにはじめて行ってきました。見事な薔薇園にびっくり。それに、秋薔薇がちょうど見頃。素晴らしかったですよ。

横浜駅から相鉄線でひとつめの、平沼橋駅を下車。線路沿いを15分ほど歩くと到着。


庭園に入ると、ハロウィンがお出迎え。園内にはハロウィン飾りがあちこちに。

薔薇のアーチ。ここは春薔薇専門。

このローズトンネルの両側と、前方に薔薇園が拡がっている。まず、前方のローズ・シュラブガーデンから歩いてみよう。

バラだけではなく、シュウメイギクやダリア、フジバカマ、コスモスなど。そうそう、秋咲きの紫陽花も。

十月桜も

たくさんになりましたので、ここらで、一休み。(つづく)

今日も、一日、薔薇の笑顔で、お元気で!

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今宵は2VOICE原順子&叶央介コンサート

2016-10-21 22:56:52 | Weblog

こんばんわ。

今宵は、家内と鎌倉駅前のホールで開催された、2VOICE原順子&叶央介コンサートを楽しんできました。えっ!2VOICEって?知らない人が多いと思います。それもそのはず、先月、生まれたばかりのデュオ名だからね。でも、元サーカスのメンバーといえば、ぼくら世代では知らない人はない。Mr.サマータイムをはじめ、ヒット曲がいくつも。

お二人はご夫婦。2013年の35周年を機にサーカスを離れ、今年、お二人がそろって還暦を迎えたのを機に、2VOICEとして再デビューした。4年前、鎌倉の長谷に越してこられ、地元のコーラス、フラダンス、ゴスベルのグループとのおつきあいが深まり、今宵のコンサートになった。第一部が2VOICEのステージで、第二部が”鎌倉の輪”で、鎌倉の仲間たちとのジョイントステージ。

Calling You、明日に架ける橋、りんご追分、そばにいて、と続き、Mr.サマータイム。そして、オリジナルの、いのちの鎖そして、ラストソングは新曲、You/120歳のLove Song。とてもステキな曲と歌詞だった。♪・・・You いつかあなたとさよならする日は来るけど You 美しい日々とすべてを忘れない すべてを忘れない♪

とても楽しいコンサートだった。

では、おやすみなさい。

いい夢を。


(横浜イングリッシュガーデンにて)

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快楽の館K/篠山紀信展

2016-10-21 08:17:21 | Weblog

おはようございます。

北品川の原美術館で篠山紀信の斬新な写真展が開催されてるというのを新聞記事で知り、早速、行ってきました。

篠山紀信というと、思い出すのは、2012年、東京オペラシティアートギャラリーで開催された篠山紀信展/写真力。展示室を埋め尽くす巨大な写真に度肝をぬかれた。ただの写真展ではない、写真そのものがオブジェのように展示室を闊歩する。今回の写真展も、その流れではないかと思う。

同館は1938年に建てられた西洋モダニズム建築の個人邸宅を改装してつくられた。篠山にとって、ここは、”撮る欲望”をかきたてる、そして”撮る快楽”に浸れる場であったという。その結果、空間はヌードのためのただ単なる背景ではなく、両者が織りなす、濃密なイメージの世界となる。すなわち、”快楽の館”となるということなのだ。

撮影禁止なので、いつものようにちらしに載るわずかな写真から紹介しよう。たとえば、受付の隣りの部屋には、その部屋で飛び跳ねる女性の、大きなヌード写真が飾ってある。受付嬢も写っているが、この写真を鑑賞しながら、彼女も横眼で観察できる。同じ人なのだ。展示作品と現実が交錯し、不思議な気持ちになる。

こうして、いくつもの部屋を廻るのだが、それぞれの部屋で撮影された十数名のモデルさんの写真、計77点もの作品がさまざまなかたちで、あちこちの壁に貼られ、あるいは立てかけられている。奥の部屋では、照明が暗くなっていて、幻想的な雰囲気に浸れる。たしかに、ヌード写真という作品のみではなく、部屋と一体になった作品といえる。たとえば、雰囲気のある三菱一号館でも、同様な写真展をやれば一層、効果的かもしれない。

館外での写真もある。これは、ちらしの表紙になっているもの。

この場所である↓

中庭もあるのだが、なんと、ここも撮影禁止。建物を見学に来る人もいるだろうに、ちょっと気が利かない美術館だ(笑)。仕方なく絵ハガキを買って、その写真を載せる。モダニズム建築。

庭園で撮った写真も、窓からみえる。この写真も、そのひとつだっただろうか。

玄関前の庭園は撮影が自由で、見回していると、美女がこちらを見ていた。ヌードではなかったが、うれしかった(汗)。なかなか、気の利いた美術館だ(笑)。



室内写真が少なかったので、雰囲気を十分、伝えられなかった。やっぱりこういう写真展は、実際、”快楽の館”に出向かなければ、よさが分からないと思う。どうぞ、お出掛け下さい。

それでは、今日も一日、たまにはからだもこころも裸になって、お元気で!

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