まろねふの廊下からの呟き

中年オヂさんの呟き転じて、人生備忘録となる…

10年振りの『フェ○ーリ』

2007年07月21日 | ひろでん
当サイトのヘビー級読者、『ひろさま』のご依頼により、602号による貸切電車を運行しました。しかし、広電では前代未聞!?“たった一人”で電車を貸切られました。故あって私がハンドルを握りましたが、私もこんな仕事は初めてです(笑)

私の記憶では、600型のハンドルは江波車庫移動後には握った記憶がありません。最後にハンドルを握った日を乗務手帳から調べてみると…

601号(廃車)…平成10年2月20日 3号線1回
602号…平成9年10月29日 1号線1回

何と今回は10年振りの乗務でした(驚)

さて、今回の乗務に併せてネチネチと撮影してきました。600型は昭和51年に千田車庫火災消失車(552・902・1101)の補充として西鉄北九州市内線より3両購入した元500型です。当時の雑誌記事によると、コントローラーやパンタを名古屋市交から、座席ヒーターは仙台市営から購入したとのことで、前照灯も発生品と交換しているとか…
603号は皆実町での衝突事故により廃車となり、601号は5000型導入による代替廃車、現在は602号が朝ラッシュ時を中心に7・8号線で使用されています。


外観


台車

冷房改造時に元大阪市電の住友台車に交換しましたが、以前のオリジナルの台車はとてもブレーキの利きが悪く苦労したと、先輩運転士から聞いた事があります。そりゃぁそうでしょう、60㎞/hの高速運転を行っていたのですから… 北九州市内線に初めて乗ったとき、あの制動距離には驚いたものです。


移籍銘板


視界が余りよろしくない運転席


相変わらず、狭い…

その昔、北九州市内線の教習所所長さまとお話しする機会がありまして、元500型は絞った車体のお陰で見通しが悪く扱いに困った事、その車体故にワンマン化も行われず、大型で収容力が大きいにも拘らず廃車となった等、昔話をお聞きする事が出来ました。


タワーをバックに… 千田車庫


広島港Aホームにて…

今回の貸切コースは、江波~千田~広島港~西広島~横川~江波の遠洋航海でした。私も10年振りの『フェ○ーリ』の感触を充分に堪能させていただきました。しかし、ここまで足が遅かったかなぁ…?

U山『フェ○ーリって何?イタリア空軍の少佐か?』
まろ『そうそう、ポルコの戦友で…って何でやねん!千田ではそう呼んでいたの!』
U山『足が遅いのに…』

ひろさま、この度はご利用頂きありがとうございました。そして、それに付き合わされた彼女さま、この暑い中、大変お疲れ様でした(爆)