大橋みつるの平和ト-ク・・世直しご一緒に!

世界の変化を見ながら世直し提言
朝鮮・韓国・中国・ロシアとの友好促進
日本語版新聞紹介

新連載、世直しご一緒に 12 クーリングオフをするのにも不安でいっぱいという相談者も!

2015-08-07 | 「私がお話し」します。

 ■□そのほかあれこれ

 税金の分納や減免、国保料が払えないという方は大勢こられました。国保料は法的には二年以上さかのぼって徴収できないのですが、市の窓口に納税相談に行くと「古い分から先に払ってください」と言われるので印鑑を押して了承する人が多いのです。そのときに「二年前の分から払います」と言えばそれ以前の分はチャラになり、そうして助けた方も少なくありません。市の国保会計上は「未集金で損金」として処理されるので法律違反ではないのです。分納で払える分だけ払う手続きを取るしか仕方がありません。

 二〇〇六年六月~七月にかけて 伏見区竹田の拘置所からはがきが何度か来ました。保護司をしているわけでもないのに…。差出人は一人暮らしの老人で、酒を飲んで近所の方を困らせる人で、かかわらないほうが身のためだと近所の人もほとんど声もかけません。さびしいのか、何かあると夜中であろうが、早朝だろうがお構いなしに私を訪ねてやってくる人でした。彼の社会に対する抵抗なのかもしれないと、話し相手になっていました。飲みすぎたのかストレスがたまり過ぎたのか、とうとう傷害事件の一歩手前までいってしまい警察に捕まったのです。はがきの内容は、「冬着のまま来たので夏服がなく困っている。持ってきてほしい」というものでした。私は、拘置所に実際に行ったのは初めてです。手続きも結構面倒で、門を入るときから監視されているような感じで何度も行きたくない場所でした。

 自転車、バイク、自動車…交通事故処理の相談はずいぶんたくさん受けました。相手からのひどい要求には、簡易裁判所の「調停」を活用します。無茶な要求をしてくる人は、裁判所とか警察が苦手で嫌いな人が多く、そこをうまく使うとたいがいおとなしくなるものです。

 「おばあちゃんにと思って一五万円する羽毛布団を買ってしまったんですけれど、やっぱり高いので返せないのでしょうか?」

 「いつの話です?」

 「昨日です」

 「布団屋の住所わかりますか?」

 「はい」

 「断りの手紙と、私の名刺をいれて、郵送料は相手の着払いにして送ってあげる。布団屋に対しては、 文句があっても苦情は、大橋に連絡せよと書いておくのでもう心配せんでもええで! その分おばあちゃんに服でも買うたげたらええわ!」

 クーリングオフをするのにも不安でいっぱいという相談者にはこんな対応もしました。


■□気をつけよう、議員をねらう落とし穴

 生活相談は、うまく解決しないこともあります。紹介した弁護士が、依頼者の思うように動いてくれず長期間かかって、 しかも満足な結果が得られないこともありました。相談者から 「君の責任ではない」と言っていただいても、紹介した者としても肩身の狭い思いをすることがあります。

 まれなことですが、家を買ってくれる業者を紹介してほしいという相談もありました。

 気をつけなければならないのは売買が成立したときに、 業者がお礼を出そうとすることです。もらえば法律違反。私は、その分を売主に渡してくださいと言って断っていました。

 議員を抱き込むために、また、共産党を傷つけるために、わざと引っ掛けてくる人もいることに注意しなければなりません。共産党のカンパにいただきますと業者に領収書でも持っていこうものなら、法律違反の証拠を残したことになります。業者が「先生、今度一回飲みませんか」と誘われても断るべきです。どこに落とし穴があるかしれないのです。


■□社会に目を向けてもらい自立を援助する

 弱者に冷たい今の世の中では、まじめに一生懸命生きてきた人でも、ひとつ歯車が狂えば死の一歩手前まで直通なのです。事故や病気、職場の解雇、家族の問題などに直面して、ちょっと生活基盤が揺らいでくると、連鎖的にいろいろな困難が押し寄せてくるものです。以前、年金受給者の年齢調査で、「白骨化」して生きていたら一五〇歳になるのに、ほっておかれたというニュースがありましたが、生きている人はもちろんのこと死んでからも、みんなが普通にお墓に入れるような社会にしなければならないと思いました。

 私は、相談に来られた方の問題が解決するまでの間、みんなが良くならなければあなたも良くならないので、自分のこととともに、少しは他人のことも考えられるようになろうと話をします。相談に来られた方が、問題の原因に目を向けて、立ち向かう意欲をもてるよう援助することが大事だと思います。そして、世の中に目を向け、社会の不条理を解決するために、ともに歩む人になっていただきたいと思っています。

 生活相談を受けた立場の者としては、相談内容の早期解決と、相談者自らが、毎日の生活のことをよく考え、強く生きる人になっていただくよう援助するのが「名人の技」であると思います。

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首相:核兵器廃絶と恒久平和の願いを真っ向から踏みにじるものだ!

2015-08-07 | 原水爆禁止世界大会

核兵器使用の容認姿勢鮮明

「非核三原則」ふれず

広島での首相あいさつ 戦争法案一体の憲法否定

 
 安倍晋三首相は広島市で行われた6日の平和記念式典でのあいさつで、歴代首相が必ず言明してきた「非核三原則の堅持」との文言にふれませんでし た。安倍首相自身が、同じ広島の地において昨年まで2年連続で言及してきましたが、今年は集団的自衛権行使容認の戦争法案の動きと軌を一にしてあいさつか ら外し、核兵器使用の容認と憲法蹂躙(じゅうりん)の姿勢を鮮明にしました。

姿勢が年々後退

 「非核三原則」とは、「核を持たず、作らず、持ち込ませず」とする、憲法に基づく政府の基本方針。首相の国会答弁に加え、国会決議でも内外に表明してきた国是です。

 安倍首相が今年、この国是にふれなかったのは偶然ではありません。第2次安倍政権発足後の2013年の記念式典あいさつでは、歴代首相が「非核三 原則の堅持」とセットで繰り返し言及してきた「憲法の順守」との文言を削除しました。さらに今回、歴代首相で初めて「非核三原則」にふれなかったことで、 安倍首相の憲法の平和主義に対する否定的姿勢が改めて浮き彫りになりました。

 参院の戦争法案審議では、中谷元・防衛相が自衛隊による核兵器輸送を「排除していない」と認める一方、「非核三原則」があるから「(輸送することは)ありえない」と弁明し、波紋を広げたばかりです(5日)。

 その翌日に首相が被爆地で示した姿勢は、被爆者の不安を拭うどころか、核兵器廃絶と恒久平和の願いを真っ向から踏みにじるものだと言わざるをえません。

核政策を反映

 安倍首相は式典あいさつで、「核兵器のない世界」との文言を3回にわたり表明。菅義偉官房長官も同日の会見で、「『核兵器のない世界』の実現を訴えていくという意思表示で(首相のあいさつは)理解されるのではないか」と正当化しました。

 しかし、安倍政権が集団的自衛権行使容認の動きと一体に進めてきた一連の核政策の変更をみると、「核兵器のない世界」との言葉は、国民向けの取り繕いにすぎません。

 安倍政権は13年末の国家安全保障戦略で「非核三原則」を「堅持する」との文言を削り、米国の核抑止力が「不可欠」だと明記。これを受け14年に は、核使用を「個別的・集団的自衛権に基づく極限の状況下に限定する」(岸田外相スピーチ)と公然と核容認姿勢へ転換し、核廃絶は「究極的」な課題として 後景へ押しやりました。

 日本政府が唯一の被爆国として早期の核廃絶を願うなら、「非核三原則」順守はもちろん、核使用容認の姿勢から改めるべきは当然のことです。

 (池田晋)

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「憲法」「国是:非核三原則」「武器輸出三原則」を守り、戦争法(案)こそ廃棄・廃案に!

2015-08-07 | 琉球新報より

<社説>核兵器運搬可能 非核三原則も捨てるのか

2015年8月7日 6:02  


 核兵器を「持たず」「造らず」「持ち込ませず」の非核三原則は日本の「国是」である。安倍政権はそれさえも捨て去ろうというのだろうか。
 中谷元・防衛相は安全保障関連法案に基づく他国軍への後方支援をめぐり「核兵器の運搬も法文上は排除していない」と述べた。自衛隊が核兵器を運搬できるということであり、看過できない。
 一方で、中谷防衛相は「非核三原則があるので(核兵器の運搬は)あり得ない。要請があっても拒否する」とも述べた。額面通りに受け取ることはできない。
 非核三原則を順守するならば「核兵器は運搬できない」と法案に明記すべきである。それをしないのは、核兵器を運搬できる余地を残しておきたいという考えが根底にあるということである。
 安倍晋三首相は広島市で開かれた平和記念式典で、あいさつに非核三原則の文言を盛り込まなかった。核兵器運搬が可能な安保法案との関係で、あえて盛り込まなかった可能性がある。
 安倍政権は歴代内閣が守ってきた憲法規範を次々にほごにしてきた。歴代内閣が憲法9条に基づき認められないとしてきた集団的自衛権行使を昨年7月、国会議論もないまま閣議決定で憲法解釈を変更して可能にした。
 それに先立って4月には平和主義の象徴ともいえる武器輸出三原則を廃止し、防衛装備移転三原則を閣議決定した。新たな三原則は憲法の理念に反し、国際紛争を助長する恐れがある。
 歴代内閣が踏襲してきた方針を一内閣の判断で転換させることを、安倍政権は一切いとわないのである。非核三原則も堅持される保証はない。
 安倍首相は集団的自衛権行使の基準について「総合的に判断する」との不誠実な答弁を繰り返し、基準を一切明らかにしていない。政府の裁量が際限なく拡大されるとみていい。独断専行に終始する安倍首相に行使の是非を判断させることは危険過ぎる。
 安保法案によって危険にさらされるのは何も日本国民だけではない。自衛隊が核兵器を運搬することは核兵器使用容認につながる。世界を核の脅威にさらすことは唯一の被爆国として認めるわけにはいかない。法案を安保廃案に追い込むため、さらに声を上げたい。

 

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マレーシアのクアラルンプールで開催されたASEANプラス1(中国)外相会議で!

2015-08-07 | 人民網日本語版

王毅部長「南中国海の平和・安定維持への3つの提案」

人民網日本語版 2015年08月06日11:13
 

 外交部(外務省)ウェブサイトによると王毅外交部長(外相)は5日、マレーシアのクアラルンプールで開催されたASEANプラス1(中国)外相会議で「南中国海の平和と安定を維持するための3つの提案」を打ち出した。

(1)南中国海地域各国は『南中国海における関係国の行動宣言』の全面的で実効性ある完全な実行、「南中国海における行動規範」協議の加速、「海上リスク管理の予防的措置」の積極的な検討を約束する。

(2)域外国は域内国の上述の努力を支持し、地域情勢の緊張や複雑化を招く行動を取らないことを約束する。

(3)各国は南中国海で有する航行と上空飛行の自由を国際法にのっとり行使し、維持することを約束する。(編集NA)

 「人民網日本語版」2015年8月6日

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