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小池氏は「これでは戦前の『軍部の独走』と同じではないか。こんなことは絶対に許されない。

2015-08-12 | 戦争反対・戦争法廃止

戦争法案の施行前提に自衛隊が部隊編成計画

“8月成立” 日程表まで作成 小池氏「軍部独走の再現」と追及

参院安保特 審議中断、散会に

 

 

 自衛隊内で「8月中の戦争法案成立・来年2月施行」を前提に、法案の実施計画が立てられていた―。11日の参院安保法制特別委員会で、日本共産党 の小池晃議員が独自に入手して暴露した防衛省統合幕僚監部の内部文書「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)及び平和安全法制関連法案について」で、 国会・国民無視の計画が初めて明らかになりました。


写真

(写真)質問する小池晃議員=11日、参院安保法制特委

 小池氏は「法案の成立を前提に部隊の編成計画まで出ている。絶対に許されず、法案を撤回すべきだ」と追及しました。中谷元・防衛相は答弁不能となり、審議はたびたび中断。結局、途中散会となりました。

 文書は、今国会に戦争法案が提出された5月末時点で作成されたとみられます。表題から分かるように、新ガイドラインと戦争法案の概要、双方の関係 を示したものです。「今後の進め方」とする日程表では、法案成立を前提に、最も早いパターンで「8月法案成立」、それから「6カ月以内の施行」開始として 来年2月に施行を明記しています。また、7日に部隊派遣延長が閣議決定されたばかりの南スーダンPKO(国連平和維持活動)について、来年3月から「駆け つけ警護」を認めるなど、戦争法案を反映させる日程が具体的に示されています。

 中谷氏は「ご提示していただいている資料がいかなるものかは承知をしていない」と、文書の真偽について答弁を避けました。

 小池氏は、「大臣が知らないところで検討が進められているのは大問題だ」と追及。事実確認を求めたのに対し、中谷氏は「同じ表題の資料、これは存 在する」と認めました。ただ、内容の詳細には立ち入らず、「国会の審議が第一であり、法案の内容を先取りするようなことは控えなければならない」との答弁 に終始しました。

 小池氏は「これでは戦前の『軍部の独走』と同じではないか。こんなことは絶対に許されない。これ以上議論できない」と批判しました。

図

(写真)「『日米防衛協力のための指針』(ガイドライン)及び平和安全法制関連法案について」と題する統合幕僚監部作成の内部資料に盛り込まれている「今後の方向性」「今後の進め方」=日本共産党の小池晃議員が参院安保法制特別委員会に提出した資料から

 

戦争法案撤回求める

小池氏会見 防衛相の責任問われる

 
 日本共産党の小池晃議員は11日の参院安保法制特別委員会の散会後、記者団の求めに応じて会見し、同委で暴露した防衛省統合幕僚監部の内部資料の詳細を説明し、「戦争法案が国会で審議中にもかかわらず、統合幕僚監部のなかで、“成立を受けた今後の方向性”についてこれだけ克明な検討がされていたということは国会、国民を欺くものだといわなければならない」と述べました。

 そのうえで、小池氏は、中谷元・防衛相が内部資料について「いかなるものか承知していない」と答弁したことについて、中谷氏の監督責任を追及することを表明。法案の撤回をあらためて求めました。

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第1回協議の行方は移設問題の今後を左右しそうだ。

2015-08-12 | 琉球新報より

 翁長知事と菅氏会談 きょうから辺野古集中協議

2015年8月12日

 

 菅義偉官房長官は11日夜、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設をめぐる県との集中協議に臨むため、沖縄入りした。翁長雄志知事と菅長官による第1回協議 は12日に県庁で行われる。辺野古移設を計画通り進めるとする政府と、辺野古新基地建設阻止を「県政運営の柱」とする翁長知事の立場が大きく異なる中、協議の行方は移設問題の今後を左右しそうだ。

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新連載 世直しご一緒に 17  西向日駅は最初から現在まで住民運動で使いやすいものに!

2015-08-12 | 「私がお話し」します。

■□阪急西向日駅の改善   ここにも住民運動の歴史あり

 阪急西向日駅に、なぜ東西通り抜けの地下道があるのかは、向日市民でもその経過をご存じない方がほとんどでしょう。

 阪急電車(新京阪電鉄)が開通したのは昭和三年春のことです。当初の計画には「西向日駅」がなかったのです。しかし向日市南部に住む人々から、もう一つ駅をつくってほしいという要求が広がっていました。

 私の祖父大橋孝(よし)などが、みんなで座り込み、炊き出しなどをしてがんばって設置させたと事情を知る老人から聞いたことがあります。

 当時の向日町長が、住民の意向を受け「新京阪電鉄」に対し交渉した内容が向日市史に書かれています。町長は、「今は周辺に家はないが駅ができれば周辺に住宅地を誘致する」という約束をし、その実現にこぎつけたのです。当時としては「町長アッパレ」です。

 そのとき、伏見の方向に線路を延ばすという話もあったらしく、側線が引けるように駅の敷地を広く買い取ったために、現在上りも下りも両方に自転車置き場をつくるスペースがあったのです。

 西向日駅が現在のように改築されるとき、「向日市議会」として何名かの議員とともに阪急本社へ交渉に行ったことがあります。構内のスロープや東西通り抜けのスロープがあるのはそのときの成果です。改築前の駅は、構内踏切があり、通り抜けできましたが、もう覚えている人は少なくなりました。この西向日駅は最初から現在まで住民運動で使いやすいものにしてきたのです。

  ついでですが、駅の西口を出た北側のタバコ屋さんから線路敷地内を見ると細い溝が線路を横断して通っています。よく見ると溝が二本並んでいます。これも住民運動の成果です。

 あるときの大雨でタバコ屋さんの前から西口一帯が水つきになりました。原因は阪急の線路敷の溝が細く、東に水が抜けなかったのでした。早速ご近所の署名を集め、市役所へ行き「もっと広い溝にするよう阪急と交渉していただきたい」と申し入れました。

 線路の下を工事するのはなかなか困難なことで、すぐには解決しませんでした。しかしこんな高い場所で、しかも部分的に水つきするのはおかしいじゃないかと食い下がって、何度も問題にしました。要求が切実なら相手が誰であれ解決の道はあるものです。何日かして土木課長から、「阪急が今の溝をつぶさずに、同じ広さの溝を平行してもう一本造ることになりました」と報告がありました。なるほど、うまく考えたものだと感心しましたが、今もそのまま二本並んで立派に役目を果たしているのです。

   

■□老人センター桜の径の建設  雑談がヒントに  

   老人センター桜の径。この場所に、通称「お化け屋敷」といわれた壊れかけた建物がありました。当時、私たちは新婦人の方々と「老人福祉センターをつくろう」という署名運動をしていたのですが、理事者は、適切な土地がないと腰を上げようとしませんでした。

 ちょうどその頃、長岡天満宮の裏山(現在運動場になっている)を佐藤真是という方が市に寄附したと新聞に報道されました。私は、向日市の阪急近くのこの土地も佐藤真是氏の持ち物だということを知っていました。ひょっとしたら向日市にも寄附してくれるかも知れないと思い、当時の安田助役に、四国の佐藤氏の実家まで話しに行かれてはどうですかと、雑談の中で話しました。安田さんは「無理ですよ」と言っておられましたが、何日かして、「四国まで行って会ってきた」と言われるのです。

 それから何度四国に行かれ、どういう話をされたのかは知りませんが、ある日、「格安で土地を売ってくれることになった」とニコニコして話されました。安田助役は本当にまじめで、誠実な方だと思いました。いまでは、老人福祉センターは本当になくてはならない施設です。

  

   

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