今日のような曇りがちの日に家事や家の整理は似合わないと勝手に決め込んで 今日は読書も含めたダルダルの日と決める
友人が貸してくれた数冊の本があるので 朝食が済んでから布団にもぐりこんで読み始めた
『偽りの楽園』(トム・ロブ・スミス著 上・下巻)
彼の作品には『チャイルド44』に始まる3部作があり それはさまに一気読みだった
この作品は映画化され 今年日本でも上映されたはずだ(あるいはしている?)
本を読んでいたら 私の持っているマンションの売却についての電話があった
慌ててはいけない
私はそんなものを持ってはいない
数年前から こうした電話が時折来るようになった
退職してからはこれが二本目になるから 今までにももっと頻繁にかかってきていたのかもしれない
私の名前を確認したうえで本当に所有していないのかと尋ねる会社もあれば 今日のように「おっしゃっているお話の意味がわかりませんが」と言うとすぐに引き下がるところもあるので 所有者が同姓同名であり その連絡先がわからずにあらゆる名簿から探しているのかと想像しているが 気持ちの悪い電話でもある
本は 前回の三部作に比べると スリリングではあったが面白みには欠けていた
ただ 家族のそれぞれが持つ秘密 どんな家族も他人との組み合わせでそれは生まれ 理解と信頼だけで成り立つ危ういものであり その愛情と自身のエゴの中でうごめく心情は理解できた
次に私は ギャオで見ることのできる映画「美女と野獣」を見た
感動映画は数々あるけれど 子供の頃からずっと好きな三大映画は「めぐり遭い」と「麗しのサブリナ」と「カサブランカ」
加えて「俺たちは天使じゃない」もほぼ同格に入れたい(何度見たことか)
子供の頃からハンフリー・ボガートは大好きで 名前を知るよりも早く彼の顔を覚えたくらいだった
ケーリー・グラントやジェームズ・スチュアートほどのハンサムでは無かったし 彼らもいかしてるとは思ったのが 私は少し屈折しているような彼の役柄にすっかり惚れた
完全に小学生の頃だから けっこうマセガキだったと思う
私がファザコンなのは認めるし 当時は勿論 今もって若い俳優や作家などに目もくれないのはそのせいだと思っている
「美女と野獣」のことはジャン・コクトーの存在を知ってからのことになるから 青春時代といえようか
彼は祖父ほどの年代の人であり 祖父の存在を知らない私は もしかしたらグランパ・コンプレックスもあるのかとも思ってしまう
私があげた三大映画はいささかオセンチで二流かもしれないが すっかり刷り込まれてしまったものだからどうしようもない
「めぐり遭い」では ハンサムな独身男性が船で知り合った女性と一緒に その途中で下船して彼の祖母に会いに行く場面があるのだが 感動的なラストシーンもさることながら 私はこの老婦人と彼女との出会いが一番好きだった
グランマ・コンプレックスもあるのか?(どんだけ コンプレックスの塊なんじゃ?)
相当愛情に関しては学んでいたはずなのに 完璧なものをめざし 同時にそれはそう容易いことでも無いと悟り 作り上げる過程よりも作らないという楽な選択を選んだのだと自分を分析する
間違えることを恥と思い 自らを許せなかったのは 持って生まれた性格のゆえ
それは私の多くの欠点のひとつでもあるが そう生まれついてしまったのだからどうしようもない
ダルダルの一日は けっこう気持ち良かった
明後日は植木屋さんが来る予定なので 明日は庭を掃除
買い出しもして 何か美味しい物も作ろう
私のカレンダーは 退職前よりも華やかになっている
ダルダルの日を書き込んではいないが 天気ほかもろもろと相談しながら過ごすこんな日も けっこう悪くないものだ
友人が貸してくれた数冊の本があるので 朝食が済んでから布団にもぐりこんで読み始めた
『偽りの楽園』(トム・ロブ・スミス著 上・下巻)
彼の作品には『チャイルド44』に始まる3部作があり それはさまに一気読みだった
この作品は映画化され 今年日本でも上映されたはずだ(あるいはしている?)
本を読んでいたら 私の持っているマンションの売却についての電話があった
慌ててはいけない
私はそんなものを持ってはいない
数年前から こうした電話が時折来るようになった
退職してからはこれが二本目になるから 今までにももっと頻繁にかかってきていたのかもしれない
私の名前を確認したうえで本当に所有していないのかと尋ねる会社もあれば 今日のように「おっしゃっているお話の意味がわかりませんが」と言うとすぐに引き下がるところもあるので 所有者が同姓同名であり その連絡先がわからずにあらゆる名簿から探しているのかと想像しているが 気持ちの悪い電話でもある
本は 前回の三部作に比べると スリリングではあったが面白みには欠けていた
ただ 家族のそれぞれが持つ秘密 どんな家族も他人との組み合わせでそれは生まれ 理解と信頼だけで成り立つ危ういものであり その愛情と自身のエゴの中でうごめく心情は理解できた
次に私は ギャオで見ることのできる映画「美女と野獣」を見た
感動映画は数々あるけれど 子供の頃からずっと好きな三大映画は「めぐり遭い」と「麗しのサブリナ」と「カサブランカ」
加えて「俺たちは天使じゃない」もほぼ同格に入れたい(何度見たことか)
子供の頃からハンフリー・ボガートは大好きで 名前を知るよりも早く彼の顔を覚えたくらいだった
ケーリー・グラントやジェームズ・スチュアートほどのハンサムでは無かったし 彼らもいかしてるとは思ったのが 私は少し屈折しているような彼の役柄にすっかり惚れた
完全に小学生の頃だから けっこうマセガキだったと思う
私がファザコンなのは認めるし 当時は勿論 今もって若い俳優や作家などに目もくれないのはそのせいだと思っている
「美女と野獣」のことはジャン・コクトーの存在を知ってからのことになるから 青春時代といえようか
彼は祖父ほどの年代の人であり 祖父の存在を知らない私は もしかしたらグランパ・コンプレックスもあるのかとも思ってしまう
私があげた三大映画はいささかオセンチで二流かもしれないが すっかり刷り込まれてしまったものだからどうしようもない
「めぐり遭い」では ハンサムな独身男性が船で知り合った女性と一緒に その途中で下船して彼の祖母に会いに行く場面があるのだが 感動的なラストシーンもさることながら 私はこの老婦人と彼女との出会いが一番好きだった
グランマ・コンプレックスもあるのか?(どんだけ コンプレックスの塊なんじゃ?)
相当愛情に関しては学んでいたはずなのに 完璧なものをめざし 同時にそれはそう容易いことでも無いと悟り 作り上げる過程よりも作らないという楽な選択を選んだのだと自分を分析する
間違えることを恥と思い 自らを許せなかったのは 持って生まれた性格のゆえ
それは私の多くの欠点のひとつでもあるが そう生まれついてしまったのだからどうしようもない
ダルダルの一日は けっこう気持ち良かった
明後日は植木屋さんが来る予定なので 明日は庭を掃除
買い出しもして 何か美味しい物も作ろう
私のカレンダーは 退職前よりも華やかになっている
ダルダルの日を書き込んではいないが 天気ほかもろもろと相談しながら過ごすこんな日も けっこう悪くないものだ