どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

秋が深まるにつれ

2015年10月13日 | 日記
ここ数年ずっと そろそろデイパック(リュック)を新調したいと思い続けていた

私が通勤に使っていたものは通勤サイズとしては丁度良かったが カメラを入れると少々きつい

グレゴリーのものは大きさは悪くないが 何しろもう20年以上も前の品物でくたびれているうえに ワンルームだと物を探すのが大変でカメラもすぐには取り出せない

旅に使うザックはお墓掃除の時にも背負う便利な2気室可能なもので カメラを持ち出す時には概ねこれか グレゴリーのダッフルバッグで間に合わせていたが これからも使うことを考えて新しいものが欲しかった

退職してから外出することもほとんど無く 色々な手続きから初めて 歯医者通いやら家の整理や庭掃除と まあダルダルとした時間もあったけれど それでもなんとかやってきて 今は中だるみ状態

会社を辞める前の計画では 今までなかなか踏ん切りがつかなかった買い物をしよう 時間はあるのだし 自分へのお疲れ様もしたいし 必要と思う物を買おうと思っていたのに 出かけるきっかけを失ったままだった


10時予約の歯の治療が終わったあと 天気も良いので 手近にあった須賀敦子の「塩一トンの読書」を掴むと家を飛び出した

車内での読書は一番落ち着く

彼女自身も彼女の文章も私の好むところのひとつで 彼女の作品は何度読んでも飽きることが無い


アウトドアショップでザック購入

カリマーの2気室タイプで中の仕切りはジッパーではずせるから ワンルームとしても使える

下部にはあまり取り出さない物を収納し 上にカメラを入れれば 中でぐちゃぐちゃになることも無く取り出すのも楽だろうとこれに決めた

私の好みの色は無かったが これには目を瞑った


それから次に ニューバランスのスニーカーを2足新調した

私は足の幅はごく普通だが 甲が低い

そのせいかアッパーなどは全く痛むことは無いのに 底の減りが激しい

靴のソールにもよるのだろうが 何足かを毎日履き替え しかも決してスニーカーばかり履いているわけでもないのに 歩き方が悪いのか それで靴がだめになる

どうしてもグリーンが欲しくて 1足はほとんど色買いだった


今頃羽織る薄手のジャケットも欲しかったのだが 私の気持ちに合うものは無かった

薄手でコットンなら一重 軽いナイロンならライナーのついたもの

つまり 畳めば小さくなるようなもので だからといってレインウェアーでもないもの

歩いていて暑くなったら手には持たず ザックに入れられる程度のものを望んだが なかなか無いものだ

私が今 この季節に愛用しているものはサプレックス素材でShipsで買ったもの

皺にはなりにくいし 少々の雨でもいけるし コンパクトで軽くとても使いやすいのだが 袖口が傷んできている

同じものでもいいんだけれどなぁ とあれこれ見ていて サイズが決めてになってロクヨンクロスのジャケットを衝動買いしてしまった


あともう一つ カメラのパンケーキレンズを買いたかったのだが 疲れてお寿司屋さんへ

ここは 退職日に寄りたかった店だ

大好きなあなごをつまみにしてもらい なおかつ簾でも巻いてもらう

夜には混むだろうこのお店も昼もかなり過ぎた時間はガラガラで こんな時間にこうした場所にいることが半信半疑であると同時に 本当に退職したんだという淡々とした現実感を味わった

退職後にしなければならないことを優先してやってきたが 今日は退職後にしたかったことをやった

間もなく 第一回目の年金の特別支給分を手にすることになる

秋が深まるにつれ 私の退職人生もちょっとずつ深まってくるようだ
コメント (4)
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