8時をとっくに過ぎているのに 通勤電車はまだまだ普通に混んでいる
こういう電車に乗るのは久しぶりのことで 人の多さに気持ちが悪くなりそうになる
10時近く 友人と合流後に品川の駅を出て 品川インターシティと食肉市場の間の道を抜けながら旧東海道をめざす
昨日予想した通りの気温ですでに半袖でも良いくらいに日差しは強く 気温も高くなってきている
北品川本通り商店街に入ると街路灯に品川宿と書かれた旗が目につき 旧東海道にたどり着いたことがわかる
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全く未知の場所を歩いてみようということになり 今回選んだ場所は品川区から大田区にかけての海側と長い商店街で有名な戸越銀座
友人の希望で大田市場での昼食もコースの中に入れた
京急本線と並行しながら 新馬場(しんばんば)付近で目黒川にかかる品川橋を渡る
夏とは比較にならないとはいうものの日陰を選んで歩きたくなるほどで コットンセーターを着てきた友人はどこかでTシャツを買って着替えたいと思うが なかなかそうした店が見つからずに 二人で暑い 暑い と言いながらも歩き続ける
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青物横丁の手前には明治7年開校の城南小学校があるが ここはもともと隣の常行寺の敷地にあったものを明治13年にもう片方の隣りの妙国寺(のち天妙国寺と改称)に新しく建てた学校である
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その経歴からもわかるように このあたりは寺町かと思うほどにお寺が多い
更に進むと品川寺(ほんせんじ)があり その先には海雲寺がある
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その海雲寺のある像に惹きつけられて写真を撮っていたら 初老の男性が私に近寄りながら話かけてきた
ここは火と水を守ってくださる荒神様をお祀りするお寺であるけれども あまり知られていないものもあるのですよと案内をしてくれる
筆塚といってね 橘右近揮毫による寄席文字を石に彫ったものです
見ると 落語家の名前に交じって末広亭だの鈴本だのの名前もある
どういう謂れでここにあるのかを聞きそびれてしまったのが残念
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↑電燈講ってなんですの?
鮫洲を超えて立会川に架かる濱川橋を渡る頃はお昼まであと30分となり 市場での昼食のためと朝食を軽くしたことが災いして 二人とも「お腹が空いた 暑い」とまるで子供である
品川水族館を横目にしながら鈴ヶ森刑場跡まで歩いたあと 大森海岸駅そばのイトーヨーカ堂でTシャツと軽い食事を買うことにする
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時はちょうどお昼
買ったものを食べながら作戦会議を始める
ここから更に市場を目指すとすると おそらくは1時半近くになるか
市場にある食堂に料理が残っているかどうかが心配な時間でもあり 近くの「大森ふるさとの浜辺公園」と「大森海苔のふるさと館」へと予定変更
途中 ガラの悪い人たちに出会って そうか 平和島が近いのだとわかった
残念ながら第三月曜は海苔の博物館は休館日とわかったが 浜辺公園の広大な空の景観は素晴らしかった
木蔭でシートを広げて本を読む人 日焼けを楽しむ人 赤ちゃんを連れて散歩を楽しむ若い夫婦と 人出はまばらではあったがそれもまた良かった
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当時の模様を描いた橋の欄干
いよいよ今日の目的地でもある戸越銀座へ
JR大森駅をめざして再び歩き出し 大井町で乗り換えて下神明まで一駅
知らない町を歩き 乗った事の無い電車に乗ると 同じ東京都民でもあり さほど変わらぬ世界を生きているはずなのに 見知らぬ人々の私のまったく知らない日常を垣間見たような気持ちになってくる
やっと最後の目的地に到着した時は 3時近くになっていて これもできたらやろうと決めていた公衆浴場に直行
開店と同時に三々五々 老いも若きも男性女性問わずに「戸越銀座温泉」へと吸い寄せられるように入っていく
懐かしいお年寄りの裸体を久しぶりに見て 祖母を思い出した
お湯は黒湯で若干ぬるいけれど 私にとっては好みの温度である
三階には半露天風呂があり 大きく空いた壁から青い空が見え そこから入るやっと少し涼しくなった外気が ほてった体に心地よい
男女で週替わりするというお風呂は今日は「月の湯」にあたり こちらに入りたかった私には特に満足できるものだった
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お風呂から出て やっと食事タイム
友人の予定をはるかに超えてしまって 8時に帰りの電車に乗った
歩いた距離は 直線でも12,3キロはあるだろうから 久しぶりにかなり歩いたことになる
日頃の悪習から逃れて 9時過ぎに帰宅するとすぐにそのまま朝まで眠った
こういう電車に乗るのは久しぶりのことで 人の多さに気持ちが悪くなりそうになる
10時近く 友人と合流後に品川の駅を出て 品川インターシティと食肉市場の間の道を抜けながら旧東海道をめざす
昨日予想した通りの気温ですでに半袖でも良いくらいに日差しは強く 気温も高くなってきている
北品川本通り商店街に入ると街路灯に品川宿と書かれた旗が目につき 旧東海道にたどり着いたことがわかる
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全く未知の場所を歩いてみようということになり 今回選んだ場所は品川区から大田区にかけての海側と長い商店街で有名な戸越銀座
友人の希望で大田市場での昼食もコースの中に入れた
京急本線と並行しながら 新馬場(しんばんば)付近で目黒川にかかる品川橋を渡る
夏とは比較にならないとはいうものの日陰を選んで歩きたくなるほどで コットンセーターを着てきた友人はどこかでTシャツを買って着替えたいと思うが なかなかそうした店が見つからずに 二人で暑い 暑い と言いながらも歩き続ける
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青物横丁の手前には明治7年開校の城南小学校があるが ここはもともと隣の常行寺の敷地にあったものを明治13年にもう片方の隣りの妙国寺(のち天妙国寺と改称)に新しく建てた学校である
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その経歴からもわかるように このあたりは寺町かと思うほどにお寺が多い
更に進むと品川寺(ほんせんじ)があり その先には海雲寺がある
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その海雲寺のある像に惹きつけられて写真を撮っていたら 初老の男性が私に近寄りながら話かけてきた
ここは火と水を守ってくださる荒神様をお祀りするお寺であるけれども あまり知られていないものもあるのですよと案内をしてくれる
筆塚といってね 橘右近揮毫による寄席文字を石に彫ったものです
見ると 落語家の名前に交じって末広亭だの鈴本だのの名前もある
どういう謂れでここにあるのかを聞きそびれてしまったのが残念
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↑電燈講ってなんですの?
鮫洲を超えて立会川に架かる濱川橋を渡る頃はお昼まであと30分となり 市場での昼食のためと朝食を軽くしたことが災いして 二人とも「お腹が空いた 暑い」とまるで子供である
品川水族館を横目にしながら鈴ヶ森刑場跡まで歩いたあと 大森海岸駅そばのイトーヨーカ堂でTシャツと軽い食事を買うことにする
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時はちょうどお昼
買ったものを食べながら作戦会議を始める
ここから更に市場を目指すとすると おそらくは1時半近くになるか
市場にある食堂に料理が残っているかどうかが心配な時間でもあり 近くの「大森ふるさとの浜辺公園」と「大森海苔のふるさと館」へと予定変更
途中 ガラの悪い人たちに出会って そうか 平和島が近いのだとわかった
残念ながら第三月曜は海苔の博物館は休館日とわかったが 浜辺公園の広大な空の景観は素晴らしかった
木蔭でシートを広げて本を読む人 日焼けを楽しむ人 赤ちゃんを連れて散歩を楽しむ若い夫婦と 人出はまばらではあったがそれもまた良かった
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当時の模様を描いた橋の欄干
いよいよ今日の目的地でもある戸越銀座へ
JR大森駅をめざして再び歩き出し 大井町で乗り換えて下神明まで一駅
知らない町を歩き 乗った事の無い電車に乗ると 同じ東京都民でもあり さほど変わらぬ世界を生きているはずなのに 見知らぬ人々の私のまったく知らない日常を垣間見たような気持ちになってくる
やっと最後の目的地に到着した時は 3時近くになっていて これもできたらやろうと決めていた公衆浴場に直行
開店と同時に三々五々 老いも若きも男性女性問わずに「戸越銀座温泉」へと吸い寄せられるように入っていく
懐かしいお年寄りの裸体を久しぶりに見て 祖母を思い出した
お湯は黒湯で若干ぬるいけれど 私にとっては好みの温度である
三階には半露天風呂があり 大きく空いた壁から青い空が見え そこから入るやっと少し涼しくなった外気が ほてった体に心地よい
男女で週替わりするというお風呂は今日は「月の湯」にあたり こちらに入りたかった私には特に満足できるものだった
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お風呂から出て やっと食事タイム
友人の予定をはるかに超えてしまって 8時に帰りの電車に乗った
歩いた距離は 直線でも12,3キロはあるだろうから 久しぶりにかなり歩いたことになる
日頃の悪習から逃れて 9時過ぎに帰宅するとすぐにそのまま朝まで眠った