どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

小さなヒトラー

2016年07月27日 | 日記
ラジオからポケモンの話題が切れない中 大事件が起きた

申年は騒々しく荒れるというけれど これは相場に関してだけなのだろうか

私はあまりこうしたことは信じないので 申年だからというわけでもないだろうと思っているけれど 今年はアメリカの大統領選も 問題の多いオリンピックも 都知事選もあり(これは小さいことだったか?) ゴシップも年明けから話題に事欠かない

大事件についてひとつだけ 今思っていることを書いておこうと思う


容疑者本人の人物像や背景 施設での雇用や労働問題 警察その他の対応問題 薬物の問題 障害者(特に知的障害者)にまつわる問題 

色々な側面から社会も個人も考えることは沢山あるだろう

私が思うことはそうした側面とはまた少し違うものだ

彼の行為はナチと同じだということであり もしかしたら世の中全体が わずかながらもこうした思想や行為を正当化する方向に向かっているのではないか そうした精神的下地がじわじわと湧きだしているのではないかという危惧についてである

だからといって彼の行為を擁護しようとは爪の先ほども思わないし また多くの人はそんな精神の持ち主では無いと信じている

それでもヘイトスピーチから始まり ネットでの見苦しい偏見や世界で起きている差別問題など 実際に行為に及ぶかどうかは別にしても 彼の行為に及んだ心情と決して遠くは無いそれが ここかしこに私には見えてきている気がするのだが 考え過ぎだろうか


人は誰でも邪悪な心を持っている

そして弱く だから言い訳をする

自分を自分できっちり分析するのは難しいことだし 他人の判断を期待し それに一喜一憂し 優越感や劣等感を抱く

だが 優越も劣等も無い

小さなヒトラー(実際彼は小柄だったが)が自分の中にも棲んでいないか 今いちど 誰もが自問してみる価値はあると私は思っている

コメント (4)
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