どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

会いに行く!続きのこころだぁ

2016年07月13日 | 日記
9時半にファミレスの前で会いましょうとメールをして 私はその時間に間に合うように行く

互いにたった一枚の写真を しかも10年前にメールに添付しただけ

わかるかなぁ 

小さく手を振りながら近付いてくる女性がいる

彼女だ! だよね? 私の後の人に手を振ってるんじゃないよね?

ついつい私の口から出てしまった言葉は 「お久しぶり」だった

なんてマヌケなんだろう 「初めまして」のはずなのに でも そんな気がしなかったのだ


モーニングメニューしか無い時間ではあったけれど 呑まない彼女を前に 私は遠慮なくビールを注文させてもらった

こうして会話は始まった

彼女は私とは違い 専業主婦として子育てをし 家庭を守ってきた女性だ

誰でも生きてる限り 悩みや不安や不満は多少なりともあるものだ

それでも 健康で明るく 自分の生きる世界できちんと生き 自分を見失うこともなくやってきた人だと感じた

私も今は 夫や子供こそ居ないけれど 主婦のような生活だ

これでも女のはしくれ 色々な生活の知恵を授かったり あまり知ることのない人様の家庭生活の話を聞くのは 新鮮だった


また会いましょうと言って 私たちは3時過ぎに別れた

夕食の支度もあるだろうに 長い時間彼女を独占してしまって ご主人には申し訳なかった

少し早い誕生日プレゼントをいただき 家に帰ってからそれをあけてみた

大判のハンカチーフには今年一年のカレンダーがプリントされている

そしてそれには ある数字を囲むような星型と「HAPPY B.D.」の文字が 赤い糸で刺繍されていた

私は 沢山あるメモリアルデーのひとつとして 記憶の中のカレンダーの7月12日に見えない糸で刺繍をした

コメント (2)
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