やっと夏らしい日になってきた
午前中机に向かうが 風があるせいか比較的過ごしやすい
午後からは横になりながら 友人が貸してくれたミステリを読み始める
読書の時間の大半が通勤時間 次点が入浴時間という生活が長かったためか 今はどちらも無くなったせいでなかなか落ち着いて読み続けることができない
それでも 今日はじっとしていても汗が流れるということもなく ひっくり返って本を読んでいると 庭から風の入ってくる午後に同じように横になりながら過ごした子供の頃の夏休みの記憶が自然と蘇ってきた
ラジオのパーソナリティもそろそろ夏休みに入り あるいはこれからという人もいるが 顔ぶれや番組内容が変更になり始めた
夏休み なんて素敵な響きなのだろう
私には親の郷里や祖父母の居る地方の場所を指す「いなか」というものが無く 夏休みに入る前に誇らしげに「いなかに行く」と同級生が言うのを聞いて いなかってなんだろ どうして私には無いのだろうと思ったことがあった
一家4人で旅行に行くということも全く無く 友人家族と一緒だったり 叔父や叔母がどこかに連れて行ってくれる程度だったが それでも夏休みは楽しいことが沢山あった
朝の蚊帳を畳むことから始まる一日(これが出来るようになった時は なんとも大人になった気がしたものだ) 涼しい午前中に宿題を済ませ とうもろこしの皮むき 枝豆をむしる手伝い 庭の水撒き お風呂の炊きつけ
手伝いとよべるほどでは無かっただろうけれど それでも日頃は何もしないものだから そんなことも生活の学びにはなった
おやつのスイカ 友達とのプール 夜の花火 姉と戯れて叱られた眠れぬ暑い夜 夏休みだけに活躍するゴムぞうり
小さな商店とスーパーマーケットしか並んでいないまだまだ人口が少なかった町の かんかん照りで歩く人も少ない道をひとり本屋まで歩いた日々の あの熱も光も影もはっきりと思い出すことができる
夕方になる頃上巻を読み終えたので 冷蔵庫から残り物を引っ張り出して晩酌を始めた
今日は私の小さな小さな夏休み
午前中机に向かうが 風があるせいか比較的過ごしやすい
午後からは横になりながら 友人が貸してくれたミステリを読み始める
読書の時間の大半が通勤時間 次点が入浴時間という生活が長かったためか 今はどちらも無くなったせいでなかなか落ち着いて読み続けることができない
それでも 今日はじっとしていても汗が流れるということもなく ひっくり返って本を読んでいると 庭から風の入ってくる午後に同じように横になりながら過ごした子供の頃の夏休みの記憶が自然と蘇ってきた
ラジオのパーソナリティもそろそろ夏休みに入り あるいはこれからという人もいるが 顔ぶれや番組内容が変更になり始めた
夏休み なんて素敵な響きなのだろう
私には親の郷里や祖父母の居る地方の場所を指す「いなか」というものが無く 夏休みに入る前に誇らしげに「いなかに行く」と同級生が言うのを聞いて いなかってなんだろ どうして私には無いのだろうと思ったことがあった
一家4人で旅行に行くということも全く無く 友人家族と一緒だったり 叔父や叔母がどこかに連れて行ってくれる程度だったが それでも夏休みは楽しいことが沢山あった
朝の蚊帳を畳むことから始まる一日(これが出来るようになった時は なんとも大人になった気がしたものだ) 涼しい午前中に宿題を済ませ とうもろこしの皮むき 枝豆をむしる手伝い 庭の水撒き お風呂の炊きつけ
手伝いとよべるほどでは無かっただろうけれど それでも日頃は何もしないものだから そんなことも生活の学びにはなった
おやつのスイカ 友達とのプール 夜の花火 姉と戯れて叱られた眠れぬ暑い夜 夏休みだけに活躍するゴムぞうり
小さな商店とスーパーマーケットしか並んでいないまだまだ人口が少なかった町の かんかん照りで歩く人も少ない道をひとり本屋まで歩いた日々の あの熱も光も影もはっきりと思い出すことができる
夕方になる頃上巻を読み終えたので 冷蔵庫から残り物を引っ張り出して晩酌を始めた
今日は私の小さな小さな夏休み