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北海道から447枚の公文書と一緒に公開されたフロッピーは、
9月29日(第3回定例会・3定)と6月30日(第2回定例会・2定)の
北海道議会・予算特別委員会での小野寺秀委員の「男女平等参画について」
の発言と答弁の録音テープを「一太郎」に文書化したものです。
議員の発言を受けて執行者側は仕事をする必要があるので、
知事部局は通常、詳細な発言記録をとっていますし、
議会の発言は「言論(話し言葉)」がすべてなので、
発言を記録したものが「公文書」になるというわけです。
ついでに言えば、
公文書の定義は情報公開条例で定められており、請求者は、
「録音テープ」「電磁的データ(ワープロ化したもの)」「ペーパー」
のいずれでも公開を求めることができる自治体が増えています。
北海道議会のほうは現在、会議録登載中で、
9月議会の本会議までアップされています。
委員会については、いまのところ、審議概要までです。
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18年3定予特ー第1分科会
○18年9月29日(金)
2 環境生活部所管に対する質疑に入り、
小野寺秀委員(自民)から、
1 道立女性プラザについて
・ 女性プラザの指定管理者への指導に関する道の認識
・ 道立施設の設置者としての指定管理者への指導監督責任に対する所見
・ ジェンダーの視点などの普及啓発に係る取組内容
・ 図書の選定基準等に係る他都府県の調査結果
・ 今後の図書購入等に当たっての道の対応
・ 図書の選定基準の策定に関する考え方
・ 女性プラザの運営に対する指導方針
等について
北海道議会・第2回定例会予算特別委員会の小野寺秀氏の発言
(ペーパーで公開された公文書)
以下は、同じものを電磁的データとして請求したもので、
読みやすいように、罫線などの削除の加工をしたものです。
平成18年第3回北海道議会定例会 予算特別委員会開催状況
(2006.11.2公開公文書・電磁的データより)
開催年月日 平成18年9月29日
質問者 自民党・道民会議 小野寺秀委員
答弁者 環境生活部長 佐藤俊夫
生活局次長 酒向 憲司
生活局参事 佐藤忠明
質問要旨/答弁要旨
一 男女平等参画について
(小野寺秀委員)
それでは、今年の2定に引き続きまして道立女性プラザの質問をさせていただきます。
前回の質疑応答の中で、全く答弁がかみ合わなかったところでございまして、私の考えと部の考えとが全く違い平行線をずっとたどった状況でございました。たぶんこれは指定管理者についてのお互いの認識の違いがあったものだというふうに私は考えております。
私は道立女性プラザは道立なのですから、道が責任を持ってその指定管理者を指導するのは道民のために当たり前だ、ということもいいましたし、道立プラザは女性の自立と社会参画を促進し、男女平等参画を推進するための施設であるとするならば、例えば貸し出し図書に関してもその選定基準ですとか、置いてある本がどういう本なのかということについてきっちりと道が認識をしておく必要があるという主張をさせて頂きましたが、全く議論のかみ合わなかったところでございますが、日にちが経過したので、また、あらためてその点についてお伺いをいたしたいと思います。
道立女性プラザの図書の選定についてですが、「選定については指定管理者に任せてあり、図書の選定は道とは関わらない」という趣旨の答弁をもらったと認識しておりますが、私は、道のこれは責任放棄だと考えております。道立女性プラザを所管する環境生活部として、今でも同じ考えなのかどうか、お伺いをいたします。
○生活局次長
お答えを申し上げます。女性プラザの指定管理者への指導についてでございますが、第2回定例会予算特別委員会におきます、小野寺委員からのご質問に際しまして、道立女性プラザにおける、収集図書の選定に関連して、管理運営を行っております指定管理者への指導に関し、ご説明の至らない点があり、大変申し訳なく思っております。
指定管理者に対し、道立施設の管理運営を行わせるに当たりましては、制度に則り、契 約等に応じ委ねるべきところは委ねるとともに、適切に指導等を行っていくべきものと考えているところでございます。
(小野寺秀委員)
さらに質問を続けますが、道は道立施設の設置者として、指定管理者に対する指導監督責任があると私は思っておりますが、どうお考えなのか、明快にお答えください。
○生活局次長
設置者の責任についてでございますが、道は、施設の設置者として、指定管理業務の適正な履行を確保するため、必要と認めたときは、随時に報告や実地に調査を行うなど、指定管理者に対して指導監督する責任があると考えております。
(小野寺秀委員)
やっと同じ認識になってほっとしているところでございます。先の答弁では年に一回しかチェックをしないですとか、いろいろと言われたものですから、非常に驚いたのですが、やっとここで議論ができるといったところでございます。
それでは続きまして、ジェンダーの視点などの普及啓発について質問をいたします。私は、男女共同参画や、国や道が考えるジェンダーの視点などの正しい知識を普及させるのが、女性プラザの基本的な業務であり、道はそのために女性プラザに対し必要な指導助言をすべきであるし、プラザのみならず道民に対し、普及啓発をすべきであるというふうに私は2定の議論でいいましたが、実際にはそうはなっておりませんでしたが、いまの答弁を聞きまして、若干、部の考えが変わったということでございますので2定の議論を踏まえて、どのような対応を部としてしたのかお伺いをいたします。
○生活局参事
ジェンダーの視点などの普及啓発についてでございますが、「社会的性別」(ジェンダー)の視点についての定義や、「ジェンダー・フリー」という用語の取扱いにつきまして、あらためて、知事部局、教育庁及び道警本部から構成する男女平等参画推進本部の関係課や、各支庁に通知するとともに、女性プラザの指定管理者であります財団法人北海道女性協会に対しても、施設の利用者等への広報等について通知したところでございます。
また、7月発行の道の男女平等参画に関する情報誌「イコールパートナー29号」に、国の示した「社会的性別」(ジェンダー)の視点の定義や、「ジェンダー・フリー」という用語を使用して、性差を否定したり、男らしさ、女らしさや男女の区別をなくして人間の中性化を目指すこと、また、家族やひな祭り等の伝統文化を否定することは、国民が求める男女共同参画社会とは異なること、児童生徒の発達段階を踏まえない行き過ぎた性教育、男女同室着替え、男女同室宿泊等の事例は、非常識であることなどの見解を掲載し、配付するなどして、道民はじめ関係機関に対して周知したところでございます。
さらに、本年11月には、内閣府との共催による「2006男女共同参画フォーラムin北海道」を開催することとしており、「社会的性別」(ジェンダー)の視点をはじめ男女平等参画の普及啓発に取り組んでまいりたいと考えております。
(小野寺秀委員)
部として、これまで正しい情報を発信していただいたことに関しまして、非常に感謝を申し上げたいというふうに思います。
続きまして、図書の選定基準に関する調査についてでございますが、2定議会の質疑において部長は、選定基準の策定を明言し、道が進める男女共同参画の理念の推進に資するために他の都府県の取扱い状況も参考にし、検討すると答弁をいたしました。何を調査し、どのような状況であったのかをお伺いいたします。
○生活局参事
図書の選定基準等に関する調査についてでございますが、前回の当委員会において、委員からご指摘いただきましたことから、女性プラザにおける適切な図書等の収集や選定、利用者への情報提供の充実に資するよう、施設の管理方法、利用者への図書情報の発信、図書購入の選定基準等につきまして、同種の施設の状況について調査し、39都府県41施設から回答を頂いたところでございます。
その内容の主なものにつきましては、施設の管理につきましては、直営によるところが17施設、指定管理者によるところが19施設、委託等によるところが5施設となっております。
また、図書購入の選定基準につきましては、21施設が定めており、図書の選定に係る選定委員会につきましては、12施設で設置しているところでございます。
(小野寺秀委員)
やはり今の答弁でも、半分以上の都府県が選定基準を設けて図書の選定を行っているということがわかりました。
それでは、図書の購入にあたっての道の対応でございますが、道のこれまでの対応は、図書購入に当たっての基準もなく、購入にもあまり関与しないというのが実態であり、道立施設としては非常に問題であると考えておりましたが、今後どのように対応されるおつもりなのかお伺いします。
○生活局参事
図書の購入等に当たっての今後の対応についてでございますが、現在、他都府県の例等も参考に女性プラザ情報提供フロアの図書等の選定基準の策定を進めているところであり、来月末までを目途に選定基準を策定し、女性プラザの指定管理者に示して参りたいと考えているところでございます。
併せて、指定管理者が、女性プラザの情報提供フロア等の管理運営等について意見を聴くとともに、図書等の選定も行うため学識経験者等で組織している女性プラザ運営協議会に職員がオブザーバーとして参加することなどをしてまいりたいと考えております。
また、利用者に対する情報提供に資するため、できる限り収集した図書の内容の把握に努めてまいりたいと考えております。
(小野寺秀委員)
ありがとうございます。前回の2定から比べると飛躍的に内容が改善しております。特に独自に、図書の選定基準を策定するということは非常にすばらしいことであるというふうに私は思っておりますが、その選定基準を策定する、その内容はどのようなものを検討しているのかお伺いいたします。
○生活局参事
図書の選定基準の策定についてでございますが、収集の対象とする図書、情報等の種類、収集する分野、収集に当たっての優先度などの考え方など、選定の方針についての基本的な考え方を取りまとめ、男女平等参画推進に資する有用な資料の収集に役立てたいと考えているところでございます。
また、男女平等参画に対する理解を深めてもらうため、男女平等参画社会や女性問題に関する情報を幅広く収集し、多様な対立する意見のある問題を取り扱う図書等につきましては偏ることのないようにして参りたいと考えているところでございます。
(小野寺秀委員)
私の最後の質問でございます。やはり、2定から今日までの間、部として道立施設のあり方、指定管理者のあり方について、道との関わり方についてしっかりと議論をされて、改善をされてきたということに関して、非常に感謝を申し上げたいというふうに思います。
ただ、さらに今後、この女性プラザが道民のための施設となるようにですね、さらに部として努力をして頂きたいというふうに考えておりますが、今後、この施設がさらに充実したものとなるようにどのようにお考えになっているのか、部長の決意をお伺いをして質問を終わります。
○環境生活部長
女性プラザの運営についてでございますが、女性プラザの管理につきましては、協定書、あるいは、これに基づく要求水準書におきまして、道の目指す男女平等参画推進に資するように、条例や基本計画などに沿って、適切なサービスが提供されるように努めているところであります。指定管理者に対しましては定期的に事業報告書の提出を求め、必要に応じて現地調査を実施するなど状況の把握に努めまして、女性プラザのサービスの継続性や水準の確保を図ることとしております。
女性プラザは、男女平等参画の様々な活動を支援する施設でありますと同時に、道が男女平等参画社会の実現に向けた施策を推進するための重要な役割を担う施設でありますことから、今後とも、道といたしましては、このことを踏まえて、設置者としての責任により、状況の把握に努め、適切に指導助言を行いまして、女性プラザの目的が達成されますように努めてまいりたいと考えております。
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6月30日議会・予算特別委員会の小野寺秀氏の発言についても、
知事部局の電磁的データが公開されたのですが、
記事には1万字の字数制限があり、とても長いので、
以下の「北海道議会」HPの小野寺秀氏の発言をご覧ください。
北海道議会第2回定例会・予算特別委員会の質疑
この6月の北海道議会・予算特別委員会の質疑/答弁を受けて、
北海道は図書選定基準の調査作業に入り、9月議会答弁では
「現在、他都府県の例等も参考に女性プラザ情報提供フロアの図書等の
選定基準の策定を進めているところであり、来月末までを目途に
選定基準を策定し、女性プラザの指定管理者に示して参りたい」
とこたえています。
道立女性プラザの図書選定基準と市民からの要望書 (11.6)
小野寺秀議員の2回の予算特別委員会の発言を経て、11月2日に、
「北海道立女性プラザ情報提供フロア図書等選定基準」が策定されました
発言記録が必要な方には、添付ファイルでお送りしますので、
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