みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

山県ポスター費問題:検察審査会に再度申し立て/生活保護打ち切り男性衰弱死

2009-07-06 16:50:16 | 市民運動/市民自治/政治
6月に咲いていたスモークツリー。
(ウルシ科・和名ハグマノキ・別名カスミノキ、ケムリノキ)

わが家の木は、高さは3mほどの矮性種。
たくさん枝分かれして伸びていたので、春先に高枝ハサミできったら、
まとまった樹型になりました。


花自体は目立ちませんが、
花の散った後に、花柄にふわふわした毛のようなものが伸びてきます。
それがちょうど煙のように見えるので、
「スモークツリー(ケムリの木)」と呼ばれています。
  

  


長い間、じゅんばんに咲いてきて、ほわほわとケムリのようにきれいだったのですが、
イマは、ケムリのように消えてしまいました(笑)。

足元には、草が生える前に植えた真っ赤なお花。↓矮性ダリアたち。
  


エゴノキ(ロクロギ・チシャノキ)とハクウンボク(白雲木)もきれいでしたよ。
  

  


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7月1日に、山県市議選のポスター代水増し請求問題でふたりの議員(当時)について、
検察審査会の不起訴不当の決定を受けながら検察が不起訴処分にした事件について、
検察審査会に二度目の申し立てをしました。

裁判員制度も始まったが、検察審査会も市民から選ばれた人たち。
検察は、市民の決定に真摯に対応してほしいものです。

以下は、関連の新聞記事です。
検察審査会に再度 申し立て 山県市議選 ポスター問題 2009年7月2日 中日新聞
 2004(平成16)年の山県市議選をめぐるポスター代水増し請求事件に絡み、岐阜地検が当時の同市議選候補者2人を詐欺罪で不起訴処分(起訴猶予)としたのを不服として、同市民らが1日、岐阜検察審査会に2度目の審査を申し立てた。
 申し立てたのは、寺町知正同市議ら3人。
 同事件に関しては、岐阜地検が07年12月に起訴猶予としたが、同審査会が不起訴不当と議決したため再捜査。
 しかし、岐阜地検はことし3月、再び起訴猶予としていた。
 審査申立書では、岐阜地検が2度目の起訴猶予とした理由の一つを「この種の公金詐欺で被筈弁償したのに起訴された事例がない」としたことについて、「政治家の刑事犯は特に厳罰に処されるべきで、他に例がないとの理由づけは許されない」などと指摘し、起訴相当か不起訴不当の議決を求めている。

ポスター費水増し 検察審は再審査を 山県市議ら申し立て  2009年7月2日 岐阜新聞
 二〇〇四年の岐卓県山県市議選にからむポスター製作費の水増し請求事件で、岐阜地検が二度起訴猶予とした宮田軍作市議と当時市議だった横山善道県議について、同市の寺町知正市議らが一日、処分は不当として岐阜検察審査会に再度の審査を申し立てた。
 寺町市議は、審査会の不起訴不当の議決を受けながら再び起訴猶予とした地検の処分を「多くの県民に強い不安感と失望感をもたらした」と批判。起訴相当か不起訴不当の議決を求めている。
 岐阜県警は〇七年、宮田市議と横山県議を含む七市議と印刷業者らを詐欺容経で書類送検したが、同年十二月に岐阜地検は全員を起訴猶予とした。
 うち辞職しなかった宮田市議と横山県議に検察審査会は昨年六月「公金意識が薄い」と不起訴不当を議決。岐阜地検は今年三月「進退は民意にゆだねるべきだ」として再び起訴猶予としていた。

山県市議選ポスター費問題:検察審査会に再度申し立て /岐阜
2009.7.2 毎日新聞

 04年4月の山県市議選を巡る選挙ポスター製作費水増し請求事件で、寺町知正市議らは1日、詐欺容疑で書類送検されて2度にわたって起訴猶予となった2議員について、「起訴相当」か「不起訴不当」の議決を求め、岐阜検察審査会に再度審査を申し立てた。
 寺町市議は「政治家の不正を放置するもので許しがたい」と主張。この事件では、7議員が書類送検され、全員が07年12月に起訴猶予処分となった。このうち県議と市議の計2人について、同審査会は08年6月、不起訴不当と議決したが、岐阜地検は今年3月、再度起訴猶予処分とした。【鈴木敬子



 Webページ のデータの所在 
選挙公営問題のまとめのページ  いろいろなデータあり

 ● 2009/7/2 上記中日新聞と審査会への再度申し立ての新聞の印刷用PDF版
 ● 2009/4/2 検察が再度不起訴にしたことの新聞記事の印刷用PDF版
 ● 検察審査会への再度の申し立て書 印刷用PDF版
 ● 検察審査会への再度の申し立て書 データ・ワード版



お隣の三重県桑名市では、友人の市民派議員、小川まみさんの一般質問で、
生活保護打ち切りの53歳の男性が衰弱死していたことがわかった。

桑名市長は、「再発防止を指示した」と前向きな答弁をしたようだが、
死んてしまった人は生き返らない。
どのような事情があろうと、憲法では、すべの人に
健康で文化的な生活を営む権利が保証されている。

不況の中で貧困が広がり、そこが抜けている社会だからこそ、
セーフティネットとして、行政が果たすべき役割は大きい。

生活保護打ち切りの53歳衰弱死、再受給問い合わせ後
2009.6.18 読売新聞

 三重県桑名市で、生活保護を打ち切られた一人暮らしの男性(53)が今年4月に栄養失調で衰弱死していたことが17日、わかった。
 この日の同市議会一般質問で取り上げられ、市側は「今回のケースを重く受け止め、このようなことが二度と起きないよう、最善の注意を払っていきたい」と答弁した。
 同市によると、男性は昨年6月に清掃のアルバイトの仕事がなくなったといい、同8月から生活保護費を受け取った。しかし、男性が同12月に支給窓口を訪れなかったことから、担当職員が今年1月、自宅を訪問。この際、男性は「日雇い労働者の仕事が見つかったので、今後はそれで生計を立てていく」と話したため、市は以降の支給を打ち切った。
 同2月には、男性から「仕事が駄目になりそうだが、再受給は可能だろうか」と問い合わせの電話があり、市の担当者が「本当に駄目になったら相談に来てほしい」と伝えたが、その後、連絡がなく、4月26日に自宅で死亡しているのが見つかった。死亡は発見時の1、2日前とみられるという。
 水谷元(げん)市長は「不況で厳しい状況が続いており、再発防止を指示した」と話している。
(2009年6月18日09時25分 読売新聞)



生活保護打ち切り男性衰弱死 再発防止へ桑名市が対策
(まみのちょっと一言 2009.6.22)

桑名市で生活保護を打ち切られた一人暮らしの男性(53)が栄養失調で衰弱死した問題について、18日開かれた同市議会一般質問で再度取り上げられ、小川まみ市議(無所属)が、「保護の必要性を考慮せず、本人の申告だけで判断したのは不適切な対応だったのではないか」とただした。
内田省己・市保健福祉部長は「本人の意志を尊重して再保護の相談を促していた」と答弁したうえで、再発防止に向けて「民生委員と連携し、水道や電気などの使用状況から、情報をキャッチするなど、保護行政に漏れがないようにしていきたい」と述べた。
さらに、職員研修で保護の開始や廃止について十分配慮できるような取組を始めたことを明らかにし、近隣の市町とも情報交換し、判断が難しいケースに対応する考えを示した。  
(2009年6月19日 読売新聞)



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速報!川勝平太氏が当選~静岡県知事選(7/5)/東京都議選(7/12)の行方は・・・

2009-07-06 01:41:48 | 市民運動/市民自治/政治
7月5日に投開票された静岡県知事選挙で、
民主、社民、国民新党推薦の川勝平太氏が当選した。

自民、公明推薦の坂本由紀子氏と、最後まで接戦だったけれど、約2万票差。

途中に開票速報がでたけれど、なかなか当確が出ないので、いったん寝て、
また起きてきてブログの速報を書いている。

川勝平太氏も坂本由紀子氏も、ちょくせつは知らない人だけど、
自民に負けてほしいと思っていたので、まずはめでたい。


【政治】 静岡県知事に民主推薦の川勝氏  
中日新聞 2009年7月6日 00時31分

 前知事の辞職に伴う静岡県知事選は5日投開票され、無所属新人で前静岡文化芸術大学長の川勝平太氏(60)=民主、社民、国民新推薦=が、無所属で前自民党参院議員の坂本由紀子(60)=自民、公明推薦=、無所属で元民主党参院議員の海野徹(60)、共産党公認で党県委員会常任委員の平野定義(59)の新人3氏を破り初当選した。
 民主党は名古屋、さいたま、千葉の政令市長選に続き、主要地方選4連勝し、東京都議選(12日投開票)や政権交代への大きな弾みとなった。麻生内閣は「衆院選の前哨戦」と位置付けられた選挙に敗れ、さらに苦しい政権運営を迫られることになりそうだ。
 同県での新知事誕生は4期16年ぶりで、国会議員や官僚出身でない民間人の当選は戦後初。投票率は61・05%で、前回の44・49%を16・56ポイント上回った。
 川勝氏は、出馬表明が告示の約2週間前と出遅れたが、民主党を前面に出す戦略が功を奏し、都市部を中心に支持を急速に拡大。鳩山由紀夫代表や岡田克也幹事長らが県内入りし、無党派層を取り込んだ。
 坂本氏は、自民党への逆風から政党色を出さず、副知事の経験や初の女性知事の意義を訴えた。麻生太郎首相は来県せず、女性閣僚や石川嘉延前知事が前面に立ったが、一歩及ばなかった。

 ◇静岡県知事選 開票99%
当 723,912 川勝平太 無新<1> =民社国
  706,743 坂本由紀子 無新  =自公
  331,905 海野徹 無新 
   64,969 平野定義 共新 
(中日新聞 2009.7.6)




川勝氏が当選 坂本氏との接戦制す 知事選
静岡新聞 07/06 00:17

 石川嘉延前知事の辞職に伴い4新人が争った知事選は5日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属の前静岡文化芸術大学長川勝平太氏(60)=民主社民国民新推薦=が終盤まで競り合った無所属の前参院議員坂本由紀子氏(60)=自民、公明推薦=を退け、初当選を果たした。無所属の元参院議員海野徹氏(60)、共産党公認の平野定義氏(59)は及ばなかった。16年ぶりに新知事を選ぶ選挙で有権者の関心は高く、投票率は61.05%と前回選を16.56ポイント上回った。
 次期衆院選の前哨戦として与野党が真っ向から対決。民主党は名古屋、さいたま、千葉の政令市長選に続く大型地方選挙4連勝となり、躍進の流れに弾みを付けた。麻生太郎政権にとって大きな打撃で、首相の退陣論が高まるのは必至。都議選直後の衆院解散を模索する首相は苦しい立場に追い込まれた。
 川勝氏は初の選挙だっが、民主は党本部と県連、民主系県議会会派、連合静岡などで組織する選対がフル稼働し、民主支持層を固めた。鳩山由紀夫代表、岡田克也幹事長ら「党の顔」が次々と静岡入りして街頭に立ち、浮動票を獲得。国政での「政権交代」のイメージと連動させる戦術で支持を集め、自民の強固な組織力で先行した坂本氏を追い抜いた。投票所の出口調査では30~60代まで幅広く支持を集めた。
 坂本氏は「女性の視点で県政を変えよう」とアピールし、投票所の出口調査では女性票の4割超を獲得したが、副知事を経験した行政手腕は集票につながらなかった。自民は衆院選をにらみ、党本部が衆院の選挙区ごと1000人規模の集会を国会議員に指示。古賀誠党選対委員長が頻繁に静岡入り。終盤では舛添要一厚生労働相ら「党の顔」が街頭に立つなど総力戦を展開したが、及ばなかった。
 海野氏は「純粋無所属」掲げ、草の根の支持拡大を狙ったものの、与野党対決のあおりを受け埋没した。平野氏は明確な争点を提示できず、支持が広がらなかった。


【静岡県知事選】川勝氏が当確 大型地方選で民主4連勝 
自民党内に「麻生退陣論」広がる (2009.7.5 産経新聞)



大型地方選挙は、これで自民が4連敗。
東京都議選も衆議院議員選挙も、このままいくとよいのだけれど・・・。
とはいえ、当選はゴールではなくスタート。
当選した川勝氏は静岡県民のために働いてほしい。


【7.5 静岡県知事選】一票に託す思い 新知事に求めるもの
中日新聞 2009年7月5日

 17日間の選挙戦を4日に終えた静岡県知事選。5日の投開票に向け、主役の座は候補者から有権者へとバトンタッチされた。16年ぶりの登場となる新知事に何を求めるのか。一次産業、商業、医療福祉、県政運営、そしてすべての人に共通する暮らしの観点から「一票に託す思い」を聞いた。

■一次産業
 「おいしい静岡のお茶を全国に売り込んでほしい」。県特産の茶産業を支える農家から、強く求める声が上がった。島田市金谷の三代続く茶農家進士晴弘さん(49)。「いい茶を作っても、流通に乗って売れないとどうしようもない。収入は極端に減り、後継者も不足」と嘆き「宮崎、千葉、大阪と、今や知事の強力なトップセールスで差がつく時代だ」と訴える。
 漁業者からは後継者難をより強く訴える声が出た。焼津市田尻北の若手漁師の長谷川一孝さん(34)は「今の漁業には若い人がいない。子どもたちに漁業に関心を向けてもらえるような仕組みをつくって」と話す。日本一深い駿河湾の豊かな漁場に恵まれた静岡だが、燃料費の高騰など漁業を取り巻く状況は厳しい。

■商 業
 「子どもには自信を持って『跡を継ぐよ』と言ってほしい。そんな商環境を整えてくれる人に一票を託したい」。富士宮市の宮町商店街で文具店を営む吉沢利一さん(72)の願いだ。
 同商店街ではここ10年ほどで3割以上が店をたたんだといい「郊外に大規模店が進出した影響。規制緩和は大事だが、地域のつながりの核でもある商店街に未来がなくなるのはおかしい」と語気を強める。
 浜松市中区の釣具チェーン会社社長の石黒衆さん(59)は「文化的な発想で静岡県の未来を語ってほしい」と注文した。候補たちと同じ団塊世代。「この世代にはこんなことができるんだと示してほしい」とも。

■医療福祉
 県西部の病院に助産師として勤める浜松市東区の倉見祐佳里さん(36)の理想の知事像は「10年後もその先も老若男女、既婚、独身を問わず、平等に社会的恩恵を受けられる枠組みをつくることができる人」。これまで知事を「遠い存在」と感じていた。「西部には中、東部のような県立病院がなく、県の母子保健事業の展望を感じにくかった」と苦言を呈す。
 浜松市内で視覚障害者作業所を運営するNPO法人「六星」理事長の斯波千秋さん(59)は「机上のデータに頼らず各施設を訪ね、現場の状況を肌で知ってほしい」と願った。「福祉や医療の水準はまだ低く、支える職員やケアマネジャーらの所得も一般企業と比較にならないほど低い。現場の汗が報われる施策に取り組んでほしい」

■県政運営
 新知事を支えていく県庁の事務方も、期待を込めて登場を待っている。浜松市中区の県職員溝口久さん(51)もその1人。「公務員は市民の要望のはざまに立つ宿命にある。そのはざまで咲く花になるよう、やる気を高めてくれることを期待したい」と話した。

■暮 ら し
 「子どもが安全に暮らせるよう、心配りしてくれる人を選びたい」。二児の育児に追われる静岡市清水区の主婦西ケ谷美代さん(34)はきっぱり言う。「大規模な公園やハコモノ施設は多いけれど小さな公園が地域に少ないし、通学路は車の通行が多いのに信号や横断歩道の整備が不十分」と不満を漏らした。
 「過疎高齢化が進む山側にもっと目を向けてほしい」と話したのは、浜松市天竜区佐久間町の山間部で暮らす地域おこしグループのリーダー鎌倉亀代さん(58)だ。選挙戦では中山間地を重視して訴えに回る候補が目立ったが「公約の実現に全力で努めてほしい」と念押しする。
 そして、あらゆる有権者の思いを代弁するように、こう締めくくった。「地域の人たちは、愛着のある土地で安心して暮らせることを願っています」
中日新聞 2009年7月5日



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webで静岡県知事選の開票結果を検索していたら、
7月12日に投開票の東京都議選で、朝日新聞世論調査が出た。

都議選でも、やはり自民党より民主党が優位のようだ。
個人的には、二大政党よりは、生活者ネットや市民派議員に当選してほしいが、
自民党が負けるのはうれしい。
石原都知事がなりふり構わず自民候補者の応援に行っているそうだが、
ねがわくば、石原都政もいっしょにこけてほしい。



都議選投票先、民主28%自民15% 朝日新聞世論調査
朝日新聞 2009年7月6日

 12日投開票の東京都議選について、都内の有権者を対象に朝日新聞社が4、5の両日実施した世論調査(電話)によると、民主党候補に投票すると答えた人は28%で、4年前の前回選挙調査時の19%から大幅に増えた。自民党候補に投票する人は15%で前回の17%からやや減らした。
 投票先を決めた人に「どの政党の候補者か」を聞き、決めていない人には「もし今日、投票するなら」と、2段階で聞いた。決めた人では、民主12%、自民9%、公明5%、共産3%など。決めていない人では、民主16%、自民6%、公明1%、共産1%、社民1%などだった。
 調査時点で投票態度を明らかにしない人は4割いる。同じ政党の候補者が複数立候補している選挙区もあり、投票先の比率が議席にそのまま反映されるわけではない。4年前の同様の調査で19%だった民主は35議席を、自民は17%で48議席を獲得した。
 都議選に「大いに関心がある」人は37%。前回の19%、前々回の29%に比べ、関心は高いといえそうだ。
 都議選で投票する人を決めるとき、衆院選の投票先をどの程度考慮するかを聞くと、「大いに考慮する」24%、「ある程度する」44%、「あまりしない」22%、「まったくしない」9%だった。
 「大いに考慮する」人の投票先をみると、自民16%対民主44%。「ある程度する」人でも自民16%対民主29%。衆院選を考慮するほど民主の優位が強まっている。



【2009都議選】私たちはこう考える 都議選政党アンケート<1> 
東京新聞 2009年7月5日

 十二日に投開票される都議選で、東京新聞は候補者を擁立している主要六政党に対し、都政の主な争点や課題について、党としての考え方をアンケート形式で聞きました。各党の回答を五回に分けて紹介します。

<質問> 石原慎太郎都政の10年間をどう評価しますか。
自 民 
 大いに評価する。就任以来、二次にわたる財政再建を進め確固たる財政基盤をつくった。ディーゼル車規制や不正軽油撲滅作戦、CBOベンチャー育成などわが国を牽引(けんいん)する先駆的な施策を打ち出してきた。東京のあるべき姿を示す「十年後の東京」を策定し事業推進している。

民 主
 功罪で言えば、罪多き都政でした。政策面では、新銀行東京の実質的破綻(はたん)に象徴的に示されるように、石原知事の思いつきに振り回され、組織面では、知事のお好み、身内、お友達重視の人事で職員の士気が低下し、幾多の有能な人材が都庁を去ってしまいました。

公 明
 評価する。財政再建を成し遂げ、認証保育所、東京ER、ディーゼル規制、温暖化対策の強化などを進めた。最近では、中学生までの医療費の助成、東京盲ろう者支援センター設置など公明党の主張を実現した。さらに公会計制度改革、羽田空港国際化など実績を上げた。

共 産
 落第点。老人医療費助成など次々切り捨て、老人福祉費の割合は全国二位から最下位に。一方で、新銀行の無駄遣いや汚染した豊洲への市場移転を推進、五輪を口実に巨大開発に九兆円もつぎ込もうとしています。これらに賛成した自民、公明、民主の責任も重大です。

ネット
 自然エネルギー政策が、国をリードするかたちで進んだ一方で、環境保全に逆行する外環道推進など、政策はちぐはぐです。外形標準課税、新銀行東京と、トップダウンの施策を強引に展開し、どれもうまくいっていません。新銀行に至っては、無駄遣いも甚だしい。

社 民
 障がい者や女性への差別発言のように人権感覚がない知事で、医療や福祉が後退しました。世界都市を掲げていますが、東京が人が暮らす「生活のまち」であることを軽視し、都民の暮らしにかかわる施策も後退しました。 



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