今朝はひさしぶりに晴れていて、木々の緑がまぶしい。
セミの声も聞こえて暑くなりそうな予感。
昨年2月に、日本教職員組合(日教組)がグランドプリンスホテル新高輪」を会場に
教育研究全国集会の開催を予定していて、ホテル側に予約していたが、
ホテル側が、右翼団体等の妨害行動の心配があるとの理由で
一方的に契約を解除した、という事件があった。
日教組は、日教組は仮処分を申請し、東京地裁、東京高裁とも
「解約は無効で、会場を使用させなければならない」と命じたが、
プリンスホテルはその決定に従わず、会場を貸さなかった。
そのご、日教組が、プリンスホテルに対して損害賠償請求訴訟を起こしていたが、
28日に、東京地裁で判決があった。
東京地裁判決は「司法制度を無視した不当行為で、違法性は著しい」と、
日教組の主張を全面的に認め、プリンスホテルに、
約2億9千万円の賠償と謝罪広告の新聞掲載を命じた。
司法が損害賠償を認めたのは喜ばしいが、
妨害された開けなかった集会は取り戻せない。
この種の事件は、裁判になれば、ほとんど妨害した側が負けている。
にもかかわらず、
表現の自由に対する妨害はなくならない。
この判決をきっかけに、社会全体が、違法な右翼団体等の妨害や圧力に対して、
自己規制せずに、毅然とした対応をするようになってほしい。
写真をクリックすると拡大。その右下のマークをクリックするとさらに拡大
人気ブログランキング(社会・経済)に参加中
応援クリックしてね
同様の事件が、東京都三鷹市で起きている。
中学生のための「慰安婦」パネル展を開催しようとした市民団体に、
「会場を貸すな」と右翼が三鷹市に迫っていて開催が危ぶまれていたが、
妨害に屈せずに、三鷹市に粘り強く要請した結果、開催が決定しました。
わたしも行きたいのですが、遠いのであきらめて、
お近くの方は、ぜひ、おでかけください。
最後まで読んでくださってありがとう
「一期一会」にクリックを
記事は毎日アップしています。明日もまた見に来てね
もよろしく
セミの声も聞こえて暑くなりそうな予感。
昨年2月に、日本教職員組合(日教組)がグランドプリンスホテル新高輪」を会場に
教育研究全国集会の開催を予定していて、ホテル側に予約していたが、
ホテル側が、右翼団体等の妨害行動の心配があるとの理由で
一方的に契約を解除した、という事件があった。
日教組は、日教組は仮処分を申請し、東京地裁、東京高裁とも
「解約は無効で、会場を使用させなければならない」と命じたが、
プリンスホテルはその決定に従わず、会場を貸さなかった。
そのご、日教組が、プリンスホテルに対して損害賠償請求訴訟を起こしていたが、
28日に、東京地裁で判決があった。
東京地裁判決は「司法制度を無視した不当行為で、違法性は著しい」と、
日教組の主張を全面的に認め、プリンスホテルに、
約2億9千万円の賠償と謝罪広告の新聞掲載を命じた。
司法が損害賠償を認めたのは喜ばしいが、
妨害された開けなかった集会は取り戻せない。
この種の事件は、裁判になれば、ほとんど妨害した側が負けている。
にもかかわらず、
表現の自由に対する妨害はなくならない。
この判決をきっかけに、社会全体が、違法な右翼団体等の妨害や圧力に対して、
自己規制せずに、毅然とした対応をするようになってほしい。
【社説】プリンスホテル 集会つぶした罪の重さ 中日新聞 2009年7月29日 当然の判決と言える。日教組に集会の会場を貸さなかった東京都内のホテルに東京地裁は損害賠償金の支払いなどを命じた。額は三億円近い。集会の自由を侵害した罪の重さをかみしめるべきだ。 日教組は教師や教育関係者が集まって教育のさまざまな問題を話し合う「教育研究全国集会」を主催している。昨年は二月二日から三日間、東京都内で開催したが、約二千人が参加する予定だった全体集会は中止となった。 会場を引き受けていた「グランドプリンスホテル新高輪」が一方的に契約を解除したからだ。日教組は二〇〇七年五月に会場を契約した。しかし、ホテル側は十一月になって解約を通知した。 「日教組の集会に反対する右翼団体が集まってホテル周辺で街宣活動するおそれがあり、ほかの宿泊客や近隣住民に騒音などの迷惑がかかる」という理由だった。 日教組は仮処分を申請し、東京地裁、東京高裁とも「解約は無効で、会場を使用させなければならない」と命じた。それにもかかわらず、ホテルは使用を拒んだ。 二十八日の東京地裁判決は「司法制度を無視した不当行為で、違法性は著しい」と批判した。法をないがしろにした態度を、裁判所が厳しく裁いたのは当然だ。 判決は「集会に参加する利益は法律上保護されるべきだ」と指摘した。ホテルは集会に参加しようとした教師らの宿泊予約も取り消しており、これにも賠償責任を負わなければならない。 ホテル側は使用を拒み続けたことで何を守ろうとしたのか。 右翼の妨害行為などは契約した時点で想定できたはずだ。日教組は警察に警備要請している。宿泊や集会の場を提供することを業とする会社であれば、警察や近隣と協力しながら、集会開催に向けて力を尽くすべきだった。 今年二月、広島市内で開かれた教育研究集会では大きなトラブルはなかった。法に問われるのは大音量の街宣車であり、主催者、会場、警察がその気になれば騒音迷惑は押さえ込めるだろう。 一流のホテルなのに、何の努力もせず、見えない右翼の“威圧”に屈しただけではないか。契約履行に向けて最大限努力するのが企業のあるべき姿勢だ。それが企業の信用というものではないか。 判決は日教組の請求額をすべて認めた。ホテルには金銭的支出が高くついたが、この問題で“のれん”についた傷もかなり深い。 中日新聞 2009年7月29日 |
教研集会拒否―ホテルが負う重い代償 朝日新聞 2009.7.29 右翼の街宣車が集まり、耳をつんざくような大音量で演説を繰り返す。一種の暴力だ。それに屈せず、社会の自由を守るために皆が力を合わせたい。あらためて、そう考えさせる判決がきのう、東京地裁であった。 被告はプリンスホテル。訴えたのは日本教職員組合(日教組)だ。同社が経営する都心のホテルは、昨年の日教組の教育研究全国集会に会場を貸すことと参加者の宿泊を引き受けていた。 だが、右翼の街宣活動などがあれば宿泊客や周辺の迷惑になるとして、契約を一方的に破棄した。裁判所は、きちんと警備すれば大丈夫だという日教組の訴えを認めて会場を使用させるよう命令したが、ホテル側はこれも拒否し、全体集会は開けなかった。 判決があったのは、この損害賠償を求める民事裁判だ。地裁は日教組の主張を全面的に認め、約2億9千万円の賠償と謝罪広告の新聞掲載を命じた。 右翼の街宣活動は教研集会のたびに行われてきた。集会を妨害するだけでなく、会場を貸す側にも圧力をかけ、開催できなくさせようという意図があったと考えるのが自然だ。それにホテルが屈してしまった。 会場貸しの契約破棄どころか、法令に反して参加者の宿泊も拒み、さらに裁判所の命令まで無視するというのは尋常ではない。企業の社会責任をまったく放棄するものであり、経営者の責任は極めて重い。 同時に指摘したいのは、街宣車の無法ぶりだ。それが人々を怖がらせ、結果として言論、表現の自由などが侵害され、社会が萎縮(いしゅく)する。警察による厳しい取り締まりが必要だ。 迷惑がる気持ちも、分からないではない。ホテル周辺の中学校長からは、おかげで入試が円滑にできたと感謝する手紙がホテルに寄せられたという。 ただ、圧力に屈して自由が引っ込むような社会が、子どもに対して胸を張れるものでないことは確かだろう。 集会などの会場が外部からの抗議で使用拒否になる事例は少なくない。教研集会が中止された2カ月後には、中国人監督がつくったドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の上映を予定していた映画館が中止するという事態も起きた。 こうしたことが続くと、今の日本は自由に集い、自由にものを言える社会なのか、疑問に思えてくる。 ホテルに会場使用を命じた裁判所は「日教組や警察と十分打ち合わせをすれば、混乱は防げる」と指摘していた。実際、今年の広島市での教研集会では、初日に街宣車が集結したが、警察が取り締まると激減した。 戦うのは勇気のいることだ。ホテル業界の雄でもあるプリンスホテルが、もっと断固とした姿勢を示してくれればと、残念でならない。 朝日新聞 2009.7.29 |
写真をクリックすると拡大。その右下のマークをクリックするとさらに拡大
人気ブログランキング(社会・経済)に参加中
応援クリックしてね
同様の事件が、東京都三鷹市で起きている。
中学生のための「慰安婦」パネル展を開催しようとした市民団体に、
「会場を貸すな」と右翼が三鷹市に迫っていて開催が危ぶまれていたが、
妨害に屈せずに、三鷹市に粘り強く要請した結果、開催が決定しました。
わたしも行きたいのですが、遠いのであきらめて、
お近くの方は、ぜひ、おでかけください。
―夏休み・親子で平和を考えるー 〈アジアで何があったの? みて・きいて!お話し と 「慰安婦」展〉 ◎中学生から大人まで誰にもわかりやすい「慰安婦」パネル展 (wam-女たちの戦争と平和資料館提供) 8月1日(土) PM1:00~9:30、2日(日) AM10:00~PM9:30、3日(月) AM10:00~PM5:00 ◎お 話 :8/1(土)PM1:30~ 「慰安婦」問題―世界と日本の今 ・渡辺美奈氏(wam-女たちの戦争と平和資料館事務局長) 三鷹市議会「意見書」採択をめぐって・三鷹市市議会議員、ロラネットより ◆資料代 500円 ◆会場 三鷹市市民協働センター 第一会議室 (三鷹市下連雀4-17-23) ◆主催 フィリピン元「慰安婦」支援ネット・三多摩(略称「ロラネット」) 毎年8月、「戦争を考える」さまざまな特集がTVや新聞で報道されますが、年々、その企画も減り、戦争体験を伝える当事者も大半が80代を超えました。アジアで「慰安婦」とされたおばあさんたちも例外ではありません。平和の大切さを身を以て伝える人びとが亡くなったり、高齢になるのを待っているかのような、この間の日本政府の対応に、アメリカ、ヨーロッパ、国連などが再三にわたり、公式の「謝罪、賠償、歴史教育を」と勧告しています。 そんな中、地元の三鷹市議会で、政府に誠実な対応を求める意見書が6月23日に採択されました。(7月末現在、全国で合計8市議会が採択) 過去の戦争責任、戦後補償に向き合わず、軍事や経済で大国の仲間入りをもくろむ品格に欠ける恥ずかしい日本、そんな日本を許しているのは私たち市民でもあります。ぜひみなさまでお出かけ下さい。 ◆主催・連絡先:フィリピン元「慰安婦」支援ネット・三多摩(ロラネット) 〒181-0014 三鷹市野崎3-22-16 ピナット気付 E-mail:hachinoko@ba2.so-net.ne.jp 関 連 企 画 ◎8月2日(日) 親子で平和を考えるシリーズ② おはなしサロン「戦争体験と私」-私が女学生だったとき、私が中学生だったとき - 時間: 開会 2:00 ~ 会場:三鷹市市民協働センター 資料代 500円 お話し: 関 千枝子さん、谷島 光治さん 主催:ピナット ◎8月3日(月) 親子で平和を考えるシリーズ③ 各地の「慰安婦」の声-ビデオ上映 午前10:00~午後3:00 主催:アンポをつぶせちょうちんデモの会 三鷹市市民協働センターへのアクセス (TEL:0422-46-0048) ◎ご協力いただきたいこと □ パネル展示の助っ人 □ 部分的なところで、ボランティアをする (チラシ宣伝、パネル設置、展示の店番) □ 協力会費・賛同費カンパに協力する (パネル、映画などの貸出料や講師謝礼、他諸費用で20万円ほどかかります) 団体 一口3000円 / 個人 一口1000円 □ その他 □ カンパ振込先 郵便振込口座 00110-1-370322 名義 ロラネット ※用紙に「パネル展カンパ」とご記入ください。 氏 名: 住 所: TEL: FAX: |
最後まで読んでくださってありがとう
「一期一会」にクリックを
記事は毎日アップしています。明日もまた見に来てね
もよろしく