いつもより遅くまで起きていた。
「民主が第一党に」なることは、早々と決まったのだけど、
有権者が多い区は、なかなか当選者が確定せず、
地方選挙ということもあって、NHKも途中で番組が終わってしまって歌番組に。
途中で「自公過半数割れ」の速報が流れた。
あとは、「NHK2009都議選開票速報」↓を見ていて、
世田谷区の残り2人、というところで寝た。
NHK 2009都議選 開票結果
朝起きたら、議員定数の127人全員が確定していた。
で、NHKニュースを横目に見ながら、この記事を書いています。
都議選の結果は、石原都政にノー(不信任)を突きつけた結果となった。
国政選挙ではなくて、自治体議員選挙なのだから、ほんらい、
各候補者の政策とスタンスが議論されるべきなんだけど、
今回の都議選は、総選挙の前哨戦と位置づけられて、
候補者が吹っ飛んで、どの政党が勝つか、ということに焦点があたって、
候補者一人ひとりの政策が見えてこなかった。
公選法も政党候補にあつくて、無所属やミニ政党には不利なたたかい。
そんななか、無所属の福士さんと生活者ネットのお二人が当選したのはうれしい。
今後、マスコミの関心は衆議院選挙に移るとおもうけれど、
「議員は当選してからが本番」なので、第一党になった民社党議員をはじめ、
当選した議員のみなさんは、懸案山積の石原都政と対峙してほしい。
【2009都議選】自公過半数割れ 都議会、 民主が第一党 『麻生降ろし』強まる 東京新聞 2009年7月13日 東京都議会議員選挙(定数一二七、四十二選挙区)は十二日、投開票が行われた。民主は現有に二十を上乗せして五十四議席を獲得、初の第一党となった。知事与党の自民・公明は、過半数を割り込んだ。石原慎太郎知事は野党多数の議会を前に、厳しい都政運営となる。自民党内では、麻生太郎首相の自発的退陣を求める声が噴出。首相は退陣するか、自らの手で衆院解散に踏み切るか、ぎりぎりの決断を迫られる。 都議会で自民が第二党に陥落したのは、一九六五年、都議会議長選をめぐる贈収賄事件をきっかけに解散した「黒い霧解散」後の出直し都議選で、当時の社会党が四十五議席を獲得して第一党となって以来、四十四年ぶり。 投票率は54・49%。過去二番目に低かった前回二〇〇五年の43・99%を10・50ポイント上回った。 民主は五十八人を公認。複数擁立区を前回の十一から十三に増やすなどの積極策が奏功し、無党派層のほか自民支持層も取り込み、世田谷で三議席を獲得するなど、各地で複数当選を果たした。 一人区では武蔵野、小金井の現職に加え、千代田、中央、青梅で新人が当選。昭島では推薦候補が勝利。全七区のうち六区を制した。 自民は五十八人を擁立。勝敗ラインを「自公で過半数維持」とハードルを低くし、手堅い戦いで臨んだが、党都連幹事長ら、大物現職が次々に落選。多摩地区など、保守層が強いとされる地域でも議席を奪われた。 公明は前回と同数の二十三人を擁立、五回連続の全員当選を果たした。 共産と、地域政党の東京・生活者ネットワークは、現有議席を減らした。 無所属は、非自公の二人が当選した。 ◆石原都政に『不信任』 築地移転など懸案厳しく <解説> 次期衆院選を控え、国政の対決構図がそのまま持ち込まれた東京都議選は、「東京から政権交代」を掲げた民主党が、議会勢力図を大きく塗り替える大勝を呼び込んだ。石原慎太郎知事を支える与党の自民、公明の過半数割れを起こした地殻変動は、石原都政に厳しい審判を下したことにもなる。 民主は選挙戦で、二つの「NO」を突きつけ、知事与党との対立軸を明示した。石原都政の「アキレス腱(けん)」とされる新銀行東京の再建支援、築地市場のガス工場跡地への移転問題だ。 民主を中心に過半数を占めた野党は、新銀行の早期撤退を促し、築地移転問題では、現在地での再整備を求める姿勢で一致している。 石原都政の行方を占う懸案は、見直しを含めた厳しい局面を強いられる情勢になる。 中でも、与野党対決を象徴する定数一の選挙区で、オセロのように自民から民主に議席が次々と入れ替わった。 国と対峙(たいじ)する姿勢を示しながら、強力な発信力で求心力を高めた石原知事だが、安定的な後ろ盾を失った少数与党の中では、そのフリーハンドさえ封じられかねないとの懸念がある。 今期限りの引退を表明している石原知事の任期は、残り約二年。石原知事が全精力を傾注する五輪招致は、今年十月に開催都市が最終決定する。その結果次第で、石原知事の進退にも波及しかねず、「ポスト石原」を見据えた動きも加速しそうだ。 (社会部・石川修巳) |
国政ではこんなニュースも飛び込んできました。
下り坂を転げ落ちてる自民党。
麻生さん、もうやけくそで、
どうせ負けるなら、自分が解散権を行使したいということでしょうか。
首相が週内解散決意…自民党内の反発必至 2009年7月13日(月)3時15分配信 読売新聞 東京都議選(定数127)は12日、投開票が行われた。 民主党は、前回獲得した35議席を大きく上回る54議席となり、初の都議会第1党となった。自民党は過去最低の38議席にとどまる惨敗で、「石原都知事与党」でもある自民、公明両党は勝敗ラインとしていた過半数(64議席)を維持できなかった。 都議選と国政は直接関係しないと主張してきた麻生首相(自民党総裁)は、党内の「麻生降ろし」を封じる狙いから、週内にも衆院を解散する決意を固めた。だが、党内の反発は必至で、攻防が激化しそうだ。 麻生首相は12日、東京都議選を踏まえ、衆院を早期に解散する意向を固め、自民党幹部に伝えた。14日にも解散に踏み切る構えだ。静岡県知事選に続き、都議選、奈良市長選も敗れたが、時間を置くと党内の首相退陣論が強まるとみて決断したものだ。党内からは一連の敗北の責任をとって退陣すべきだとの声が噴出しており、政局は一気に緊迫の度を増している。 首相は12日、首相公邸で都議選情勢の報告を受ける一方、自民党の複数の実力者と電話で連絡。衆院解散に向け、理解と協力を求めたと見られる。13日にも公明党の太田代表と党首会談を行いたい考えだ。河村官房長官と自民党の細田幹事長は12日夜、都内のホテルで会談し、「都議選に首相の責任はない。解散は首相に一任する」との考えで一致。週内解散の場合、投開票日は8月8日が有力だ。 首相は12日夜、河村長官に電話で「都議選と国政と直接関係はない。責任を全うする。解散に向け、閣内をまとめてほしい」との意向を伝えた。民主党が、臓器移植法改正案の参院本会議採決がある13日に衆院に内閣不信任決議案、参院に首相問責決議案を提出する構えで、衆院本会議が開かれる見通しの14日にも、これらを理由に解散する可能性がある。 しかし、自民党内では解散は今国会会期末にすべきだとの声が強い。組織を挙げて都議選に臨んだ公明党は衆院の投開票日をできるだけ遅くしたい立場だ。衆院解散には閣僚の署名が必要で、週内の解散には閣僚が署名を拒否する事態も予想され、ハードルは高い。 週内解散を見送れば、投開票日は8月30日か9月6日となる公算が大きい。党執行部の一部も解散先送りを模索している。「麻生降ろし」の加速は必至で、自民党内では臨時の両院議員総会開催を要求し、辞任を促す動きもある。中川秀直・元幹事長は12日、広島県東広島市内で「首相は名誉ある、日本の将来を考えた判断をなさると信じる」と自発的退陣を求めた。 今後は派閥領袖や首相の後ろ盾とされる森元首相らの対応が焦点となる。伊吹派会長の伊吹文明・元幹事長は12日夜、麻生首相による解散について記者団に、「あたりまえだ」と語り、容認する考えを示した。 |
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同じ12日、仙台市長選挙が告示された。
東京のお膝元で行われた都議選にかくれているけれど、こちらも注目の選挙。
地元の河北新報の記事がとってもよいので紹介したい。
【社説】仙台市長選告示/「官民協働」の中身を問う 大分県知事を6期、24年の長きにわたって務めた平松守彦さん(85)が在任中、よく口にしたジョークに「地方分権はUFOだ」というのがある。そのココロは「いつも話題にはなるが、実体を見た人はいない」。 地方分権とは地域に住む者が自らの手で地域の課題を解決し、生活水準の向上を目指す営みだ。首長選はそのリーダーを選ぶ重要な機会。おざなりな選び方、選ばれ方をすれば、地方自治などそれこそ永遠に「未確認飛行物体」のまま終わる。 仙台市長選がきょう、告示される。解散、総選挙をめぐる政局にばかり目が奪われがちだが、候補者の訴えに耳を澄まし地方選でも確かな選択をしたい。 新人ばかり6人が立候補を予定する異例の展開となったのは、現職の梅原克彦市長(55)が7月1日に突然、再選出馬を断念したためだ。「梅原市政への評価」という最大の対立軸、争点がぼやけたことで、市長選への関心が低くなるのではないかと心配されている。 候補予定者の多くは不適正なタクシー券使用問題に象徴される梅原氏の政治姿勢を厳しく批判。市政への信頼回復、市民との対話を訴えの第一に掲げ、選挙準備を進めてきた。 「主役不在」では確かに選挙は盛り上がらない。だが、4年間の梅原市政で問題とされたのは、梅原氏個人の言動や振る舞いだけだったのだろうか。 市民参加による「自治」なのか、役所がすべてを差配する「官治」を相変わらず善しとするのか。市政運営にかかわる本質的な問い掛けがそこにあったのだと、とらえ直してみたい。 だから、わたしたちは各候補者が言う「官民協働」や「市民派」「市民目線」といったスローガンに惑わされることなく、市民の政治参加を日常的に担保する仕組みをきちんと提示しているのか見極める必要がある。 政策の(1)計画(2)決定(3)執行(4)評価―という四つの段階で、住民参加を保証すること。政や官が独占してきた「公」を民に開放、共有するところからしか新しい自治の形は生まれない。 もとより、課題は山積している。全国的に見て低位なレベルにある子育て支援策、早くも揺らぎ始めた地下鉄東西線の収支計画、危機的な財政状況立て直しのためには外郭団体を含めた大胆なリストラも欠かせない。対外的には拠点都市として東北全体をけん引し、国に対してもの申す姿勢も示すべきだろう。 マニフェスト(公約集)が出そろうのが遅く、現段階で政策論争がかみ合っていないのは残念だ。候補者には名前の連呼ではなく、政策を訴える選挙戦を期待したい。 仙台市の人口は2010年の103万3千人をピークに、減少に転じると予測されている。「成長神話」が終わりを告げる中、首長に求められているのはバラ色の夢を振りまくことではあるまい。 政令市施行20周年の節目に行われる市長選である。市民社会の成熟度を高め、新たな都市づくりを託すにふさわしいリーダーを選びたい。 (河北新報 2009年07月12日日曜日) |
仙台市長選告示 市政運営の在り方問う 新人6氏の争いに 任期満了に伴う仙台市長選は12日告示され、前副市長の岩崎恵美子氏(65)、会社社長の佐藤崇弘氏(29)、元市議の渡辺博氏(59)、前副市長の奥山恵美子氏(58)、政治団体「幸福実現党」東北ブロック副代表の椿原慎一氏(47)、元市議の柳橋邦彦氏(68)の新人6人が立候補を届け出た。岩崎、佐藤、渡辺、奥山、柳橋の5氏は無所属、椿原氏は諸派。梅原克彦市長(55)の不出馬で、前回(2005年)に続き、新人同士の争いとなった。投票は26日行われ、即日開票される。 医師で感染症対策の専門家でもある岩崎氏は「日本一の健康福祉都市を目指す。活力ある市政をかじ取りする」と強調。 若さと民間の経営感覚を前面に出す佐藤氏は「市役所や議会出身では改革は無理。チャンスを与えてほしい」と訴えた。 市民との直接対話を掲げる渡辺氏は「しがらみに振り回されず、フリーハンドの立場で大改革に取り組む」とアピール。 民主、社民両党県連から支援を受ける奥山氏は「100万市民の力で明日の仙台を青空が広がるまちに」と呼び掛けた。 告示4日前に立候補を表明した椿原氏は「働きやすく、住みやすいまちをつくり、世界に誇れる都市にしたい」と主張。 会社社長でもある柳橋氏は「市長や市役所のための市政を変えたい。市民の力で、新しい仙台をつくる」と力を込めた。 市長選をめぐっては、梅原市長が6月中旬、再選を目指し、いったん立候補を表明した。しかし、タクシーチケットの不適正な使用問題など「市民との信頼関係が損なわれ、短期間での修復は不可能」として今月1日、急きょ出馬を断念した。 東北唯一の政令市のリーダーを決める選挙戦では、冷え込みが続く地域経済の活性化や危機的な状況にある財政の再建などが主な争点。梅原市政の是非を含め、市政運営の手法についても論戦が繰り広げられそうだ。 宮城県内では10月、任期満了に伴う知事選が予定され、その前には衆院解散・総選挙も行われる見通し。市長選は大型選挙3連戦の初戦だが、自民、公明、共産の各党が自主投票に回るなど、与野党対決の構図にはなっていない。11日現在の有権者数は83万3999人。 ◇仙台市長選立候補者 岩崎恵美子(いわさきえみこ65無新 前副市長(厚労省仙台検疫所長、勤務医)新潟市、新潟大 佐藤崇弘(さとうたかひろ)29無新 会社社長(長野県社会参事、福祉幹)福島市、宮城大 渡辺博(わたなべひろし)59無新 市ソフトテニス協会長(市議(6)、衆院議員秘書)仙台市、東北大 奥山恵美子(おくやまえみこ)58無新 前副市長(教育長、市民局次長、女性企画課長)秋田市、東北大 椿原慎一(つばきはらしんいち)47諸新 幸福実現党東北副代表(宗教法人職員)札幌市、東北大院 柳橋邦彦(やなぎはしくにひこ)68無新 会社社長(市議(5)、市議会議長、泉JC理事長)仙台市、日大 河北新報 2009年07月13日月曜日 |
最後まで読んでくださってありがとう
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「一期一会」に
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明日もまた見に来てね
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