1月に東京での「議員年金廃止」の集会で見かけた鹿児島県阿久根市の
竹原信一市長が、3月議会でも暴走を続けているようです。
東京で「なま竹原」と少し話しただけで、直観で「あっ、お友だちになりたくないタイプ」(笑)。
独善的な物言いに辟易したのですが、ここまでくると、まるで「独裁者」。
きっと「裸の王様」には、自分の姿が見えないのでしょう。
きょうの毎日新聞は、社説も社会面のトップも、阿久根市の記事です。
地方自治の基本のきである「議会公開の原則」を無視して、
マスコミを締め出そうとする竹原市長の言動を、
メディアのみなさんもよほど腹にすえかねているのでしょう。
毎日新聞記事
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webでは、地元の西日本新聞の記事を読むと、
この間の経緯がよく分かります。
「市民を後ろ盾に独裁」って、自己矛盾ではないでしょうか??
名古屋の河村市長も、「人の振り見て・・・」、気をつけたほうがいいかも。
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竹原信一市長が、3月議会でも暴走を続けているようです。
東京で「なま竹原」と少し話しただけで、直観で「あっ、お友だちになりたくないタイプ」(笑)。
独善的な物言いに辟易したのですが、ここまでくると、まるで「独裁者」。
きっと「裸の王様」には、自分の姿が見えないのでしょう。
きょうの毎日新聞は、社説も社会面のトップも、阿久根市の記事です。
地方自治の基本のきである「議会公開の原則」を無視して、
マスコミを締め出そうとする竹原市長の言動を、
メディアのみなさんもよほど腹にすえかねているのでしょう。
社説:阿久根市政混乱 これでは自治が泣く 毎日新聞 2010年3月14日 限度を超えた混乱である。鹿児島県阿久根市の竹原信一市長の行動に伴う市政の混迷が深まっている。最近は議会への出席拒否などで審議に支障を来すという異常な状況となっている。 これまでも議会と激しい対立を演じた市長が市民から一定の支持を得てきた背景には、市政刷新への住民の期待があったのだろう。だが、ブログによる障害者への差別的な記述が問題化したり司法手続きも軽視するかのような対応など、このところの一連の言動はあまりに節度を欠いており、首長としての資質を疑わざるを得ない。 鹿児島北西部にある阿久根の市政はどんどん深みにはまっているようだ。市長は昨年11月「高度医療が障害者を生き残らせている」などの意見をブログで展開、差別的記述に県議会が全会一致で非難決議を採択するなど批判を招いた。一方で市長はメディア批判を強め、市役所内の撮影取材の原則禁止を通告している。 最近は市議会が混乱の舞台だ。当初予算を審議するはずの本会議への出席を、市長は新聞を中心とする報道機関の議場取材を理由に3回にわたり拒んだ。その後、委員会審議でも市の一部の課長に答弁の拒否や退席を命じ、混乱が続いている。議会軽視というよりは、無視と言われかねない対応である。 司法も尊重していない。市の掲示物をはがした元係長の懲戒免職をめぐる訴訟では判決確定までの処分の効力停止を命じた鹿児島地裁の決定が確定したにもかかわらず、従っていない。このため、鹿児島地裁は未払い賃金の支払いを言い渡した。 市長は就任以来ブログで「最もやめてほしい議員」選びの投票を呼びかけたり、市職員全員の給与内訳を公表するなど議会や労組と激しく対立してきた。議会は2度にわたり不信任を決議したが、議会解散や出直し市長選で対抗した。昨年5月の出直し選再選は地域の停滞感を危ぶむ市民の期待もあってのことだろう。 だからといって、議会や司法をないがしろにした対応は常軌を逸している。首長と議会は二元代表制の下、双方の協調とけん制の下で緊張感を保ちながら自治を形づくる責任を共有している。住民から直接選ばれたからといって、市政の独善的運営は慎まねばならない。 混乱が加速するばかりでは市政への悪影響のみならず「だから地方には任せられない」といった分権への懐疑論にすら利用されかねない。だからこそ「一自治体の話」と見過ごすわけにはいかない。市民団体からも、事態を憂慮する声がでている。市長は議会への説明と対話に速やかに応じ、混乱を収拾する責任がある。 |
毎日新聞記事
阿久根市長:暴走する「救世主」 市民の不満後ろ盾に 毎日新聞 2010年3月14日 東シナ海を望む鹿児島県北西部の阿久根市で、竹原信一市長(51)の「暴走」が止まらない。08年9月の就任以来、ブログで市職員や市議会を非難するユニークな「ブログ市長」として耳目を集めていたが、障害者への差別的な記述が批判された昨年末ごろから言動はヒートアップ。司法判断を無視した上、開会中の3月議会では「議場に報道陣がいる」として、10年度予算案審議をボイコットした。騒動からは、疲弊する地方の実情も見えてくる。 □ 「早く不信任案を出してくださいよ」 2月中旬の夜、反市長派のベテラン市議は、かかってきた携帯電話に耳を疑った。相手は竹原市長。笑い含みの挑発的な口調。「出すつもりはありません」。そう言って電話を切った。 予算案審議のボイコットで、対立が深まる市長と市議会。定数16のうち反市長派は12人、市長派は4人だから、不信任決議案の可決は容易だ。だがある苦い記憶が反市長派に不信任決議案提出をためらわせる。 □ 竹原市長は阿久根市生まれ。88年に航空自衛隊を退官し帰郷し、05年市議に初当選。1期目途中の08年に市長選に出馬し、議員定数の削減や市の人件費カットなどを訴え、初当選した。 直後の議会で議員定数を16から6に大幅削減する案を提出し、議会がこれを否決。09年1月、市長がブログで全市議の実名を挙げ「最も辞めてもらいたい議員は?」などとアンケートしたのを機に、議会は2月と4月の2回、市長の不信任決議を可決した。市長は自動失職したが、5月の出直し市長選で反竹原派市議が担ぎ出した候補を破った。 □ 阿久根は「地方の苦しみ」のどん底にある。地方交付税は減り、基幹産業である漁業も衰退の一途だ。人口約2万4000人の約34%が65歳以上の高齢者で、駅前商店街は文字通りのシャッター通り。「客なんてほとんど来ない。いよいよ固定資産税も払えないかもしれん」。創業約60年の家具店主の表情はさえない。 そんな市民の間に選挙戦で、平均600万円という「高給取り」の市職員や市議を徹底批判した竹原市長の訴えは一気に浸透した。「市長は『不満の結集軸』になっている」。鹿児島大の平井一臣教授(政治学)はこう分析する。 確かに、ごみ袋を値下げし、給食費、保育料の減額を10年度予算案に計上した市長への期待は根強い。支持者の女性(62)は「変人かもしらんが、阿久根を変えるにはあの人しかおらん」と熱い。反市長派市議でさえ、自戒を込めて語る。「お年寄りや低所得者には、少しでも家計の負担軽減を実感させてくれる市長は救世主なんでしょう」 □ 再任後の市長は「信任を得た」とばかりに「敵」への攻勢を強めている。まず7月、自身の命令で役所内に張り出した各課の給与総額の紙をはがした係長を懲戒免職処分に。鹿児島地裁は10月、処分の効力停止を決定したが、市長は従わないばかりか「裁判官も公務員」という独自の論理で司法批判を展開した。 11月にはブログで「高度医療が障害者を生き残らせている」などと記述。身障者団体などが強く抗議したが、市長は謝罪しない代わりに、記述を報じたマスコミへの対決姿勢を強めた。議会ボイコットもマスコミ取材が口実だ。市長は議会側に、毎日新聞など報道機関5社に対し、議場へのカメラ持ち込みを禁じるよう要求している。 □ 果てなき暴走に、支持者にも距離を置く人が出始め、リコール(解職請求)を模索する動きもあるが、市長は意に介さない。支持者によると、市長は冒頭のベテラン市議に不信任案提出を求める電話をかけた直後、支持者らの前でこう言い放った。 「心配ないです。リコールは成立しませんよ」 騒ぎのさなか、九州のあるスーパーでは、阿久根市から出荷された野菜から「阿久根産」の文字が消えたという。市政混乱による「風評被害」の萌芽(ほうが)か。出荷した農家の50代男性は「阿久根の名で出せないのは寂しい。早く正常な状態に戻してほしい」と肩を落とした。【三木陽介、福岡静哉、馬場茂】 |
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阿久根市長の答弁拒否命令 “課の選別”真意は? 議会予算委 批判と容認論交錯 西日本新聞 2010年3月12日 総括質疑を行う予定だった鹿児島県阿久根市議会の本会議への出席を拒否した竹原信一市長は、11日の予算特別委員会に出席した一部の課長に答弁拒否を命じた。報道5社の名を挙げて議場内での撮影禁止を求めた「マスコミの選別」に続く「課の選別」。議会の混乱が続く中、議員たちは市長の真意を測りかねている。 委員会ではこの日、各課長らを順番に呼び、予算案の説明、質疑への答弁を求めたが、総務課と企画調整課、生きがい対策課の3課長が答弁を拒否した。「市長から一切の説明、答弁をせず、退席するよう命令を受けている。誠に申し訳ございません」と深々と頭を下げて退席する総務課長。議場では「説明責任を果たせ」「職務放棄だ」など怒号も飛び交った。 3課長だけが答弁拒否したことに、反市長派の古賀操議員は「拒否した課の予算に市長が進めたい政策が含まれ、それをつついてほしくないのだろう」と指摘。市長派の松元薫久議員は「市長を信じている。いいかげんな予算は出していないだろうから」と話した。 取材に対し「ネタをばらすわけにはいかない」と述べた竹原市長。浜之上大成議長は「市長は立派な人だから、(取材に応じている)一部マスコミを通じて真意を説明するのでは」と皮肉まじりに解説。「マスコミも課も選別する市長の行動を、市民がどうみるだろうか」と首をかしげた。 =2010/03/12付 西日本新聞朝刊= ----------------------------------------------------------- 処分を恐れ 8人出席へ 阿久根市長の懇談会 西日本新聞 2010年3月13日 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が市職員8人に対し、14日に市民会館で開く市長主催の市民懇談会への出席を職務命令している問題で、8人は命令違反で処分されるのを避けるため、出席する意向を固めた。市職員労組は「市民の前でつるし上げるのが目的」とみており、「人権上問題」と批判している。 竹原市長は12日、報道各社に文書で「懇談会の円滑な進行を図るため」として、会場内での取材拒否を通告した。 懇談会は、市長が「市民の声を市政に反映させる場」として不定期に開催。参加者は市長を支持する住民が多い。 8人は、組合事務所の市庁舎内使用をめぐる裁判で市側に勝訴した市職労の役員4人▽昨年4月に降格人事を受けて公平委員会に異議を申し立てた3人▽反市長派議員の家族1人。 いずれも「職員研修の一環」として懇談会出席を命じられた。市職労は「法的に出席する必要性はない」と判断しているが、8人は市長が命令違反者は処分すると公言しているため、やむなく出席する意向という。市職労は12日、対抗手段として組合員にも懇談会への参加を呼び掛けた。 =2010/03/13付 西日本新聞朝刊= -------------------------------------------------------------- 阿久根市長 本会議欠席 「マスコミのせい」「追及逃れる口実」 市議間の対立も深まる 2010年3月11日 西日本新聞 竹原信一市長が10日、3度目の本会議出席を拒否した鹿児島県阿久根市議会では、市長の対応への賛否で市議同士の対立も深まっている。 10日の審議終了後、反市長派の古賀操市議は「議会で説明しなければ理解もされない。市長は『改革』と言うが、本当にその気があるのか疑問だ」と批判した。同じく岩崎健二市議は「市長が5日の本会議終了間際に出席したのは、議会に責任を転嫁するパフォーマンスだったと証明された。出席拒否は質疑で追及されるのを避けるためで、マスコミの話にすり替えている」と憤った。 一方、市長派の牟田学市議は「報道より市民を大事にすべきだ。議会は市長の要求を受け入れればいい」と擁護した。松元薫久市議も「審議できず、不利益を被るのは市民。議長がうまくいくように工夫してほしかった」と話す。 開会前の全員協議会では、市長派の市議が「出席拒否はマスコミのせい。マスコミに撮影許可を取らせろ。議長の運営が悪い」という趣旨の発言をしたという。 反市長派の市議の一人は「マスコミ排除が正しいという考えは、ねじ曲がっている。情けない」と語った。 =2010/03/11付 西日本新聞朝刊= |
「市民を後ろ盾に独裁」って、自己矛盾ではないでしょうか??
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