南からの太平洋高気圧が勢力を保ってて、まだ暑い日がつづくようですが、
朝晩は涼しくなって、クーラーが不要になりました。
朝方には、夏の間足元にけとばしていた羽毛布団に首まで包まっています。
気温が下がってくると、鼻水やくしゃみなどがでて
「あれっ風邪をひいたかな」と思うことがあるのですが、
風邪ではなくて、「秋の花粉症」もあるとのこと。
原因は、秋に咲くイネ科の植物の花粉のアレルギー。
わたしは花粉症はないのですが「目覚ましガム」などを噛むとくしゃみが出ます。
直射日光などを見ることでくしゃみが出る「光くしゃみ反射」の人もけっこういるようです。
ということで、さくじつの毎日新聞、「秋の花粉症」の記事です。
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この時期「草むらにご注意」は、花粉症だけではありません。
秋になると、「まむしに注意」の看板もよく見かけますが、
目に見えない虫やダニにさされて起きる病気もあります。
中国では、ダニに吸血された人が死亡するという事件が起きていますが、
日本でも昔から、ツツガムシ病が恐れられていました。
わたしも、数年前の秋口に突然の原因不明の発熱と発疹がでて受診し、
ツツガムシ病の可能性もあったので血液検査をしたことがあります。
結果はシロだったのですが、治療遅れると危険な病気なので、こわい思いをしました。
この地方でも、どきどき発症の記事を見かけるので、
草むらや山などに入るときは、「長袖、長ズボン、長靴、肌を露出しない」などの注意が必要です。
ツツガムシ病に注意しましょう!(青森県HP)
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朝晩は涼しくなって、クーラーが不要になりました。
朝方には、夏の間足元にけとばしていた羽毛布団に首まで包まっています。
気温が下がってくると、鼻水やくしゃみなどがでて
「あれっ風邪をひいたかな」と思うことがあるのですが、
風邪ではなくて、「秋の花粉症」もあるとのこと。
原因は、秋に咲くイネ科の植物の花粉のアレルギー。
わたしは花粉症はないのですが「目覚ましガム」などを噛むとくしゃみが出ます。
直射日光などを見ることでくしゃみが出る「光くしゃみ反射」の人もけっこういるようです。
ということで、さくじつの毎日新聞、「秋の花粉症」の記事です。
秋の花粉症:秋の鼻水、花粉症かも 主体は草花、河原や空き地避けて 毎日新聞 2010年9月10日 ◇耳鼻科で原因特定を 「お盆過ぎから、少しずつ来院する患者さんが出始めました」 東京都千代田区有楽町で西端(にしはた)耳鼻咽喉(いんこう)科を開業する西端慎一医師は話す。スギ花粉が猛威をふるう春に比べると人数は10分の1以下だが、秋も「くしゃみや鼻水が止まらない」という症状を訴える患者が増える時期だ。その一部はブタクサやヨモギ(いずれもキク科)などの花粉による「秋の花粉症」だ。 花粉症はアレルギー性疾患の一種で、異物を排除しようとする人体の免疫システムが過剰に反応するために起こる。体内に異物が入ると、それに対応した抗体ができる。そこに再び同じ異物が侵入すると、抗体が反応し、ヒスタミンなどの刺激物質が作られるため、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどを引き起こす。 全国の耳鼻咽喉科医とその家族を対象とした大規模な調査によると、08年の花粉症の有症率は29・8%で、10年前に比べると約10ポイント増えた。山梨県や高知県では40%を超えており、「現代の国民病」とも呼ばれる。 原因植物としては春のスギが有名だが、NPO法人「花粉情報協会」事務局長の佐橋紀男・東邦大理学部訪問教授(植物分類形態学)によると、日本で最初に報告された花粉症はブタクサによるもので、宅地開発が相次いだ60年代には関東地方で大きな問題になったという。 ブタクサやヨモギのほか、イネ科のススキやメヒシバ、キク科のセイタカアキノキリンソウ(セイタカアワダチソウ)、アサ科のカナムグラなどが秋の花粉症の原因になる。佐橋さんは「これらの草は今夏の猛暑や日照りでかなり枯れており、今年の秋は花粉が少ない可能性はあるが、注意は必要」と話す。 □ □ 秋の花粉症は、気温が下がり出す季節の変わり目に起こるだけに、風邪と間違われやすい。西端さんは「風邪の場合、2~3日すると色の付いた粘り気のある鼻水に変わる。水っぽい透明な鼻水が5日以上続いたり、目のかゆみを伴う場合は、花粉症を疑った方がよい」と指摘する。 西端耳鼻咽喉科のスギ花粉症患者約400人を調べたところ、1~2割程度はカモガヤ(イネ科)やブタクサなど夏から秋にかけて花粉を飛ばす植物の花粉にも反応する抗体を持っていたという。 やっかいな花粉症だが、最大の予防法は原因物質に近寄らないこと。高い樹木で遠方にまで花粉をまき散らすスギと異なり、秋の花粉症を引き起こすのはブタクサやヨモギなどの草花が主だ。「花の咲く位置が低く、よほどの強風でなければ遠くまでは飛ばない。症状のある人は河原や空き地など、雑草の多い場所に行かないことだ」と西端さん。マスクやメガネで花粉の侵入を防ぐのも効果的だ。東京都は春だけでなく、夏から秋にかけても花粉の飛散状況を調査し、ウェブサイト(http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kanho/kafun)に掲載している。 □ □ 治療は基本的にスギ花粉症と同じで、悪さをするヒスタミンを抑える抗アレルギー薬(抗ヒスタミン剤)を服用したり、炎症を抑えるステロイド薬を鼻の穴に噴霧するといった薬物治療が一般的だ。西端さんは「最近は眠くならない抗ヒスタミン剤もある。種類も多く、体質によって効き目や副作用の表れ方が違うので、医師と相談して自分に合う薬を見つけることが大切」と話す。 レーザーで鼻の粘膜を焼いて、アレルギー反応を起こす場所自体をなくす治療もある。花粉が飛散する時期の前に実施しておけば、シーズン中は薬を飲まなくても済むが、完治するわけではなく2年ほどで効果が薄れる。何度もレーザー治療を受けた場合の安全性は、まだ分かっていないことも多いという。 アレルギーの原因物質(アレルゲン)を薄めて少しずつ注射し、徐々に体を慣らして体質を変え、アレルギー反応を起こさせなくする「減感作療法」は、今のところ唯一完治する可能性のある治療法だ。しかし、花粉症患者の約3割にはこの治療法が効かず、治療用のアレルゲンはスギやブタクサなど種類が限られているなどの課題もある。 西端さんは「いずれの治療を選ぶにせよ、アレルゲンを特定することが重要だ。ハウスダストが原因なら窓を開けて換気をよくすることが必要だが、もし花粉症なら逆効果になる」と強調する。耳鼻科などでは、4000~5000円の自己負担による血液検査で、アレルゲンを調べることができるという。【西川拓】 毎日新聞 2010年9月10日 東京朝刊 |
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この時期「草むらにご注意」は、花粉症だけではありません。
秋になると、「まむしに注意」の看板もよく見かけますが、
目に見えない虫やダニにさされて起きる病気もあります。
中国では、ダニに吸血された人が死亡するという事件が起きていますが、
日本でも昔から、ツツガムシ病が恐れられていました。
わたしも、数年前の秋口に突然の原因不明の発熱と発疹がでて受診し、
ツツガムシ病の可能性もあったので血液検査をしたことがあります。
結果はシロだったのですが、治療遅れると危険な病気なので、こわい思いをしました。
この地方でも、どきどき発症の記事を見かけるので、
草むらや山などに入るときは、「長袖、長ズボン、長靴、肌を露出しない」などの注意が必要です。
医療ナビ:リケッチア症 ツツガムシ、マダニから感染。高熱、発疹特徴。 毎日新聞 2010年9月8日 ◇はしかと間違い、注意 発症前の行動、医師に説明を 細胞の中でのみ増殖する特殊な細菌の仲間「リケッチア」。これを持つツツガムシやマダニにかまれることで感染するリケッチア症は、高熱が出て発疹(はっしん)が現れるなどが主な症状で、はしかや風邪と間違われやすい。適切な抗菌薬で治療ができるが、治療の遅れなどから毎年のように死者が出ており、注意が必要だ。 日本で感染する主なリケッチア症は、ツツガムシが媒介するつつが虫病と、マダニが媒介する日本紅斑熱の二つ。国立感染症研究所(感染研)の安藤秀二・ウイルス第1部第5室長によると、両疾患とも発熱、発疹、刺し口(かさぶた)があることが主な症状だ。潜伏期間はつつが虫病が5~14日、日本紅斑熱が2~8日で、39度前後の高熱が出る。発疹は、つつが虫病が胴体から腕や脚に広がり、日本紅斑熱は手足に現れることが多いという。刺し口はツツガムシの場合1センチほどで、マダニの約5ミリより大きいとされる。 リケッチアの保有率は両方とも1%を超えることはないと推測されている。ツツガムシは幼虫時(体長0・1~0・2ミリ)に一度だけ、マダニは幼虫(1ミリ)、若虫(2~3ミリ)、成虫(3~4ミリ)と成長していく過程で1回ずつ動物の組織液や血液を吸い、その時に人がかまれると感染する。各地の山林や草原、地表面に異なる種類が生息し、発生時期は異なる。 大原総合病院付属大原研究所(福島市)の藤田博己・主任研究員によると両疾患とも重症化することがある。リケッチアは血管壁の細胞に入り込んで増殖し細胞を破壊する。それを修復するために血小板などが集まって体のあちこちで血管内凝固がおこり、最悪の場合は多臓器不全で死亡することもある。 国の調べでは、つつが虫病の報告は毎年300~800件で1~3人の死者が出ている。今年も岩手県と新潟県で1人ずつ死亡が確認されている。日本紅斑熱は毎年40~140件ほど報告があり、死亡も01、04、05、06、08、09年に1人ずつ、今年も1人報告されている。 リケッチア症は適切に診断されないことが問題と指摘されている。一部を除いて刺された時に痛みもかゆみも感じないため患者の説明からは熱の原因が想定しにくいことや、経験がない医師はリケッチア症を疑うことが少ないためだ。 秋田県では08年8月、発熱が続いた当時17歳の女性がつつが虫病と診断されて適切な治療を受けるまでに5カ所の医療機関を回った。女性は4カ所の医療機関で抗菌薬や解熱剤を処方されたが症状が改善されず、秋田厚生連平鹿総合病院(秋田県横手市)を受診。そこで診察した国生泰範・第2内科循環器科医長がつつが虫病を疑い、同病に有効な抗菌薬を投与。一時40・1度にまで上がった熱は36度台まで下がり、女性は3日後に退院した。 秋田県健康環境センターの検査で女性は、つつが虫病と確認された。発熱の9日前に河川敷に釣りに行っており、そこに生息していたアカツツガムシに刺されたとみられる。同センターの佐藤寛子研究員によると、同県内では夏場に発生するアカツツガムシが原因のつつが虫病の発生は15年ぶりだった。佐藤研究員は診断が遅れた理由について「医師たちが、この時期につつが虫病はないと思い込んでしまったのだろう」と指摘する。 * リケッチア症にかからないためには、どうすればいいのか。大原研究所の藤田主任研究員は「外から帰ったら早めに風呂に入ることが効果的」と話す。ツツガムシもマダニも通常は体にくっついたらすぐに体液を吸うのではなく、吸いやすい場所を探して体中を動き回るためだ。感染研の安藤室長は「患者は症状が出る前の行動を医師に伝え、医師はリケッチア症が特定地域の話ではないということを意識してほしい」と呼びかけている。【藤野基文】 毎日新聞 2010年9月8日 |
ツツガムシ病に注意しましょう!(青森県HP)
ダニで感染はアナプラズマ病か…各地で発生33人以上死亡=中国 2010.9.10 サーチナニュース 中国・河南省南東部の信陽市に属する商城県で6月ごろから、原因不明の病気で死亡する人が相次いでいる件で、信陽市は「アナプラズマ病の疑いがある。根源的な予防策は、存在しない」との考えを明らかにした。同病は新たに発生したものではなく、過去数年に中国の12の省(中央直轄市・民族自治区)で発生しており、少なくとも33人が死亡したという。チャイナネットが報じた。 症状は高熱、全身の痛み、吐血、下痢など。血小板や白血球の減少も著しい。死亡者の場合、発症から10日程度で亡くなるケースが多い。直接の死因は多臓器不全という。医療関係者が自分で普通の風邪と判断して、手遅れになったケースもあった。 アナプラズマ病(ヒト顆粒球アナプラズマ症)は、細菌の1種であるアナプラズマによって感染する人獣共通感染症のひとつ。マダニが媒介する。世界的に初めて報告があったのは1994年で、病原体は1996年に確認された。中国では2008年に人-人感染も発生した。 中国では過去数年に安徽・湖北・河南・山東・黒龍江・内モンゴル・新疆・天津・海南・四川・雲南・江蘇の各地で発生。江蘇省では過去半年に13人が発症し、うち4人が死亡。山東省では7月14日までに11人が死亡した。現在の南省南東部の信陽市を中心とする流行では18人が死亡。以上を合計し、中国では最近になり33人以上が死亡したことが確実だ。 同病を媒介するダニは、丘陵の草むらなどに潜むが、特に茶葉の裏側に隠れて、通りかかる人や動物に移って血を吸う。信陽市も茶の生産が盛んで、茶を栽培する農民が、足をダニにかまれることが多い。今のところ、予防薬などはないが、ダニ駆除や潅木の伐採、畜舎を清潔に保つなどで、感染率を下げるために有効という。河南省の衛生部門は農家に対する指導を始めた。 ダニにかまれた場合には、無理に皮膚から引き抜こうとすると傷口が拡大して、かえって感染の危険が高まる。エチルエーテルや灯油、草や蚊取り線香の煙などで、ある程度の時間をかけてダニを麻痺(まひ)させた上で除去し、病院で診察を受けるべきという。(編集担当:如月隼人) |
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