みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

心にひびく、色川大吉さんの最新刊『昭和へのレクイエム 自分史最終編』/「自分史」で昭和見直す

2010-11-02 10:44:54 | ほん/新聞/ニュース
夕食を終えて、朝日新聞の夕刊を開いたら、
清清しいさわやかな笑顔が目に飛び込んできました。

「あっ、いろかわさんだっ」。
ともちゃんとしみじみ記事を眺め、
「ほんといい写真だね」「色川さん、すてきだねぇ」。

   「自分史」で昭和見直す
      語る人  歴史家 色川大吉さん
  
   戦争体験の自問から責任出てくる
   熱を帯びた時代に背中押された


朝日の記事は、色川大吉さんの最新刊『昭和へのレクイエム』についてのインタビュー。
この本は、「昭和自分史」4部作の最終編で、1970年から89年までを、
色川さんがかかわった5つの課題に分けて書き下ろしたもの。

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『個昭和へのレクイエム  自分史最終篇(色川大吉著)』
昭和という時代がもっていた活力は否定できない.
その活力はどこから湧き出ていたのか.平成に生きる人たちが昭和を懐かしむ気持ちはわかる気がする.
わたしの抵抗の活力も,そうした民の活力があってはじめて生まれたものだからである.
                      --本書「はじめに」より
(目次)
序 章 わたしの"新世界" 
第1章 水俣に調査団でかよう
第2章 「歴博」を創るたたかい
第3章 「自由民権」を国民集会に
第4章 「日本はこれでいいのか」と問いつづけて
第5章 昭和の終焉--天皇と友に二十年
付 章 忘れえぬひとびと


 昭和へのレクイエム――自分史最終篇 
色川大吉著/岩波書店 (2010/8/4)

内容紹介
「民衆史」「自分史」の提唱者が35年かけて完結させた書き下ろしの昭和自分史。1970年から89年まで、五つの課題――水俣調査、「歴博」の創設、民権百年、「日本はこれでいいのか」の市民運動、昭和天皇の責任問題――に取り組み、時流に抗して生きてきた灼熱の記録。多くの同時代人に対しても仮借ない筆が振るわれている。
内容(「BOOK」データベースより)
「民衆史」「自分史」の提唱者が三十五年かけて完結させた書き下ろしの昭和自分史。一九七〇年から八九年まで、五つの課題―水俣調査、「歴博」の創設、民権百年、「日本はこれでいいのか」の市民運動、昭和天皇の責任問題―に取り組み、時流に抗して生きてきた灼熱の記録。多くの同時代人に対しても仮借ない筆が振るわれている。 


『昭和へのレクイエム』は、8月に色川さんから届いた。

届いてすぐにざっと読んで、
二度目は、『廃墟に立つ』からの3冊とともにじっくりと読みかえした。

どの本もこころに深く響いてくる。

歴史家であり学者でもある色川さんの志と信念、
在野の市民運動家としての行動には、共鳴するところが多い。

特に『昭和へのレクイエム』は、
わたしのやってきた市民運動と重なる部分もあって、
読みながら、わたしも色川さんと同じ時代を生きた、
というあふれる思いをことばにできないまま、
色川さんの、心に残る言葉のかずかずを、いまもかみしめている。

いつか、わたしの生きた証としての『自分史』を、
わたし自身の言葉でつむぐことができたら、どんなにいいだろう。



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11月1日(月)のつぶやき

2010-11-02 02:27:27 | 花/美しいもの
18:55 from Tweet Button
境界を生きる:続・性分化疾患/「早稲田ジャーナリズム大賞」受賞/毎日新聞で連載はじまりました #goo_midorinet002 http://t.co/fmhJwsm
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