11月2日に紀伊国屋サザンシアターで開かれた鼎談、「『戦争の論理』が駆動する時」の
報告をあらためてすると書いていたのですが、すっかり忘れていました。
ごめんなさい。
で昨日、毎日新聞の夕刊を読んでいたら、
「トークイベント:人々は戦争をどう肯定したか」の見出しで、
記事が出ていたので、報告にかえさせていただきます。
トークイベントは、やっぱり上野さんと加藤さんの話がおもしろかったのですが、
「WANウイメンズアクション・ネットワーク」に、
韓国のフェミニスト・ウェブジン(ウェブマガジン)IFに掲載された
上野さんのインタビュー記事がアップされているので紹介します。
メチャおもしろくて、おススメです。
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ところで、
紀伊国屋関連では、土曜日の朝日新聞beで、こんな記事を見つけました。
紀伊国屋といえば、お堅い人文書のイメージがあるのですが、やっぱりネ(笑)。
こういう人がいるから、紀伊国屋書店の本は品揃えがよいのですね。
わたしは新宿に行くとかならずといっていいほど、
紀伊国屋に立ち寄り、読みたい本を買います。
紀伊国屋書店の本では、
エーリッヒ・フロムの一連の著書『自由からの逃走』『希望の革命』『悪について』etcとか、
最近では『ユーザーイリュージョン―意識という幻想』とか、
『モラル・ハラスメント―人を傷つけずにはいられない』などなど、
若いころからけっこう好きな本は多いです。
高い服はちゅうちょするけれど、本には目がない(笑)。
わたしの生涯購入金額のトップは、アクセサリーや食べものじゃなくて、
たぶん本、です。
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報告をあらためてすると書いていたのですが、すっかり忘れていました。
ごめんなさい。
で昨日、毎日新聞の夕刊を読んでいたら、
「トークイベント:人々は戦争をどう肯定したか」の見出しで、
記事が出ていたので、報告にかえさせていただきます。
トークイベント:人々は戦争をどう肯定したか 加藤・上野両東大教授ら、東京・新宿で ◇刺激的なトークイベント トークイベント「『戦争の論理』が駆動する時」(朝日出版社、紀伊国屋書店共催)が東京・新宿の紀伊国屋サザンシアターで開かれ、3人の識者がスリリングな議論を繰り広げた。 加藤陽子・東京大教授(日本近代史)、上野千鶴子・東京大教授(社会学)、映画監督で作家の森達也さんが登壇。加藤さんの小林秀雄賞受賞作『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』を軸に話を進めた。 冒頭から、上野さんがこの著書について「ジェンダーの視点抜きで戦争を論じるのはおかしい」と挑発した。すると、加藤さんは「自分の学問対象が男の言葉で書かれていることへのいらだちはずっとある」と告白。さらに「たとえば今、反中意識が一番強いのは20代の男性。彼らの憎しみが増幅しだしたとき、既視感を感じて冷静になれるように、あえて彼らの言葉で、人々がどう戦争を肯定したかを記した」と反論した。 その後も、昭和天皇が終戦に踏み切れなかった理由などが論じられた。加藤さんが「背景に革命への恐怖があったから」と語ると、上野さんは「(天皇の)自己保身のために多くの人が死んだわけですね」と応じた。【鈴木英生】 毎日新聞 2010年11月11日 東京夕刊 |
トークイベントは、やっぱり上野さんと加藤さんの話がおもしろかったのですが、
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韓国のフェミニスト・ウェブジン(ウェブマガジン)IFに掲載された
上野さんのインタビュー記事がアップされているので紹介します。
メチャおもしろくて、おススメです。
【韓国のフェミニスト・ウェブジン(ウェブマガジン)IFに掲載された、キム・シン・ミョンスクさんによる上野千鶴子さんのインタビューです。】 <ひと/社会> インタビュー フェミニスト ウェブジン IF: キム・シン・ミョンスク (韓国語原文:http://onlineif.com/main/bbs/view.phpwuser_id=new_femlet_people&no=17777&u_no=148) 上野千鶴子さんインタビュー@韓国・IF 「どうしてカッコいいオトコにこだわるの?」 ‐日本の代表的フェミニスト 上野千鶴子教授 予想を上回る人たちがいる。私たちは誰かに会う前に、職業、年齢、性、国籍などいろいろな事前情報を通して、まもなく会う人がだいたいどういう人か見当をつける。時代が多様性を尊重する方向へと変化し、予想を上回る人に出会うことが以前より多くなっては来ているが、それでもそのような人との出会いは、よくあるわけではない。 「典型的な教授の雰囲気では決してない」ことは、すでに事前情報に含まれていた。それにもかかわらず直接、目の前にあらわれた彼女は、本当に予想とは異なる姿だった。62歳。東京大学社会学教授として、日本では社会学と女性学分野で説明する必要がないほど有名な学者。学術的な論文だけでなく、大衆的な文章にも秀でており、今まで数十冊の著書を出したベストセラー作家。(韓国では『華麗なシングル、帰ってきたシングル、いつかはシングル』〔日本語『おひとりさまの老後』:訳注〕というタイトルで翻訳された彼女の本は、日本で2008年出版以来、今まで75万部が売れた。韓国で翻訳された彼女の本は10冊ほどになる) 赤い口紅に丸いサングラス、ふちの広い帽子をかぶった彼女が私に近づいてきたとき、私は一瞬、戸惑ってしまったようだ。細い体にウサギのようにテキパキとした身動き、晴れやかな笑顔がとうてい60代には見えなかったからだ。『女遊び』というタイトルで翻訳された彼女の本には、「ちづこのワンダーランドに遊んで」というタイトルの著者あとがきが記されているが、やはり自分だけのワンダーランドを作っている人の雰囲気が確かに感じられた。 70年代末から挑発的で、売られたケンカを厭わず、乗りかかった舟からは降りないという態度と、常識を覆す新しい視点で、日本社会のフェミニズム理論と論争の中心に立ち続けてきた彼女とインタビューを通して会ってみた。 ・・・・・(以下略)・・・・・ 2010年9月27日 WANウイメンズアクション・ネットワークWomen's Action Network |
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ところで、
紀伊国屋関連では、土曜日の朝日新聞beで、こんな記事を見つけました。
紀伊国屋といえば、お堅い人文書のイメージがあるのですが、やっぱりネ(笑)。
【凄腕つとめにん】アイデア企画で売った人文書23000冊以上 紀伊国屋書店 新宿本店 第三課係長兼和書MD 時代を反映、「売れる棚」演出 吉田敏恵さん (32歳) 毎日平均200点以上の新刊が世に出る時代。埋もれがちな良書をどう紹介し、手に取ってもらうか――。その仕掛けに人一倍知恵をしぼり、「売れる棚」を演出する。 東京・新宿本店5階の人文書専門フロア。哲学、歴史、教育、心理、宗教の本が8万冊以上並ぶ。そこで2004年に始まった月替わりのブックフェア「じんぶんや」を、店の名物企画に育ててきた。 学者や評論家がテーマに沿って厳選した数十点を並べ、本人の解説付きリストとエッセーを無料で配る。切り口次第で棚の奥に眠っていた分厚い本が動き、総計500冊以上売れる回もある。 開催中の65回目は元外務省職員の佐藤優氏が薦める「危機の時代の思想」。宇野弘蔵「恐慌論」、カール・バルト「ローマ書」などが並ぶ。 どのテーマで誰に頼むか、常に考えている。文芸批評の動向にも、テポドン発射にも反応する。この人と見込んだら、面識がなくてもためらわない。社内や出版社の人脈をたどって機会を探す。 サイン会や講演で来店した時が最大のチャンス。打ち上げの飲み会に加わり、アポなしで頭を下げることもある。ある大学教授への依頼では、予定を調べて講義に潜り込み、終了後に駆け寄った。 印象深いのは「近代ニッポンの下半身」と題し、07年12月~08年1月に開いた上野千鶴子・東大大学院教授の回。同僚と研究室を訪ねて本選びを手伝い、教授所蔵の春画も飾って盛り上げた。楽しみながら仕事をする教授の姿に、刺激を受けた。・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・ 2010.11.8 朝日新聞 |
こういう人がいるから、紀伊国屋書店の本は品揃えがよいのですね。
わたしは新宿に行くとかならずといっていいほど、
紀伊国屋に立ち寄り、読みたい本を買います。
紀伊国屋書店の本では、
エーリッヒ・フロムの一連の著書『自由からの逃走』『希望の革命』『悪について』etcとか、
最近では『ユーザーイリュージョン―意識という幻想』とか、
『モラル・ハラスメント―人を傷つけずにはいられない』などなど、
若いころからけっこう好きな本は多いです。
高い服はちゅうちょするけれど、本には目がない(笑)。
わたしの生涯購入金額のトップは、アクセサリーや食べものじゃなくて、
たぶん本、です。
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