みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

本『お母さんは忙しくなるばかり』/黒岩比佐子著『パンとペン 社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い』

2010-11-29 17:55:48 | ほん/新聞/ニュース
サツマイモの保存には、人が快適に暮らせる暖かい部屋がよい、ということで、
去年と同じように、「薪ストーブ」の横に、発泡スチロールの箱に入れておいてあります。
去年とちがうのは、ふたつきのスチロール箱で密閉したこと。

薪ストーブのうえで焼き芋を作ろうと、ふたを開けてみたら、
くず芋の箱のサツマイモの、キズがついたところに、
うっすら白いカビが生え始めていました。
   
密閉したのがよくなかったようです。
あわてて、カビが生えた芋だけ取り除き、箱のふたをずらしておきました。
   
他の箱も開けて見たら、傷がない芋はだいじょうぶでした。
とはいえ、密閉しないほうが空気も出入りして湿度も低くてよさそうです。

キズ芋の端のカビが生えたところを切り取って、
皮をむいて、ダッチオーブンでまとめて焼き芋をつくることにしました。
   

じっくり焼いたほうがよいのでストーブの上においたのですが、
なかなか熱くならないので、ダッチオーブンごと、薪ストーブの中に入れました。
   

あっという間に芋の焼けるにおいがしたので、薪ストーブからとり出して、
ふたを開けてみたら、よく焼けています。
   
一度ひっくり返して、あとは薪ストーブの上に30分ほど置いたら、
蒸し芋よりずっと甘味が強い焼き芋ができあがりました。

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午後は裁判がひとつあるので岐阜市へ。
わたしは読みたい本があるので、やながせで降ろしてもらいました。

岐阜新聞と中日新聞の書評に載った『お母さんは忙しくなるばかり』と、
17日に亡くなった黒岩比佐子さんの『パンとペン 社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い』を
自由書房高島屋店に買いに行ったのですが、どちらも書評コーナーにありませんでした。

『お母さんは忙しくなるばかり』といっしょに載っていた、
上野千鶴子さんの『女ぎらい』はちゃんとありましたよ。

2010.11.21 岐阜新聞

2010.11.28 中日新聞

『お母さんは忙しくなるばかり―家事労働とテクノロジーの社会史』 
ルース・シュウォーツ コーワン (著), Ruth Schwartz Cowan (原著), 高橋 雄造 (翻訳)
法政大学出版局 (2010/10)
 

黒岩比佐子さんの『パンとペン 社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い』は、
18日の読売の訃報に紹介されていたので読みたいと思っていたら、
昨日の朝日新聞と岐阜新聞の書評欄で取り上げられていました。


(2010.11.28 朝日新聞)

2010.11.28 岐阜新聞

講談社 書き下ろし100冊 黒岩比佐子『パンとペン 社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い』(著者:黒岩比佐子)

内容紹介
 高校の歴史教科書に載っていながら、明治や大正時代に活動した社会主義者、例えば幸徳秋水や大杉栄に比べれば、堺利彦の知名度は低いかもしれない。ただ、本書をお読みいただければ分かるように、堺は病弱な秋水を支え、過激に走る大杉を牽制しながら、国民が平等に平和に暮らしてゆくためにはどうすればよいか、その本来の目的のため社会主義者たちをまとめる存在だった。著者は、その姿を大石内蔵助に譬える。担当者は、『七人の侍』の志村喬に仮託したい(侍みたいに勝つわけではないが)。
弾圧の時代、行き場のない社会主義者たちに生計の道を与え、交流の場を用意し、若者を教育するために興した会社が「売文社」だった。まさに文を売る会社。依頼があれば財界人の自伝から学生の卒論、子供の命名まで何にでも腕をふるった。それを率いるのが、小説を書けば森鴎外に認められ、漱石も気にかけ、尾崎紅葉、有島武郎、宮武外骨らと親交を結び、松本清張とも意外な接点があり、その上、アルセーヌ・ルパンや「野生の呼び声」、バーナード・ショーを紹介する語学力の持主・堺だった。
本書はこれまで、政治活動の面ばかりにスポットが当たっていた堺利彦に、彼の文学・文才からアプローチする新しい視点を持ったノンフィクション。
著者プロフィール
黒岩比佐子(くろいわ・ひさこ)
1958年東京生まれ。慶應義塾大学部文学部卒。ノンフィクション作家。国会図書館も所蔵していない書籍を古書の山から見つけ出し、アッと言わせる事実の数々を、それら貴重な資料から発掘してきた。『「食道楽」の人 村井弦斎』で第26回サントリー学芸賞、『編集者 国木田独歩の時代』で第6回角川財団学芸賞を受賞。著書に『音のない記憶―ろうあの写真家 井上孝治』『伝書鳩―もうひとつのIT』『日露戦争 勝利のあとの誤算』『食育のススメ』『歴史のかげにグルメあり』『明治のお嬢さま』がある。近刊は、長年の古書通いで出会った書籍・雑誌に思いを寄せた 『古書の森 逍遙―明治・大正・昭和の愛しき雑書たち』。
11月3日まで著者が集めた資料が、小樽文学館で企画展「日露戦争期の雑誌と書籍」として展示されている。12月からは「西日本新聞」で連載随筆がはじまる。


ノンフィクション作家の黒岩比佐子さん死去  
明治・大正期のジャーナリズムや世相を生き生きと描いたノンフィクション作家の黒岩比佐子(くろいわ・ひさこ)さんが17日午後1時37分、膵臓(すいぞう)がんのため死去した。
 52歳。告別式は19日午前10時30分、東京都文京区小石川3の7の4真珠院。喪主は弟、清水章(あきら)さん。
 東京都生まれ。PR会社勤務後、フリーのライター・編集者を経て1999年デビュー。2004年に明治期のベストセラー「食道楽」の著者の評伝「『食道楽』の人 村井弦斎」でサントリー学芸賞、「編集者国木田独歩の時代」で08年に角川財団学芸賞を受けた。古書店に足しげく通い徹底して資料を集め、細部を綿密に描く手腕に定評があった。08年1月から本紙読書委員を務め、在任中だった。
 09年暮れにがんが見つかったが、治療を受けながら執筆、先月、「パンとペン 社会主義者・堺利彦と『売文社』の闘い」を刊行したばかりだった。
 今年10月に3度目の入院。今月5日夜に更新された自身のブログでは、「やることはやったから。う~ん、悟りかな。でも、それでも、奇蹟(きせき)は起こるかもしれないから」という言葉が、知人の代筆によって紹介されていた。15日からはホスピスに入っていた。
(2010年11月17日 読売新聞) 


パンとペン 黒岩比佐子著 社会主義者の「売文」生涯発掘 (2010/11/7付 日本経済新聞)

今日はゆっくり捜す時間がなくて見つけられなかったのですが、
また違う本屋でさがしてみます。

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11月28日(日)のつぶやき

2010-11-29 01:21:47 | 花/美しいもの
16:35 from web
畑で大根や人参をどっさりとってきて、朝からおでん作り。大鍋一つでは足りなくなってきたので、薪ストーブの上に二つ並べてことこと煮含めています。こんなたくさんのおでんをわたし一人で食べるわけではありませんから。念のため(笑)。
18:17 from Tweet Button
『向老学研考』Vol8.9合併号/Vol10(日本向老学学会誌)/寒くなるとおいしい根菜~大根・人参・里芋 #goo_midorinet002 http://t.co/aOjVSs0
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