みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

【緊急】福島第一原発 緊急事態宣言/冷却水が減り燃料棒が露出すると最悪メルトダウンの危険!

2011-03-11 21:16:14 | 地震・原発・災害
今日午後の三陸沖を震源とするM8・8の巨大地震で被害が広がっています。

午後9時現在で、福島第一原発の炉心の水位が低下、
このまま低下し続けると燃料棒が露出して、
最悪、「メルトダウン(炉心溶融)」になる危険があります。

あと1時間後の10時には、冷却ポンプの電源が切れるとのこと。
水が供給されなければ、原子炉は暴走をはじめ、コントロールは不能になります。
燃料棒が溶けはじめれば、建物も何も防ぎきれず、
原子炉から放出された放射性物質が周辺に広がります。

チェルノブイリの原発被災者の救援に深くかかわってきたので、
原発事故による被害の悲惨さは他人事とは思えず、
わたし自身、強い不安と恐怖を感じています。

すでに半径2キロの住民に避難勧告を出したとのこと。
放射性物質は、目にも見えず匂いもしないので、
人間が感知することはできません。
もし放射能漏れが報道されたら、
どんなに離れていても、ぜったいに外に出ないこと。

放射能はけっして同心円状には広がりません。
放射性物質は風下地帯に流れ、そこにあるすべてのものを汚染します。

福島県近隣県に暮らしている方たちはもちろん、
東京や仙台では、帰宅困難者が外にあふれています。

ここに放射性物質が流れて被爆しないように、といのるような思いです。

 福島第一原発 緊急事態宣言
2011.3.11 19時58分 NHKニュース

福島県にある東京電力の福島第一原子力発電所の1号機と2号機について、政府は、原子炉を安全に冷やすために必要な「非常用の発電機」すべてが使えなくなり、冷却を継続して行う能力が十分にないと判断し、原子力災害対策特別措置法に基づいて、「原子力緊急事態」を宣言しました。ただ、現時点で、放射性物質の施設の外への影響は確認されていないということで、住民には、現時点で直ちに避難など特別行動をする必要はなく、落ち着いて情報を得るよう呼びかけています。

「原子力緊急事態」は、▽原子力施設の敷地境界で放射線量が一定の高い基準を超えたり、▽原子炉の水の量が減って非常用炉心冷却装置の作動に失敗したりした場合など、今後、原子力災害につながるおそれなどがある場合に、原子力災害対策特別措置法に基づいて総理大臣が宣言するものです。法律では、宣言とともに、今後、避難などの対策が必要となる可能性のある地域を「緊急対策区域」として公示し、この区域にいる人たちに、国や自治体が出す情報に注意するよう呼びかけます。また、総理大臣を本部長とする「原子力災害対策本部」を設置して情報を集めるとともに、経済産業省の副大臣や専門家を現地に派遣します。現地では、原子力施設の近くにある防災拠点「オフサイトセンター」に「原子力災害現地対策本部」を設置し、国や地元自治体などが参加した「原子力災害合同対策協議会」を立ち上げます。そして、状況の進展によって、住民の安全を確保するため「屋内待避」や「避難」、それに「飲食物の摂取の制限」といった具体的な対応を決めることになっています。原子力災害対策特別措置法に基づいて総理大臣が「原子力緊急事態」を宣言するのは、平成12年にこの法律が施行されてから初めてです。 


21:40現在
【速報】 福島第一原発2号機周辺の大熊・双葉町民に避難要請。原子炉内の水位低下
・・・原子力保安院は福島第一原発2号炉から半径3キロメートル以内の住民に避難指示,3キロから10キロの範囲の住民に屋内待機を指示。・・・


22:40現在
 地震 : 福島第一,第二原発に関する東京電力の発表(原子力資料情報室2011/3/11 22:28)

地震 : 福島第一原発での被害状況(更新)
原子力資料情報室: 2011/3/11 23:27:04


応援クリック人気ブログランキングへ してね 
本文中の写真をクリックすると拡大します。

福島第一原発で冷却トラブル、緊急事態宣言 

 東京電力福島第一原子力発電所(福島県大熊町、双葉町)1~3号機で、地震によって運転が自動停止した後、緊急時に水を注入して、炉心を冷やす「緊急炉心冷却装置(ECCS)」を稼働させる非常用電源(ディーゼル発電機)が故障するトラブルが発生した。
 蒸気を使う別系統のポンプで水を循環させ、冷却を続けている。11日午後8時現在、放射能漏れは報告されていない。政府は、同日午後7時50分、事態に万全の態勢で臨みたいとして、原子力災害対策特別措置法に基づき、原子力緊急事態を宣言した。
 保安院によると、ECCSが動かない事態は国内初めて。ECCSは、制御棒を挿入し核分裂を止めて緊急停止した後に、原子炉が壊れたり、炉心の温度や圧力が上昇したりした時に水を入れて冷やす装置。ECCSが作動しない場合は、最悪、炉内の水が蒸発し、炉心が露出、放射線が外部に漏れる可能性もある。
 保安院によると、稼働している別系統のポンプは、7~8時間炉心を冷やす能力があり、当面は炉内を安全に保てるという。東電は、この別系統のポンプを最大限活用するとともに、ディーゼル発電機の復旧作業を進めている。
(2011年3月11日20時14分 読売新聞) 


福島第一原発で炉心緊急冷却装置停止の可能性 溶融危惧
2011年3月11日19時13分 朝日新聞

 経済産業省の原子力安全・保安院によると、11日午後4時すぎ、東京電力から福島第一原子力発電所の1、2号機で、炉心を冷やす緊急炉心冷却システム(ECCS)が動かなくなった可能性があるという連絡が入った。炉心が十分に冷却できない状態が続くと、炉心溶融など極めて危険な状態になる恐れがある。
 保安院によると、地震で原子炉は停止し、核反応は停止した。だが、核燃料の熱が出続けているため、炉心に水を入れて冷やす必要がある。炉心に残る蒸気で注水する隔離時冷却装置は動いているが、本来なら、炉心を冷やす最後の手段であるECCSも作動するはずだった。
 だが、停電に加え、非常用発電機の停止も重なり、ECCSが作動しない状態が続いている。隔離時冷却装置が確実に働けば炉心は冷却されるはずだが、東電は緊急事態に備え、電源車による電源復活を急いでいる。
 東電は原子力災害対策特措法に基づく「特定事象」を適用、経産省と福島県、地元自治体に通報した。


福島第一原発、緊急時態勢を発令 東電が初めて 
2011年3月11日20時30分 朝日新聞

 東京電力は11日、宮城沖地震の影響で、福島県の福島第一原発の1号機と2号機が自動制止して高温になっている原子炉の炉心を、水を循環させて冷やせない状態になっている可能性がある、と発表した。外部からの電力供給や非常用のディーゼル発電機が稼働しなかったことから、電力を使わないで水を循環させる方法などで冷却を試みているが、現在、正常に温度が下がっているか確認できない状態になっているという。温度が下がらないと、放射性物質を閉じこめている五つの壁が壊れて、外部に放射性物質が漏れ出す危険性もあるという。現時点では外部に漏れていることは確認できていないという。
 東電は、原子力災害対策特別措置法に基づく第1次緊急時態勢を発令した。これにより、福島県と、地元の大熊町、双葉町長など関係機関の関係者が、大熊町にある監視施設に集まり、原子炉の冷却状況を監視をするという。同法に基づく発令は初めて。  



最後まで読んでくださってありがとう
人気ブログランキングへ クリックを

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
  

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

君が代訴訟:東京高裁判決/「逆転勝訴」教職員167人の懲戒処分取り消し/白花のクリスマスローズ

2011-03-11 10:37:27 | ほん/新聞/ニュース
昨日、母の二度目の手術がありました。
わたしは、自分が母の「保護者であり後継」だと主張する兄と
顔を合わせたくないので行かなかったのですが、
皮膚の移植手術はぶじ終わったとのこと。
あとはお腹からとった皮膚がつくのを待つだけ。
ちゃんと傷が治ってリハビリまでしてもらえるとのことですから、
病院で春を過ごすことになりそうです。

大株の赤のクリスマスローズの横に植えてある、
白花のクリスマスローズが咲きました。
 

タネナシ金柑の下のクリスマスローズにも、
白い花がいっぱい上がってきているので、古い葉っぱを切り取って、
花を見えやすくしました。
   

    
  
横には紫のハナニラも開き、クロッカスもあちこちに咲いていきます。
  

きょうは、「女ぎらい」の読書会の日。
このブログを書き終わったらでかけます。

応援クリック人気ブログランキングへ してね 
本文中の写真をクリックすると拡大します。

昨日、東京高裁で、
「入学式や卒業式で君が代を起立斉唱」しなかった都教職員への懲戒処分を、
「処分は社会観念上著しく妥当性を欠き重すぎる」と戒権の逸脱・乱用を認め、
処分を取り消す判決が出た。

わたしは、子どもたちの入学式や卒業式で君が代を起立斉唱しなかった
保護者なので、とうぜん教職員を応援し、懲戒処分を著しく不当だと思っていました。

君が代訴訟:懲戒処分取り消し 都教職員ら167人、逆転勝訴--東京高裁 

◇懲戒権逸脱を認定
 入学式や卒業式で、日の丸に向かい起立して君が代を斉唱するよう義務付けた東京都教育委員会の通達に従わず、懲戒処分を受けた都立学校の教職員ら167人が処分取り消しを求めた訴訟で、東京高裁は10日、原告敗訴の1審・東京地裁判決を変更、全員の処分を取り消した。判決は通達を合憲としつつ「処分は社会観念上著しく妥当性を欠き重すぎる」と指摘、懲戒権の逸脱・乱用を認めた。訴訟で懲戒処分が取り消されたのは初めて。【和田武士】
 原告側は「通達や職務命令は思想・良心の自由を保障した憲法に反する」と訴えたが、大橋寛明裁判長は「起立・斉唱の強制は歴史観や世界観、信条の否定を求めるものではなく、憲法には反しない」との判断を示した。
 そのうえで「体罰やセクハラ行為などの場合、最も軽い戒告であっても、都教委の懲戒処分はかなり情状の悪いケースに限られている」と指摘。「不起立や斉唱拒否は、自身の信念に基づく真摯(しんし)な動機によるもので、やむにやまれぬ行動だった」と原告の主張に一定の理解を示した。
 さらに「入学式と卒業式で毎年2回の処分機会が訪れることになり、短期間でより重い懲戒処分を受けることになる」とも述べ、処分を違法とした。
 処分取り消しを求めなかった男性教員1人を加え、168人が求めた1人55万円の賠償は「処分の取り消しで精神的苦痛は慰謝される」などと退けた。
 通達は都教委が03年10月23日に出した。原告は03~04年の学校行事で戒告(167人)や減給(1人)の懲戒処分を受けた。
 大橋裁判長は10日、都内の元小中学校教諭2人が起こした同種訴訟でも懲戒処分を取り消した。

 ◇「夜明け信じた」原告驚きと喜び
 判決後に会見した原告教諭らは「信じられない」「夢ではないか」と驚きを隠せない様子を見せ、逆転勝訴を歓迎した。
 都立高教諭の大能(おおの)清子さん(51)は04年4月、入学式で起立せず戒告の懲戒処分を受けた。以降は新たな担任を任されず、式では受付や警備など式場外業務を命じられた。ある高校では校長に「担任をしたいなら(式で)立つ練習をしたらどうか」と提案されたこともあった。「早期退職したり休職する人もいたが、夜明けを信じて待った。教員を続けて本当に良かった」と涙ぐんだ。
 別の都立高教諭の真鍋善彦さん(57)は「現場は職務命令でがんじがらめにされて暗い雰囲気。私たちは強制には反対という思いでやってきた」と振り返る。最近は参加者全員が起立するまで式を始めない時があることが気になる。「判決を機に、生徒や保護者にも向かいつつある『強制』がなくなってほしい」と話した。【伊藤直孝】

 ◇「影響どこまで」都教委に戸惑い
 東京都教委の大原正行教育長は「大変遺憾なこと。判決内容を確認して今後の対応を検討する」とのコメントを出した。都教育庁によると、これまでに延べ430人を処分したが、処分者数は05年度の45人から09年度の5人へと大幅に減っている。担当者は「通達や指導が浸透してきていた」と話す。
 都内の公立学校は今週末から卒業式シーズンを迎える。人事部局のある職員は「正直どこまでの影響が出てくるのか分からない」と戸惑った。【田村彰子】

==============
 ■解説
 ◇都の強硬姿勢に一石

 東京高裁判決は、従来の司法判断の流れに従い起立・斉唱を義務付ける通達や職務命令を合憲としつつ、都教委の裁量権の範囲について検討し、懲戒処分は「行き過ぎ」と結論付けた。「日の丸・君が代」を拒む教職員らの心情に配慮した格好で、都教委の強硬姿勢に疑問を投げかけた。
 原告弁護団によると、03年通達以降の懲戒処分者は延べ430人(昨年5月現在)。年々減少し、10年4月の入学式では3人にとどまっているが、処分された教職員を、その後は受付や警備などに配置し、式場内に入れない措置を講じていることも一因だという。
 公立小学校の入学式で君が代のピアノ伴奏を拒否して戒告処分となった女性音楽教諭が処分取り消しを求めた訴訟で、最高裁は07年2月、「伴奏命令は思想・良心の自由を侵害しない」と判断し、処分も適法とした。だが、高裁判決は「最高裁判決は懲戒処分の適否に関する先例とはならない」との解釈を示し、処分取り消しの結論を導き出した。
 判決に従えば、起立や斉唱拒否だけを理由とした処分は違法となり、通達や職務命令が事実上「骨抜き」になる可能性がある。一方、判決は式典を乱すような行為まで容認しているわけでもない。地方公務員でもある教職員の「自由」をどこまで許容するのか。都教委は難しい課題を突きつけられている。【和田武士】
毎日新聞 2011年3月11日  


日の丸訴訟、教職員167人の処分取り消す逆転判決 
2011年3月11日 朝日新聞

 入学式や卒業式での日の丸への起立や君が代斉唱を義務づけた東京都教育委員会の通達に従わなかったとして、懲戒処分を受けた都立学校の教職員167人が処分取り消しを求めた訴訟で、東京高裁は10日、請求を退けた一審・東京地裁判決を変更し、全員の処分を取り消す逆転判決を言い渡した。
 大橋寛明裁判長は、通達そのものは思想・良心の自由を保障した憲法19条には違反しないとする一方、「懲戒処分まで科すのは社会観念上重すぎる。懲戒権の乱用だ」と判断した。通達をめぐる一連の訴訟で、処分を取り消した判決は初めて。1人あたり50万円の慰謝料の請求は退けた。
 判決はまず、通達について「教員らの歴史観や信条を否定し、皇国思想や軍国主義を肯定するものではない」と指摘。「全体の奉仕者」としての教員らの立場にも触れて、「個人的な思想や良心とは関係なく、他の教員とともに起立・斉唱する行動が求められている」と述べた。
 そのうえで、通達違反を理由に戒告などの懲戒処分まで科す妥当性について検討。教員らの行動は職務怠慢ではなく、信念に基づいた真摯(しんし)な動機によるものだった▽国旗国歌と皇国史観を結びつける国民は少なからず存在し、教員らも立場を離れた一個人としては起立義務はない▽起立しなくても式典は混乱しなかった――などの理由を挙げて、懲戒処分は「著しく妥当性を欠き、懲戒権の範囲を逸脱している」と結論づけた。
 最高裁は2007年、通達が出る前に君が代のピアノ伴奏を拒んで処分された音楽教諭の訴訟で、校長の職務命令を「合憲」とする判断を示している。今回の高裁判決は、通達をめぐる憲法判断についてはこの判例に従いながら、ピアノ伴奏訴訟では争点になかった「懲戒処分の妥当性」について新たに見解を示した。
 通達自体に従う義務がないことの確認を求めた別の訴訟では、東京高裁が今年1月、通達を違憲とした一審・東京地裁の判決を取り消している。
 今回の判決について大原正行・都教育長は「大変遺憾。内容を確認して今後の対応を検討する」とコメントした。(久木良太)  


東京都教育委員会の強硬路線は、石原慎太郎都知事によるもの。
石原知事が四期目に向けて、立候補するのかしないのか、
が注目されているさなかでの、今回の高裁の判決。

今後、東京都知事がだれになるかで、恐怖の石原独裁政治が終わるのか、
また四年間続くのか、が決まるだろう。

四年前の選挙でわたしは浅野史郎さんを応援したけれど、
けっきょく石原が当選し、この四年間、東京都がちっとも変わらなかったように・・・。


最後まで読んでくださってありがとう
人気ブログランキングへ クリックを

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
  

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3月10日(木)のつぶやき

2011-03-11 01:24:01 | 花/美しいもの
11:38 from Tweet Button
ムラサキハナナ、ルッコラ、クロッカス/紫のレティキュラータ系ミニアイリス/庭の花たち #goo_midorinet002 http://t.co/08gfH0G
11:40 from web
RT @wansmt: http://wan.or.jp/booktalk/?p=18 WANでは『新編に本のフェミニズム』のブックトークを日本全国で開催する予定。準備が着々進行中!
18:26 from Tweet Button
○激戦!名古屋市議選/候補者の政策より政党の公約重視って、どこか変じゃないですか? #goo_midorinet002 http://t.co/MnKb9TM
by midorinet002 on Twitter
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする