昨日と今日、福島第一原発の1号機と3号機で水素爆発がありましたが、
福島第一原発2号機についても深刻なトラブルが発生していました。
昨日までは、2号機は燃料棒が水で満たされていていちばん安心、
と繰り返し報道されていたのですが、さきほど、
約4メートルの燃料棒のほとんどが露出している、と緊急の発表がありました。
NHKでも、「燃料棒が溶け出せば、炉心溶融の恐れがある」とのコメント。
最新の報道では、午後8時14分、東京電力の発表として、
「格納容器内の圧力が、設計上の限界に近づいている」とのこと。
2号機は、とても怖い最悪の状況に陥っています。
突発的に起きたことなのか、こういうシナリオが予測されていたのか、
何を信じてよいか分かりません。
いまは、炉心溶融により燃料が臨界に達して圧力容器が溶けたり、
破損して水蒸気爆発したりしないように、祈るばかりです。
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NHKでも、「燃料棒が溶け出せば、炉心溶融の恐れがある」とのコメント。
最新の報道では、午後8時14分、東京電力の発表として、
「格納容器内の圧力が、設計上の限界に近づいている」とのこと。
2号機は、とても怖い最悪の状況に陥っています。
突発的に起きたことなのか、こういうシナリオが予測されていたのか、
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東電 燃料棒破損の可能性ある 東京電力は、14日夜、記者会見し、福島第一原子力発電所2号機で、一時、原子炉内の水位が下がって燃料棒がすべて露出し、一部が破損した可能性があることを明らかにしました。 それによりますと、2号機では、14日昼ごろから原子炉の水位が低下し始め、原子炉を冷やす機能が低下したとしています。そして、午後5時17分ごろには、原子炉の水位が燃料棒の上の先端部分まで下がったあと、水位が測定できない状態になったということです。このため、東京電力はポンプで海水を注入しましたが、一時、ポンプが燃料切れで動かなくなったということです。東京電力は「この間に原子炉内で燃料棒の全体が、一時、露出していた可能性がある」としたうえで、「周辺で放射線が検出されているので燃料棒が破損している可能性がある」としています。東京電力は、午後8時ごろには原子炉内への海水の注入が再開されたとしていますが、記者会見の時点で、「実際に水位が上がるところまでは至っていない」としています。 3月14日 21時32分 NHK ------------------------------------------------------------------------ 福島原発燃料露出、海外でも速報 「炉心溶融も」とBBC 【ロンドン共同】英BBC放送は14日、東京電力福島第1原発2号機で全ての燃料が水面から露出したと、共同通信を引用して速報した。ロイター通信は「冷却水がほぼ空の状態に」と、続いてAP通信も同様に、至急伝で伝えた。 BBCは燃料の一部が溶ける「炉心溶融」の可能性も指摘、重大な関心を示した。APは、原子炉の核燃料が大量に溶け、住民らへの放射能被害を引き起こす可能性のある「メルトダウン」につながる恐れがあると報じた。 英テレビはこの日、東日本大震災の被災地での救援活動や福島第1原発3号機で起きた水素爆発の映像を繰り返して放映した。 2011/03/14 21:25 共同通信 |
福島第一原発2号機、燃料棒が完全に露出 被災した福島第一原発1~3号機のうち、2号機は当初、最も被害が浅いとみられていた。 2号機の原子炉内の水位は、核燃料棒(約4メートル)の上端から3・5メートル以上の高さを保ち続け、経済産業省原子力安全・保安院では「100度以下、大気圧程度の安定した状態に至るのも、時間の問題」と楽観視していた。 しかし、炉内に真水を供給していた非常用の系統が14日午後1時15分頃、突然停止し、事態が一変。水位は急激に下がり、同日夜には燃料棒が完全に露出した状態になったという。 露出が続くと、1、3号機と同様に水素が発生し、爆発する恐れがある。 東電は1、3号機の教訓から、2号機原子炉建屋の壁面に水素抜き用の穴を開ける検討を始めた。迅速で的確に対処することが重要だ。 (2011年3月14日20時02分 読売新聞) ----------------------------------------------------------------------- 福島第一2号機、燃料棒が露出…漏出の恐れ 東京電力は14日夜、福島第一原子力発電所2号機でほぼ完全に冷却水が失われ、約4メートルの核燃料が完全に露出して冷却できない状態になり、地元福島県に緊急事態として通報したと発表した。 発表によると、同日午後1時38分、冷却水を循環させるポンプが止まった。水位が下がり始め、午後5時17分には燃料の露出が始まった。急いで午後6時24分から海水の注入作業を開始したが、水位が下げ止まらず、午後7時45分、燃料全体が完全に露出したという。1、3号機でもなかった深刻な事態で、大量の燃料が高温で溶融し、漏れ出す恐れがある。 (2011年3月14日20時02分 読売新聞) |
東日本大震災:2号機炉心「空だき」 燃料棒完全に露出 東日本大震災で、東京電力福島第1原発3号機で14日午前11時ごろ、1号機と同様の水素爆発が発生し、原子炉建屋(たてや)が吹き飛んだ。政府は「燃料棒のある圧力容器と格納容器は健全」としている。一方、2号機では冷却機能が喪失し、燃料棒が完全に露出し、空だきになっている。東電は原子力災害対策特措法に基づいて国に原子力緊急事態宣言を求めた。 毎日新聞 2011年3月14日 20時09分(最終更新 3月14日 20時17分) |
福島第1原発2号機の核燃料露出 炉心溶融の危機 東京電力によると、福島第1原発2号機で14日夜、原子炉の水位が急速に低下し、燃料が水面から完全に露出、空だき状態になった。燃料が溶ける「炉心溶融」の危機的状況を迎えた。 原子炉に残った熱を冷やす機能が喪失し、東電は14日午後、原子力災害対策特別措置法に基づき国に「緊急事態」を通報。東電によると、正午には水位が燃料から約3・4メートル上にあったが、午後3時には約1・2メートル上となった。それまで機能していた炉心に水を注ぐ装置が停止し、冷却機能がなくなったと判断した。 東電は午後4時34分、原子炉への海水の注入作業を開始したが水位は上がらず、同5時の時点で、燃料が約80センチ露出した。用意した5台のポンプのうち4台が不調で、1台しか動いていないという。 冷却装置は、同日午前11時ごろ、隣にある同原発3号機で起きた水素爆発の衝撃で故障した可能性があるという。 東電は原子炉格納容器の圧力を下げるため、蒸気を外部へ放出することも検討している。 1、3号機では、冷却機能を失った後に燃料の一部が溶け、発生した水素が爆発し、原子炉建屋の上部が損壊した。 2011/03/14 20:21 【共同通信】 |
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福島第一3号機、燃料損傷の可能性 経済産業省原子力安全・保安院は14日午前11時すぎ、東京電力福島第一原子力発電所3号機で水素爆発が起きたと発表した。 爆発音とともに大量の煙が立ち上り、建屋の上部が吹き飛んだ。東電社員、海水注入を手伝っていた陸上自衛隊員ら計11人がけがをし、うち6人が被曝し、1人は入院した。隣接する同原発2号機も同日午後5時過ぎ、冷却機能を喪失して原子炉の水位が低下し、燃料棒が露出、1、3号機に続き水素爆発する懸念が高まっている。 3号機は、爆発後、原子炉と格納容器は機能しているが、1号機同様に、炉心が溶けだす炉心溶融の初期段階である燃料損傷が広がっている可能性は高い。保安院は、半径20キロ圏内にとどまっていた約600人に緊急措置として屋内待機を指示した。同日午後、圏外への避難が始まった。被曝者の有無は不明。 保安院によると、3号機は、原子炉内の燃料棒の露出が続き、建屋上部に充満した水素ガスの爆発の危険性が高まっていた。東電は、海水を注入して、爆発回避に努めたが、同日午前1時過ぎ、施設内の貯留槽の海水が枯渇したため一時中断。これによって水位が低下し、露出した炉心に触れた水蒸気から大量に水素が発生し、爆発につながったと見られる。 爆発後も炉内へ海水を注入しているが、燃料棒は依然2・2メートル(同日午後5時現在)露出している。燃料棒の損傷が進んでいると見られるが、ウラン燃料の損傷を示す「セシウム137」などの放射性物質は観測されていない。 爆発後の発電所正門付近の放射線量は午後1時55分の時点で、1時間あたり約15マイクロ・シーベルトと急激な上昇は見られない。 一方、2号機は、これまで安定していた炉内の圧力が急激に上昇し、冷却水を循環させるポンプの機能が低下、水位が減少した。同日午後5時過ぎには、炉心の燃料棒が露出した。東電では格納容器内の放射性物質が混じる蒸気の大気への放出と、海水注入を準備。建屋上部に水素がたまって、爆発するのを防ぐため、事前に建屋の壁に穴を開けるなどの予防策を検討している。 (2011年3月14日19時56分 読売新聞) |
DOL特別レポート【第137回】福島原発震災――チェルノブイリの教訓を生かせ 2011年3月14日 ダイヤモンドオンライン 3月13日午後8時の時点で、東京電力福島第1原子力発電所1、2、3号機、第2原子力発電所1、2、4号機と、計6基の原子炉の冷却装置が震災の影響で作動せず、「緊急事態」にいたっている。 12日には第1原発1号機の建屋が水素爆発で吹き飛び、放射性物質が外部へ飛散し、住民が被曝しているが人数などはまだ確定していない。このような事象を「原発震災」という(注①) 東京電力の沸騰水型原子炉の場合、3つの防護壁が用意されている。原子炉圧力容器、格納容器、そして建屋だ。1号機の建屋はこなごなに吹き飛んだが、厚さ1.5-2mもある頑丈な構造物だから、爆発の映像は衝撃的だった。 枝野官房長官の記者会見によれば、格納容器は損傷していないということだから、膨大な放射性物質が大気へ出たわけではない。しかし、膨大ではないが大量の放射性物質が出たことは間違いない。 現に2キロ圏内で避難の遅れていた病院と特別養護老人ホームにいた人、3キロ離れていた場所を移動中の避難住民、計190人が被爆した可能性があり、22人の被曝を確認している。被曝者はこれからもっと増えることになるだろう。除染など万全の処置が必要である。 なお、現在、第1原発の1、2、3号機がすべて格納容器内の圧力を下げるため、断続的に放射性物質を含む気体を大気へ逃がしているため、放射性物質は爆発事故の前から現在にいたるまで、大気へ出ているのである。 政府が広い地域で周辺住民を避難させているのはそのためだ。なお、この3号機はプルサーマルの燃料を使用しているので、プルトニウム混合化合物が燃料棒に乗っていることを忘れてはならない。 では、どのくらいの量が大気に飛散しているのだろうか。飛散した放射性物質の量についての発表はない。放射線量の計測結果だけである。また、どのような物質が出ているのか。ヨウ素とセシウムを検出したとだけ一度発表されている。 現在進行形の福島原発震災を考える際、参考にすべきは25年前のチェルノブイリ原発事故(1986年)である。32年前のスリーマイル島原発事故(1979年)に類似しているという説もあるが、建屋が吹き飛ぶ爆発を起こしたのはチェルノブイリだけである。・・・・・ ・・・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・・・ |
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