みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

「食欲の秋」食品の放射能除去って…/千葉・埼玉産製茶から基準超セシウム/おいしい飛騨の桃

2011-09-03 19:57:57 | おいしいもの/食について
けさの朝食は、おそとごはん。
昨日、駅前に見つけておいたお店で、パンブッフェ付きのセット。
   
受け取ったお皿いっぱいに、好きなパンをのせて、
大きめのマグカップコーヒー付きで380円。
   
東海地方のモーニングよりもお値打ちかも。

わたしは、ヘルシーにミネスタローネのセットで480円。
ともちゃんは、ベーコンとスクランブルエッグのセットで500円。
   
いくらなんでも朝食にしては食べすぎで、お腹いっぱいになりました。

食欲の秋、か(笑)。

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「食欲の秋」、
といっても、今年の秋の自然の恵みは放射能が気になります。


全国一の生産量を誇る「福島の桃」は半値以下、と
帰りの新幹線のニュースでテロップが流れていました。

帰って読んだ中日新聞の生活面には、友人の白井康彦さんの記事。
知人の安田さんと松井さんのコメントが載っていました。

 「食欲の秋」食品の放射能除去って・・・ 
2011年9月3日 中日新聞

 新米の放射性セシウム検査が各地で始まっている。一つの食品に含まれる放射性物質は暫定規制値を下回っていても、さまざまな食品から少しずつ摂取することに不安を抱える人は多い。「食欲の秋」を迎え、家庭の台所でできる食品の放射能除去について考えた。 (白井康彦)

福島第一原発事故の影響で、暫定規制値を上回る放射性物質を含む野菜や茶などが相次いで出荷停止となった。ところが七月、放射性セシウムに汚染された牛肉が市場に出回っていたことが判明。小さい子どもを抱える母親らの間では、食品の放射能汚染への不安が広がっている。
 こうした中、注目を集めているのが、財団法人原子力環境整備センター(現在の公益財団法人原子力環境整備促進・資金管理センター)が一九九四年にまとめた研究報告「食品の調理・加工による放射性核種の除去率」だ。同センターは放射性廃棄物の調査研究などに取り組む原子力推進団体。報告はHPにも掲載されている。
 反原発の市民運動家として知られるNPO「食政策センタービジョン21」代表の安田節子さんは、報告について「八六年のソ連・チェルノブイリの原発事故後に起きた食品の放射能汚染の実態に基づいた研究で、内容は確か」と評価する。報告は分かりやすい。コメの場合は、(1)もみ殻を取る(2)精米する(3)白米をとぐという過程で、ストロンチウムが90~97・5%は除去できるという。
 キュウリやナスは、水洗いでストロンチウムが50~60%減り、ホウレンソウは煮沸であく抜きをし、「おひたし」にするとセシウムが50~80%除ける。魚のカワマスは煮魚にすると、セシウムが半分になる。
 安田さんは「放射性物質は内臓にたまりやすいので、汚染されている疑いがある魚は、サンマなどでも内臓を取ってから食べた方がいい」と説明する。
 報告は、放射性ストロンチウムにも着目しているのが特徴。国内では、政府機関などによるさまざまな地点の測定でこれまで、セシウムに比べ、ストロンチウムの検出量がかなり少なかったことを背景に、原発事故後も、ストロンチウムについての食品検査はあまり実施されていない。
 ただ、放射性ストロンチウムは、骨に入り込みやすい特性がある危険な物質だ。岐阜環境医学研究所(岐阜市)所長で放射性物質に詳しい松井英介さんは「食品についてのストロンチウム検査をもっと多く実施するべきだ」と指摘する。

◆「汚染」食品 小さい子ども、摂取は避けて
 放射性物質を含む食品を食べると、体内で粒子が周囲の細胞に放射線を浴びせる。この内部被ばくで将来、がんにかかる危険性が高まる。水洗いや煮沸などで、かなりの放射性物質を除去できるという報告は、放射性物質をわずかでも含む食品を食べるときの安心感につながる。
 ただ、安田さんと松井さんは、放射性物質に汚染された食品を食べるのはできる限り避けるべきだとの考え。特に、小さい子どもについての危険性を強調している。
 松井さんは「政府は内部被ばくの問題を軽く見すぎだ。原発事故による内部被ばくが広がらないよう、抜本的な対策が必要」と訴えている。


おりしも、すでにに流通している食品の抜き打ち検査で、
千葉と埼玉のお茶から、基準値を超える放射性セシウムが検出されました。

 千葉・埼玉産製茶から基準超セシウム 抜き打ち検査で
2011年9月3日 朝日新聞

 厚生労働省は2日、市販されている千葉県産と埼玉県産の製茶計4品から基準(1キロ当たり500ベクレル)を上回る放射性セシウムが検出されたと発表した。厚労省は流通している食品を買い上げて調べる「抜き打ち検査」を先月から始めており、今回初めて基準値超えが見つかった。埼玉県産の茶で基準を超えたのが確認されたのも初めて。
 千葉県産は千葉市内の業者が製造した1品で2720ベクレルが検出された。調査を依頼している国立医薬品食品衛生研究所が5月末に購入した。埼玉県産は同県内の2業者と東京都内の1業者が製造した3品で1530~800ベクレルだった。いずれも8月上旬に買った。
 厚労省は「製茶に湯を入れて飲む段階では、放射性物質の濃度が30分の1以下に薄まる。2720ベクレルでも飲料水の基準(200ベクレル)を下回る」としている。
 各自治体が、工場で一緒につくられた製茶の流通状況を追跡し、在庫品を調べて基準を超えれば回収することになる。詳しい産地なども調べている。


少々の放射能汚染や風評被害なんか気にせずに、
産地の生産者を助けるために食べるべきだ、という声もありますが、
「放射性物質に汚染された食品を食べるのはできる限り避けるべきだ」というのが、
放射能の内部被ばくに詳しい人たちの、共通認識。

農作物の生産者としても、汚染されたものを消費者に食べさせたくない、
安全なものを安心して食べてほしい、という願いがあるはずです。
有機農業の専業農家経験者として、わたしはそう思います。

それに、そもそも農作物の汚染の責任は、生産者にはなく、
放射能をまき散らした東電にあるのですから、
東電の責任で作物の放射能検査をして、出荷できなくなった農作物について、
農家にたいして全額補償すべきだと思います。

   
友人から飛騨の桃をいただきました。

箱を開けると、良い香りがします。
   
さっそくいちばん熟していておいしそうな一個を選んで、
皮をむきました。
   
ジューシーでおいしいです。
秋はやっぱり「桃」ですね。

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コメント
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