みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

『おひとりさまの終活 自分らしい老後と最後の準備』中澤まゆみ著/三省堂

2011-09-07 19:28:19 | ジェンダー/上野千鶴子
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「婦人公論」の広告が出ています。

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今は最新号の9月22日号がでていますが、少し前までは、9月7日号が出ていて、
2011年9月7日号(8月22日発売)特集:私らしい最期を迎えたい
     

まだ店頭にあるかなと思って見に行ったら、
三省堂にはなくて、カルコスにはあったので、さっそく買ってきました。

「私の遺言」には、上野千鶴子さんをはじめ、
あさのあつこさん、伊藤比呂美さん、大平光代さん、勝間和代さん、香山リカさんなど
25人の〈女性著名人アンケート〉が載っています。

ちょうど母が亡くなったあとなので、わが身に引きつけて読みました。

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中澤まゆみさんの最新刊、
『おひとりさまの終活 自分らしい老後と最後の準備』も届きました。
前にお会いした時に名刺をお渡ししたので、送ってくださったのです。

   

どのような最期を迎えたいのか、
を考えたい人にはためになる本です。

チラシもどっさり同封されていたので、
読書会の時に、参加者の皆さんにお渡ししました。

   

 『おひとりさまの終活 自分らしい老後と最後の準備』 
中澤まゆみ 著
三省堂 
1,680(1,600)円 四六判 240頁 978-4-385-36535-0

超高齢社会をたっぷり生きて旅立つための、知恵とチカラ。おひとりさまが老後で一番不安に思っている「見守り」「介護」「孤独死しないためのヒント」をはじめ、老後の「住まい」「医療」「お金」そして「仕事」から「葬送」まで。最新のセーフティ情報満載のガイド。

●内容紹介
•人生100年時代。知っていれば、ひとりで死ぬのも怖くない。
•超高齢社会をたっぷり生きて、旅立つための知恵とチカラ。
•終活の前の「就活」から、オーダーメイドの「見守り」、そして介護、お金、住処から葬送まで。
•“いい日旅立ち”を実現するための、老後のセーフティネットづくりを徹底取材。
•豊富な事例と最新情報を満載した、著者の“実践おひとりさまシリーズ”決定版。
 いまや「人生100年」時代。老後もその長い時間を視野に入れて考えなければいけなくなった。

「人生80年」と言われるようになったのは1970年代からだが、日本人の平均寿命は軽々とそれを超え、とくに女性の平均年齢にいたっては、限りなく90歳に接近している。

 先ごろ公表された国勢調査の抽出速報では、ひとり暮らし高齢者の数は約457万7000人。65歳以上の男性の10人に1人、女性の5人に1人がおひとりさまとなった。団塊世代が80代を迎える20年後には、ひとり暮らし高齢者は700万人を超えるという推計も……。
「おひとりさまの時代」は超スピードで進み、ひとりの老後をどう生き抜いていくかは、高齢者ならずとも大きな関心事となっている。
 本書のタイトルは「おひとりさまの終活」だが、「終活」というのはふつう、自分の葬儀やお墓を事前に決めたり、遺言やエンディングノートを書くといった、終末に向けての準備活動とされている。
 しかし、人生100年時代の「終活」は、それだけには納まらない。これまで誰も経験したことがない超高齢社会に生きる私たちにとっての「終活」とは、自分らしい“いい日旅立ち”を、一人ひとりが自分のステージに合わせ、残りの長い人生の中で準備していくことではないだろうか。
 死後のことより大切なのは、「そこそこ、いい人生だった」と思っていつでも旅立てるよう、できるだけたっぷり生きること。それが「終活」のありかた……というのが、本書の大きなメッセージとなっている。
 少ない年金、心細い老後の資金・・・。それらを補いながら、生きがいづくりを始める第一歩は、「仕事」をもつこと。プチ収入の確保からコミュニティでの起業まで、本書では「60歳からの仕事」を老後の準備のスタートとした(第1章 終活の第一歩は「就活」から)。
 また、老後を迎える人たちの最大の不安は「お金」と「病気」(とくに認知症)だが、おひとりさまにとっては「孤独死」もキョーフのひとつ。2010年の内閣府調査では、ひとり暮らし高齢者の60%、夫婦同居でも44%の人たちが「孤独死を身近に感じる」と答えていた。マスコミを騒がせた大原麗子さんの死後発見報道も、まだ記憶に新しい。
 誰でも、死ぬときはひとり。しかし見守ってくれるものがあれば、それまでの道のりは少しばかり心強くなる。本書では行政から民間まで、さまざまな高齢者向けの見守り安否確認サービスやシステムを徹底取材し、タイプ分けした一覧表を6章末で詳しく取り上げている(第6章 見守り力は自分力)。
 見守り安否確認サービスは、室内につけたセンサーや、携帯電話を活用したサービス、テレビ電話を使ったサービスなど、東日本大震災後さらに進化し、利用者の関心も高まっている。とはいえ、こうした既成のサービスやシステムは「見守り」のごく一部。本当の「見守り」とは、在宅医療を味方にした医療や介護、行政、地域、家族や友人などによる 「人」のネットワーク、法律によるサポート、そして既成の安否確認サービスを利用して、自分仕様のセーフティネットを、そのときどきでつくりあげていくこと。「自分力」と「人持ち力」を蓄積し、こうした見守り体制をつくっていけば「ひとりで死ぬのもコワくない」と筆者は言う。
 人生100年時代の長い老後では、どんなことが待ち受けているかわからない。そんな不意の事態にあわてふためかず、前に進むチカラになるのは、日ごろから備えた知恵と情報。ホップ・ステップと人生をたっぷり生きて、ゆるやかなランディングに向かうためのガイドとして、本書を役立てていただきたい。

■著者が提唱する「おひとりさまの見守り10か条」
①健康は日々の備えから
②かかりつけ医をつくる
③介護保険制度を知っておく
④行政と民間の見守りサービスを知って使いこなす
⑤遺言やリビングウィル(事前指示)を書いておく
⑥緊急医療情報を用意しておく
⑦在宅医療について知っておく
⑧成年後見制度を知っておく
⑨無縁よりも多縁。頼れる仲間をつくる
⑩健康状態に合わせた、自分仕様の見守りネットをつくる

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●目  次
■第1章 終活の第一歩は「就活」から
■第2章 「お金力」を身につける
■第3章 終の棲家の探し方
■第4章 「患者力」をつける
■第5章 私の介護、誰がする?
■第6章 見守り力は自分力
■第7章 終活のために必要なこと
■第8章 葬儀やお墓は必要か


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コメント (2)
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