みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

「現代思想」臨時増刊号 総特集=上野千鶴子/『フェミニズムの時代を生きて』西川祐子/上野千鶴子/荻野美穂

2011-12-01 18:21:49 | ジェンダー/上野千鶴子
花が少なくなる晩秋から早春に咲く花がほしくて、
椿の苗木を何本か植えました。
   
庭の木には春に花を咲かせる落葉樹が多いので、
葉っぱが散ってしまうとさびしい感じがしていたのですが、
常緑のツバキや山茶花があると、アクセントになります。
  
白い大きな花を咲かせる「ゴードニア・アクミナータ」という、
西洋ツバキも道からよく見えるところに植えました。
まだ1メートルほどですが4メートルほどになるそうで、咲くのが待ち遠しいです。
   
 
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今週は毎日、外仕事で花木を植えているのですが、、
先週は岐阜市内の大きな本屋さんをはしごして、
「現代思想」の12月増刊号を探していました。

お目当ては「総特集=上野千鶴子」。
なかなか置いてなくて「お取り寄せしましょうか」
というのを丁重にお断りして、3軒目でやっと見つかりました。

いっしょに見つけたのが、でたばかりの『フェミニズムの時代を生きて』(岩波現代文庫)。
上野千鶴子さん、荻野美穂さん、西川 祐子さんの鼎談です。

   

「現代思想」の上野千鶴子さん特集は、執筆者に知ってる人も多くて、
興味深く、3時間かけてすみずみまで読みました。
上野さんとその著作を思い思いの視点から語っていて読みでがありましたよ。

本棚に並ぶ上野さんの本をまた一から読みなおしたくなりました。

  『現代思想 2011年12月臨時増刊号』 総特集◆上野千鶴子 [青土社]  

 【討議】
上野千鶴子を腑分けする 「対幻想論」 から 『ケアの社会学』 まで / 上野千鶴子×小熊英二
セクシュアリティはいかに語り得る/得ないのか / 上野千鶴子×宮地尚子

【座談会】
上野千鶴子を語りつくす / 阿部真大×金田淳子×千田有紀×松井隆志

【上野千鶴子とは何か】
上野千鶴子の軌跡 / 鶴見俊輔
上野千鶴子論序説 / 辻井喬
上野千鶴子さんという女(ひと) / 樋口恵子
上野千鶴子の第三側面 / 見田宗介

【女性学から】
「社会変革の為の武器」 を研いで 上野千鶴子さんと日本のフェミニズム三〇年 / 江原由美子
「バトンを渡す」 ということ マルクス主義フェミニズムから 『おひとりさま』 へ / 伊田久美子
上野千鶴子と論争の時代 / 海妻径子
「わたし」 への持続する意志について / 加藤秀一

【戦後思想から】
上野千鶴子と歴史学の関係について、二、三のこと / 成田龍一
分節化する知の操作 日本近代文学研究と上野千鶴子 / 小森陽一
わからなかったこと、なされていないと思うこと / 立岩真也

【ケアから】
ケア・福祉論からみた上野千鶴子 / 中西正司
上野千鶴子はアイコンだった / 信田さよ子
上野千鶴子についての個人史 / 熊谷晋一郎

【現場から】
驚かせ続ける人 畏敬する友 千鶴子さん / 中西豊子
私が見た上野千鶴子の真実 / 向田貞子
上野千鶴子さんとの出会いから二〇年 / 市吉七海
あんなこと、こんなこと、上野千鶴子さんとのこと / 下間啓子
旅は道連れ、世はフェミニズム / 渋谷典子

【上野千鶴子のつくりかた】
もう一人の上野千鶴子 / 弘由美子
女性学のスタートラインで / 町田民世子
上野千鶴子、実践知を切り拓く希有の知性 / 高村幸治

【わたしと/の上野千鶴子】
京都と和服とポルシェ / 白倉敬彦
千鶴子ワールド感傷旅行 / 荒井とみよ
ヌードとパンツと家父長制 上野千鶴子のおっさん観をめぐって / 井上章一
私論・上野千鶴子 男たちのパブリック・エネミーを引き受ける存在としての女 / 辛淑玉
上野千鶴子に 「弱者のための政治」 を学ぶ / 辻元清美
うえのさん / 伊藤比呂美
軽やかに、しなやかに、「命」 の思想 上野さんを語る / 朴裕河
同じ時代を生きて / 島今日子
分け入った先には / 酒井順子
女遊びのシスターフッド / 北原みのり

【上野千鶴子の読みかた】
共犯‐性と分身‐性 / 千葉雅也
   『セクシィ・ギャルの大研究 女の読み方・読まれ方・読ませ方』 光文社、1982年 → 岩波現代文庫、2009年
上野さんに鍛えられて / 瀬地山角
   『家父長制と資本制 マルクス主義フェミニズムの地平』 岩波書店、1990年 → 岩波現代文庫、2009年
苦い二五年 / 佐伯順子
   『女という快楽』 勁草書房、1986年 → 新装版、2006年
愛しのエロス論 / 木村朗子
   『発情装置 エロスのシナリオ』 筑摩書房、1998年
「ポスト」 の思想としての 「ジェンダー」 / 本橋哲也
   『ナショナリズムとジェンダー』 青土社、1998年
サバイバーとして自尊感情を守る / 樫村愛子
   『サヨナラ、学校化社会』 太郎次郎社、2002年 → ちくま文庫、2008年
私が生き延びるために必要だったもの / 雨宮処凛
   『生き延びるための思想 ジェンダー平等の罠』 岩波書店、2006年
団塊世代の中産階級への老後の指南書 / 天田城介
   『おひとりさまの老後』 法研、2007年 + 『男おひとりさま道』 法研、2009年
上野千鶴子さん自身のミソジニーから見えてくるもの / 栗田隆子
   『女ぎらい ニッポンのミソジニー』 紀伊國屋書店、2010年
『ケアの社会学』 に書かれたことと書かれていないこと / 川口有美子
   『ケアの社会学』 太田出版、2011年  


『フェミニズムの時代を生きて』は、女性3人の本音トークで、
やめられない止まらない、おもしろさで、一気に読みました。

『フェミニズムの時代を生きて』
西川 祐子 (著), 上野 千鶴子 (著), 荻野 美穂 (著)  


内容紹介
日本におけるフェミニズム運動のパイオニア世代の三人が、個人史の軌跡を時代の中に位置づけて語る。草創期の女性史・女性学の熱気、学生運動や「慰安婦」問題との関わり、異性愛者としての立ち位置、そして老いつつある自らの経験と死について。後に続く世代に残す、貴重な歴史的証言。(岩波現代文庫オリジナル版)
内容(「BOOK」データベースより)
日本におけるフェミニズム運動のパイオニア世代の三人が、個人史の軌跡を時代の中に位置づけて語る。草創期の女性史・女性学の熱気、学生運動や「慰安婦」問題との関わり、異性愛者としての立ち位置、そして老いつつある自らの経験と死について。後に続く世代に残す、貴重な歴史的証言。 (岩波現代文庫)


そうそう、上野さん、WANブッククトークで12月4日に
名古屋の「つながれっとNAGOYA」にいらっしゃいます。
もちろんわたしも聴きに行きますよ。

生うえのさんと江原さんのトーク、楽しみです。

 日本の真ん中で『フェミニズム理論』★拡がるブックトーク@なごや
2011年10月4日 火曜日
 
『新編 日本のフェミニズム』全12巻の交差点へ。
拡がる。
届ける。
受け取る。
ブックトーク『フェミニズム理論』
わたしのフェミニズム、発見のとき。
『新編 日本のフェミニズム』(岩波書店)全12巻の完結を記念し、
フェミニズムの世代間継承を目指す「拡がるブックトーク」を開催します。
講師に編者のお二人を招き、『フェミニズム理論』(岩波書店、2009年)をテーマに熱くトーク。
さあ、ご一緒に、わたしのフェミニズム発見のときへ。

講師 江原由美子
首都大学東京副学長
東京大学文学部卒業。首都大学大学院人文科学研究科教授。
日本学術会議会員(19・20・21期)。2009年5月より現職。
主な著書・著作/「ジェンダーフリーのゆくえ」(友枝・山田編『Do!ソシオロジー』、
アロマ選書、有斐閣、2007、第7章)、『ジェンダーと社会理論』(共編著、有斐閣、
2006)、『女性のデータブック』(共編著、有斐閣、2005)、
『ジェンダー秩序』(勁草書房、2001)など。
『新編 日本のフェミニズム』全12巻の交差点へ。

講師 上野千鶴子
東京大学名誉教授
NPO法人 ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長
京都大学大学院社会学博士課程修了。
1995年から2011年3月まで、東京大学大学院人文社会系研究科教授。
主な著書/『家父長制と資本制』(岩波書店)、『おひとりさまの老後』(法研)、
『不惑のフェミニズム』(岩波現代文庫)、『女ぎらい?ニッポンのミソジニー』
(紀伊國屋書店)など多数。最新刊に『ケアの社会学』(太田出版)。

日 時 12 月4 日(日) 午後1 時30 分~4 時
会 場 つながれっとNAGOYA 交流ラウンジ:名古屋市中区千代田5-18-24
対 象 男女
参加費 1,000 円
託 児 有り、実費負担 インフォメーションにおたずねください。
申込み・問合せ つながれっとNAGOYA インフォメーション
TEL:052-241-0311 FAX:052-241-0312
Eメール:receipt-tsunagalet@sweet.ocn.ne.jp

●電話、FAX、またはEメールにて受け付けます。
●FAX、Eメールでは、タイトル、住所、氏名、電話番号、年齢をご記入ください。

主催:特定非営利活動法人 参画プラネット
つながれっとNAGOYA
名古屋市男女平等参画推進センター指定管理者

共催:NPO法人ウイメンズアクションネットワーク(WAN)、「拡がるブックトーク」実行委員会
後援」岩波書店


昼間は暗くなるまで庭仕事をしていて、ブログに取りかかるのが夜になるので、
最近はもっぱらともちゃんが夕食をつくってくれます。

昨日は、キハダマグロの切り出しの野菜鍋と、大黒本しめじのホイル焼き。
   
きょうは、黒豚と野菜のせんべい汁とふろふき大根、レンコンのきんぴら。
あと法蓮草のお浸しも。野菜中心のヘルシーメニューです。
   
赤カブと日野菜の浅漬けはみどり作です。

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