みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

ファミリー・サポート・センター事業 事故責任あいまい/チェルノブイリの経験から 内部被ばく減らす食事を

2011-12-31 19:31:45 | 地震・原発・災害
いよいよ2011年の大晦日。
午前中に記事をアップしようと思っていたのですが、
ゆうちゃんを数時間預かることになって、夕方まで
庭の掃除をしがてら、外で一緒に遊んでいました。

   

大みそかは高島屋や生協へ、閉店間際に買い物に行くのを恒例にしているので、
そのあと、出かけて帰ってきたのは7時を過ぎていました。

差し入れの更科の冷やしたぬきそばと、買ってきた半額のお刺身で夕ご飯。
   
昨日は金目鯛の煮つけとブリアラのみぞれ煮だったので、二日続きのお魚です。
   

今年最後の日のブログの記事は何にしようと考えて、
取材等でお世話になった中日新聞の稲熊さんの記事と、
後半は放射能汚染が子どもたちに与える影響にします。

 ファミリー・サポート・センター事業 事故責任あいまい 
2011年12月29日 中日新聞

 子育ての援助を受けたい「依頼会員」と、手助けをしたい「援助会員」とを橋渡しする「ファミリー・サポート・センター事業」(通称ファミサポ)で昨年十一月、大阪府八尾市の生後五カ月の女児が脳死状態になる事故が起きた。両親は、市に原因究明を求めているが、市側は「会員同士の契約で、当事者ではない」として調査に乗り出していない。全国で三十万人以上の親が利用する事業だが、責任の所在の曖昧さが浮き彫りになっている。  (稲熊美樹)

 昨年十一月中旬、八尾市の藤井真希さん(32)は、長女さつきちゃんを迎えに、預け先の女性宅に着くと、女性の叫び声が聞こえた。「お母さーん、救急車!」
 通院のため一時間ほど預けただけだった。部屋に駆け込み、ぐったりしたさつきちゃんを抱き上げると冷たく、顔も真っ白。呼吸と心臓が停止状態だった。救急車で搬送され、一命は取り留めたが、低酸素脳症で脳死状態に。一歳七カ月になった現在も人工呼吸器につながれ、声掛けにも反応がない。
 生後間もない娘を預けることに不安もあったが、ファミサポから「援助会員に研修をしている」と聞いた。市社会福祉協議会が運営する市の事業という安心感もあり、依頼会員に登録した。
 援助会員の女性とは登録後に顔合わせをし、さつきちゃんが寝返りできないことを伝えた上で、預けることにした。事故は二回目の利用で起きた。
 事故後、真希さんと夫朋樹さん(32)は、市職員らの立ち会いで、女性と話し合いを持った。藤井さんによると、女性は「泣いたさつきちゃんをうつぶせ寝にし、目を離した」と話した。うつぶせ寝が危険という認識がなかったという。その後、女性と接触できておらず、事故の詳細な状況は分かっていない。
     ◇
 両親は、八尾市に事故の原因究明をする第三者機関の設置を求めた。市は「契約の当事者ではなく、原因究明をする機関でもない」と主張。他の会員にも、事故のことを知らせていない。
 取材に市の担当者は「原因究明はできない」とあらためて語り、「事実関係を整理し、医学的な見地から確認したい」とした。事故翌日に一度、女性から聞き取りをしたが、今後、その予定はないという。
 真希さんは「真実が分からないと、さつきに申し訳ない」と無念さをにじませる。事故調査を求め、約八万人分の署名を添えて市議会十二月定例会に出した請願は、二十一日に大まかな意図に賛同する「趣旨採択」された。
     ◇
 厚生労働省の調査によると、全国のファミサポ事業で最近五年間に起きた事故で、治療に三十日以上かかったのは八都道府県で十五件。さつきちゃんの事故のほか、骨折五件、歯を折った事故、やけどが各二件だった。
 交付金などを出している厚労省は、さつきちゃんの事故後、自治体に対し、事故が起きた場合は解決に向け、会員同士の連絡調整を求める通知を出した。
 保育事故に詳しい寺町東子弁護士は「公の事業だから、親は信頼して利用している。契約関係にかかわらず、事故の調査をする責任は市にある」としている。


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【わかりやすい地図】放射性セシウムの都道府県別月間降下量2011年3月〜6月合計の汚染マップ(福島県の降下量発表、45都道府県合計の47倍)
2011.12.29 「子供を守ろう SAVE CHILD」

福島県の月間降下量がやっと公表されました。福島県のセシウムの降下量は45都道府県の合計値の47倍に相当するという結果でした。福島県の測定値は双葉郡大熊町です。
この地図は文部科学省が発表した2011年3月・4月・5月・6月の放射性物質の都道府県別月間降下量の資料のセシウム134と137の降下量の合計値(単位はメガベクレル/平方キロメートル)を各都道府県ごとにわかりやすく表示したものです。数字だけの資料で見るよりも非常にわかりやすいです。(※注意:この数値は3月18日からのデータです。3月11日〜3月17日の間は公表されていません。)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(2011年12月29日 13:35) 

「子供を守ろう SAVE CHILD」サイト

東日本大震災:暮らしどうなる? チェルノブイリの経験から 内部被ばく減らす食事を  

 チェルノブイリ原発事故が起きたウクライナで、内部被ばくの一番の原因は、放射性物質で汚染された食品の摂取だった。ウクライナで事故以来25年間、子どもの健康調査を続ける医学博士、エフゲーニャ・ステパノワさんに、被害の実態と大人ができることを聞いた。【中村美奈子】

 ◇野菜は洗い、皮をむく/肉、魚は塩水に漬ける/干しぶどう、チーズ有効
 事故前はロシアの小児科医だったステパノワさんは現在、ウクライナ放射線医学研究センター放射線・小児・先天・遺伝研究室長。NGO「グリーンピース・ジャパン」主催の福島市での講演会で今月、子どもたちの健康被害について語った。
 ウクライナは、放射性セシウムの汚染度によって、被災地を(1)立ち入り禁止区域(原発から30キロ圏内)(2)強制移住区域(年間被ばく線量5ミリシーベルト超)(3)自主移住区域(同1ミリシーベルト超)(4)放射線環境強化管理区域(同0・5ミリシーベルト超)の四つに分けた。汚染地域の住民の被ばく量は年間1ミリシーベルト以内、生涯で70ミリシーベルト以内と法律で決められた。福島市と郡山市のそれぞれ一部は、ウクライナでいえば強制移住区域にあたる。
 ステパノワさんによると、事故で被災したウクライナの子は90万人で、そのうち86年から08年までに甲状腺がんになった子は6049人。事故前は発症者10~20人の珍しい病気だったという。
 「汚染された食品が最大の内部被ばく源で、牛乳がその8割を占めた」とステパノワさん。子どもの主要な栄養源だったからで、今も汚染されていない乳製品の入手は困難な地域があるという。
 がん以外の異変もある。汚染地域に住む子どもは複数の慢性疾患にかかることが多い。「病が長く続き、再発する傾向がある。治療の効果は薄い」とステパノワさんは話した。汚染地域では消化器系の病気の子が増えた。年間線量が5ミリシーベルト超の強制移住区域では汚染が少ない地域と比べ、気管支炎などの呼吸器疾患、肝臓組織の筋腫化、血液系障害、免疫障害になる子が約2倍になった。がん以外の病気や障害は、事故との関連を含め研究が始まったばかりという。
 ステパノワさんが強く訴えたのは「毎年必ず子どもの健康診断をすること」だ。ウクライナでは、被災地に設置した国の健康保護センターで健康診断を行う。小児科▽内分泌▽血液▽神経▽眼▽咽喉(いんこう)(のど)▽外科の7分野で各専門医が超音波や血液検査を毎年実施し、国へデータを送る。被災者への医療や健康診断はすべて無料だ。
 「早期発見が最も大事。ウクライナで甲状腺がんで死んだ子は、早期発見できなかった2人だけ。できることはたくさんある」。その一つが、毎年子どもを汚染地域外に送り健康増進プログラムを行う国の事業だ。4週間以上保養地で過ごし、被ばく量を減らすのに大変効果があるという。
    ◇  ◇
 食品による内部被ばくはどうしたら減らせるのか。ステパノワさんによると下ごしらえが重要で、▽よく洗う▽ゆでる▽肉や魚を塩水に漬ける--ことを住民に指導している。
 野菜はまず洗い、5ミリの厚さで皮をむき、さらに洗い、ゆでる。こうした処理でセシウムは30~50%減らせるという。ゆで汁は捨て、使わない。
 肉や魚は2~3時間塩水に漬け、この間数回塩水を替える。塩水の濃度はしょっぱければよい。
 桃やにんじん、りんご、ぶどうなど植物由来の抗酸化物質が入った食品には、放射性物質を排出させる働きがある。ウクライナの強制移住区域の小学校や幼稚園ではこれらの生ジュースや食物繊維のペクチンを含む補助食品が与えられ、無料で給食が出る。
 「カリウムはセシウム、カルシウムはストロンチウムと体内での動きが似ている。事前にカリウムをたくさん取れば、放射性セシウムが体内に入る余地がなくなる。同様に、カルシウムをたくさん取れば、ストロンチウムも入ってこられない」とステパノワさんは言う。
 積極的に食べたいのは、カリウムをたくさん含む、汚染されていない干しぶどうや干しアンズ。生より干した物の方がカリウム濃度が高い。カルシウムはチーズで取るのがおすすめ。牛乳が汚染されていても、チーズの製造過程で液体部分の乳清に放射性物質が出ていくからだという。「農家には、汚染された牛乳はチーズにしなさいと助言している。穀物や野菜、海藻を豊富に取るのも効果があると思う」と話す。
    ◇  ◇
 ウクライナの北隣、ベラルーシに90年に設立された民間研究所「ベルラド放射能安全研究所」の放射能対策をまとめた「自分と子どもを放射能から守るには」(世界文化社刊)は、食事対策を詳しく解説している。
 同書によると、放射性セシウムは水に溶けやすく、油脂類とは結合しない。セシウムがたまりやすいレバーなどの内臓や、ストロンチウムがたまりやすい骨付き肉は放射能検査済みの物を買い、魚は内臓、頭部、えら、皮、骨を取り除く。肉も魚も2%の塩水に12時間さらし、その間数回塩水を替える。骨を煮出したスープは飲まない。
 訳者の辰巳雅子さんによると、野菜は洗って皮をむいた後に、再度よく洗うことを徹底する。キノコと肉・魚は、塩水に漬けると浸透圧で食材の水分がしみ出してくるため、除去効果が上がる。また塩水に酢を少し入れると、肉や魚のたんぱく質流出を防ぐという。
毎日新聞 2011年12月30日 


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12月30日(金)のつぶやき

2011-12-31 02:47:00 | 花/美しいもの
11:50 from Tweet Button
【わかりやすい地図】放射性セシウムの都道府県別月間降下量2011年3月~6月合計の汚染マップ(福島県の降下量発表、45都道府県合計の47倍) | SAVE CHILD http://t.co/5I94EUUs @save_childさんから
16:59 from Tweet Button
リスクと向き合う:3・11を経て M9以上の地震、火山に「波及」 大噴火対策を本格検討 - 毎日jp(毎日新聞) http://t.co/diLOCyU4 @mainichijpnewsさんから
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RT @sazanami810: 1月1日~1月6日の間に…ぜひWANサイトへ。★さざ波日記:383_2012年1月1日@WANサイト★ http://t.co/wqRw0PHl
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