12月4日の朝日新聞の書評欄に、
たくきよしみつさんの『裸のフクシマ 原発30km圏内で暮らす』という本の書評が載っていたので
読みたいと思っていました。評者は福岡伸一さん。

今週は庭仕事を詰めてしていたので、夕方からあるともちゃんの岐阜での会議を送りがてら、
わたしは待ってる間に高島屋9階の自由書房へ。
ここには書評コーナーがあるので置いてあると思っていたら、
予想通り、ありました。

関連で買ったのは、宮地尚子さんの『震災トラウマと復興ストレス』。
岩波ブックレットなので薄くて読みやすいのですが、内容は濃いです。
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裸のフクシマ 原発30km圏内で暮らす
たくき よしみつ (著) 講談社 (2011/10/14)
震災トラウマと復興ストレス /宮地 尚子 (著) (岩波ブックレット)
内容紹介
未曽有の災害が刻んだ心の傷(トラウマ)は、時とともに思わぬストレスや人間関係のトラブルとして表れる。なぜ生き延びた被災者が罪の意識に苦しみ、支援者が燃え尽き、遠くにいる人までが無力感にとらわれるのか。震災のトラウマが及ぼす複雑な影響を理解し、向き合い、支え合うための一冊。
内容(「BOOK」データベースより)
未曽有の災害が刻んだ心の傷(トラウマ)は、時とともに思わぬストレスや人間関係のトラブルとして表れる。なぜしばしば生き延びた被災者が罪の意識に苦しみ、支援者が燃え尽き、遠くにいる人までが無力感にとらわれるのか。震災のトラウマが及ぼす複雑な影響を理解し、向き合い、支え合うための一冊。
書評コーナーには、いま話題の『スティーブジョブズ』が目に付くところに置いてあったので、
一緒に買いました。

ハードカバーの分厚いⅠとⅡの二冊。
こちらはまだ読めていませんが、年末年始の間に読みおえたいと思っています。

『スティーブジョブズ』(ウォルター・アイザックソン著, 井口耕二翻訳)
内容説明
取材嫌いで有名なスティーブ・ジョブズが唯一全面協力した、本人公認の決定版評伝。全世界同時発売!
未来を創った、今世紀を代表する経営者スティーブ・ジョブズのすべてを描き切った文字どおり、最初で最後の一冊!!
本書を読まずして、アップルもITも経営も、そして、未来も語ることはできない。
アップル創設の経緯から、iPhone iPadの誕生秘話、そして引退まで、スティーブ・ジョブズ自身がすべてを明らかに。本人が取材に全面協力したからこそ書けた、唯一無二の記録。
伝説のプレゼンテーションから、経営の極意まで、ジョブズの思考がたっぷり詰まった内容。ビジネス書、経営書としても他の類書を圧倒する内容。
約3年にわたり、のべ数十時間にもおよぶ徹底した本人や家族へのインタビュー。未公開の家族写真なども世界初公開。
ライバルだったビル・ゲイツをはじめ、アル・ゴア、ルパート・マードック、スティーブ・ウォズニアック、そして後継者のティム・クック…世界的に著名なジョブズの関係者百数十名へのインタビュー、コメントも豊富に。まさに超豪華な評伝。
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たくきよしみつさんの『裸のフクシマ 原発30km圏内で暮らす』という本の書評が載っていたので
読みたいと思っていました。評者は福岡伸一さん。

今週は庭仕事を詰めてしていたので、夕方からあるともちゃんの岐阜での会議を送りがてら、
わたしは待ってる間に高島屋9階の自由書房へ。
ここには書評コーナーがあるので置いてあると思っていたら、
予想通り、ありました。


関連で買ったのは、宮地尚子さんの『震災トラウマと復興ストレス』。
岩波ブックレットなので薄くて読みやすいのですが、内容は濃いです。
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裸のフクシマ 原発30km圏内で暮らす [著]たくきよしみつ [評者]福岡伸一(青山学院大学教授) [掲載]2011年12月04日 朝日新聞 ■平明さが伝える静かな怒り 以前からこの著者には密(ひそ)かに着目していた。PCは買ったままの設定で使うな。文章は、おせっかいなワープロソフトでなく、シンプルなエディターで書こう。mp3ファイルの音は悪くない。デジカメに1000万画素も不要。私たちが、言われるままにとっぷり漬かっているテクノロジーのあり方を、果敢かつ慧眼(けいがん)をもって批評する姿勢に好感が持てた。なので本書を見つけた時、なぜ、と思った。 実は、著者は福島出身。県内の川内村に土地を得て、定住しはじめたところだった。そこに地震が来た。彼の家は原発から25キロ地点。ネットも電話も不通になった。じわじわと不安が深まる。福島中央テレビが衝撃的な映像を流した。1号機が爆発。しかしその意味を教えてくれるものは誰一人いない。避難を決意。必要最低限のものを車に積んで出発した。 翌日、川崎に残してあった仕事場に到着。ネットなどを総動員して情報収集を始めた。驚くべき状況が次々と明らかになっていく。3月26日、彼はガソリン、支援物資、線量計を持って川内村を目指した。途中から線量計の警告音が鳴りっぱなしになった。 政府や自治体の機能不全ぶりを鋭く批判すると同時に、福島の人々はどうしているのか、何を考えているのかを克明に記していく。仮設住宅に移ることを拒否し、金のかからない集団避難所を出ようとしない人たち、三食昼寝つきに加えて温泉まで入り放題の避難生活を享受する人々、あるいはパチンコ店の盛況ぶりをも赤裸々に記述する。一方で、この山里に住み着き、ここに留(とど)まることを選んだ人々の、再生への小さな一歩を活写する。著者の知人の農家は、自治体の統制に逆らって、今年も作付けに向けて田んぼに水を入れた。技術評論で培った冷静さと平明さ、そして静かな怒りに裏打ちされた正義感とでも呼びうる公平さが本書の持ち味である。 ◇ 講談社・1680円/鐸木能光 55年生まれ。小説、デジタル文化論など執筆。『日本のルールは間違いだらけ』ほか。 |
裸のフクシマ 原発30km圏内で暮らす
たくき よしみつ (著) 講談社 (2011/10/14)
『裸のフクシマ』(たくき よしみつ・著) 立ち読み版 ■目次 ●まえがき 第1章 「いちエフ」では実際に何が起きていたのか? ●揺れる我が家を外から見ていた ●通信不能になることの恐怖 ●2時間も隠されていた最初の爆発 ●ツイッターとグーグルに真実を教えられた ●全電源喪失に至る「想定外」のバカさ加減 ●前年6月にも2号機は電源喪失で自動停止していた ●11日のうちに炉心溶融していた! ●4号機のミステリー ●東京にとっては3月21日が問題だった ●そのとき川内村の住民たちは ●避難を決断できた村とできなかった村 第2章 国も住民も認めたくない放射能汚染の現実 ●3月15日、文科省がまっ先に線量調査した場所 ●福島県はSPEEDIのデータを13日に入手していた ●イギリスから線量計が届いた ●まだ線量の高い川内村に「一時帰宅」 ●「調査をするな」と命じた気象学会 ●突然有名になった飯舘村 ●20km圏内の放射線量を出さなかった理由 ●0.1マイクロシーベルト/時 は高いのか低いのか ●「年間20ミリシーベルト」論争の虚しさ ●恐ろしくて調査もできない内部被曝 ●日本中を震撼させた児玉証言 ●チェルノブイリ事故のときのヨーロッパは ●福島の人たちでも感じ方・判断は様々 ●核実験時代は今より放射線レベルが高かったという勘違い ●「チェルノブイリの○倍/○分の1」というトリック ●低線量被曝の「権利」 ●わざわざ線量の高い避難先の学校に通わされている子供たち ●「低線量長期被曝」の影響は誰にも分からない 第3章 「フクシマ丸裸作戦」が始まった ●安全な家を突然出ろと言われた南相馬市の人たち ●20km境界線を巡る攻防 ●30km圏内に入れてくれと言った田村市、外してくれと言ったいわき市 ●仮払金・義援金をめぐる悲喜劇 ●避難所から出て行こうとしない人たち ●無駄だらけの仮設住宅 ●汚染のひどい都市部の補償はどうするのか ●事故後、「原発ぶら下がり体質」はさらに強まった ●原発を率先して誘致したのは県だった ●プルサーマルを巡って葬り去られた知事、暗躍した経産副大臣 ●福島を愛する者同士の間で起きている根深い憎悪劇 第4章 「奇跡の村」川内村の人間模様 ●川内村にとって脅威は線量ではない ●農家の意地をかけた孤独な闘い ●獏原人村と「大塚愛伝説」 ●「一時帰宅ショー」の裏側で ●目と鼻の先の自家用車を取り戻すのに丸一日 ●一時帰宅──富岡町の場合 ●「ペット泥棒騒動」に巻き込まれたジョン ●全村避難が決まった飯舘村へ 第5章 裸のフクシマ ●「地下原発議連」という笑えないジョーク ●放射能で死んだ人、これから死ぬかもしれない人 ●日当10万円、手取り6500円 ●浜岡は止める前から壊れていた ●「エコタウン」という名の陰謀 ●「除染」という名の説教強盗 ●下手な除染は被害を拡大させる ●3・11以降まったく動かなかった風力発電 ●「正直になる」ことから始める ●素人である我々が発電方法を考える必要はない ●1日5500万円かけて危険を作り続ける「もんじゅ」 ●裸のフクシマ ●かなり長いあとがき 『マリアの父親』と鐸木三郎兵衛 |
震災トラウマと復興ストレス /宮地 尚子 (著) (岩波ブックレット)
内容紹介
未曽有の災害が刻んだ心の傷(トラウマ)は、時とともに思わぬストレスや人間関係のトラブルとして表れる。なぜ生き延びた被災者が罪の意識に苦しみ、支援者が燃え尽き、遠くにいる人までが無力感にとらわれるのか。震災のトラウマが及ぼす複雑な影響を理解し、向き合い、支え合うための一冊。
内容(「BOOK」データベースより)
未曽有の災害が刻んだ心の傷(トラウマ)は、時とともに思わぬストレスや人間関係のトラブルとして表れる。なぜしばしば生き延びた被災者が罪の意識に苦しみ、支援者が燃え尽き、遠くにいる人までが無力感にとらわれるのか。震災のトラウマが及ぼす複雑な影響を理解し、向き合い、支え合うための一冊。
書評コーナーには、いま話題の『スティーブジョブズ』が目に付くところに置いてあったので、
一緒に買いました。

ハードカバーの分厚いⅠとⅡの二冊。
こちらはまだ読めていませんが、年末年始の間に読みおえたいと思っています。


『スティーブジョブズ』(ウォルター・アイザックソン著, 井口耕二翻訳)
内容説明
取材嫌いで有名なスティーブ・ジョブズが唯一全面協力した、本人公認の決定版評伝。全世界同時発売!
未来を創った、今世紀を代表する経営者スティーブ・ジョブズのすべてを描き切った文字どおり、最初で最後の一冊!!
本書を読まずして、アップルもITも経営も、そして、未来も語ることはできない。
アップル創設の経緯から、iPhone iPadの誕生秘話、そして引退まで、スティーブ・ジョブズ自身がすべてを明らかに。本人が取材に全面協力したからこそ書けた、唯一無二の記録。
伝説のプレゼンテーションから、経営の極意まで、ジョブズの思考がたっぷり詰まった内容。ビジネス書、経営書としても他の類書を圧倒する内容。
約3年にわたり、のべ数十時間にもおよぶ徹底した本人や家族へのインタビュー。未公開の家族写真なども世界初公開。
ライバルだったビル・ゲイツをはじめ、アル・ゴア、ルパート・マードック、スティーブ・ウォズニアック、そして後継者のティム・クック…世界的に著名なジョブズの関係者百数十名へのインタビュー、コメントも豊富に。まさに超豪華な評伝。
最後まで読んでくださってありがとう




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