日曜日夜のETV特集は「ネットワークでつくる放射能汚染地図5」。
このシリーズはとてもよいので見るようにしているのですが、
今回も、ヨウ素131による甲状腺被ばくを丁寧に取り上げた「埋もれた初期被ばくを追え」。
半減期が短くてわからないといわれていたヨウ素131について、
原発周辺のモニタリングポストにデータが残っていることが判明して、
その解析から、ヨウ素の流れのシミュレーションを映し出す後半は息をのむ展開。
すでに消えてしまったヨウ素131が、北西に汚染が広がったセシウムと違う広がりで、
南にも広範囲に流れていることに、あの地図の下にいた子どもたちは・・・と衝撃を受けました。
ぜひ再放送をしてほしい番組です。
3月18日(日) 夜10時からのETV特集は、
作家の村薫さんが登場されます。
こちらも見逃せません。
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以下、ヨウ素131の内部被ばく関連の記事です。
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このシリーズはとてもよいので見るようにしているのですが、
今回も、ヨウ素131による甲状腺被ばくを丁寧に取り上げた「埋もれた初期被ばくを追え」。
半減期が短くてわからないといわれていたヨウ素131について、
原発周辺のモニタリングポストにデータが残っていることが判明して、
その解析から、ヨウ素の流れのシミュレーションを映し出す後半は息をのむ展開。
すでに消えてしまったヨウ素131が、北西に汚染が広がったセシウムと違う広がりで、
南にも広範囲に流れていることに、あの地図の下にいた子どもたちは・・・と衝撃を受けました。
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ETV特集 2012年3月11日(日) 夜10時 ネットワークでつくる放射能汚染地図5 埋もれた初期被ばくを追え 福島第一原発事故は事故初期に大量の放射能を環境中に放出した。中でもヨウ素131は、チェルノブイリでは、体内に取り込んだ子供の一部に、甲状腺がんが現れるなど、その危険性は国際的に認められている。 しかし、今回の事故では、住民にヨウ素131の影響がどれだけあったのか、その詳細はわかっていない。ヨウ素131は半減期8日と短い間に消失してしまうため、早期の測定、調査が必要とされてきた。しかし、国は、事故初期の現場の混乱などによって、ヨウ素131の動きを十分に捕まえることができず、住民の内部被ばく調査も行うことがなかった。 浪江町津島地区は事故初期から大量の放射能におそわれた。環境中に大量のヨウ素131があったと見られる時期も、多くの住民にその情報は届いてはいなかった。無防備なままヨウ素131にさらされた可能性がある住民の間では、子どもへの影響を懸念し、どれだけ被ばくしたのか知りたいという声があがっている。 どうすれば事故初期の被ばくの実態に迫れるのか。取材を進める中で、事故初期に独自の甲状腺調査が行われていたことや、これまで公開されていなかった原発周辺のデータがあることが判明。放射能測定の草分け岡野眞治博士や気象シミュレーションを行う研究者たちとネットワークを築き、その解明に挑む。 |
3月18日(日) 夜10時からのETV特集は、
作家の村薫さんが登場されます。
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ETV特集 2012年3月18日(日) 夜10時 生き残った日本人へ -村薫 復興を問う- 震災から1か月、日本中が混乱に陥るさなか大阪に作家の村薫を訪ねた。被災地への取材同行を依頼するためだった。地震、津波、そして放射能が蹂躙(じゅうりん)した東北に、どのような復興の道があるのか。20年前から原発に警鐘を鳴らし、阪神・淡路大震災を体験していた村にその答えを期待した。 しかし、村は、被災地に入ることを断った。 「ひたすら重い気分で、どう考えても逃げ道が見つからない」 そこから、1年にわたる村の思索を追った。 村は、日本人全員、日本という国が被災した感覚があると言った。今、この時代は、どういう時代か。被災地から離れた大阪で村は問い続けた。赤字国債、地方の産業の疲弊、少子化…ありとあらゆる問題を抱えている日本。東北の復興は日本の運命を左右する鍵になる。村がこだわったのは『理性』という言葉だった。 村へのインタビューと並行して、私たちはがれきの中から生活を再建しようとしている東北の人々に話を聞いた。高齢者が残された放射能汚染地帯。明治や昭和にも甚大な被害を受けた“津波常来地”。20年後、30年後、これらの集落の姿はどうなっているか。失われたものを元に戻す、その意味を考え始めた人たちの生の声にも耳を傾けた。 今、本当に必要な復興とは、何なのか。 番組は、被災地から離れた村の1年間の思索を、真摯に前を向く被災地の人々の姿と重ねながらたどる。さらに、東日本大震災復興構想会議・委員だった赤坂憲雄(福島県立博物館館長)と村薫の対談など、生き残った日本人に向けた覚悟を伴う言葉を伝える |
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以下、ヨウ素131の内部被ばく関連の記事です。
>甲状腺被ばく最大87ミリシーベルト 福島の65人を調査 福島第1原発事故で放出された放射性ヨウ素により、福島県浪江町の住民の中に甲状腺に最大87ミリシーベルトの被ばくをした人がいたことが9日、弘前大被ばく医療研究所の床次真司教授らが昨年に福島県内の0歳~80代の男女65人を対象に実施した調査で分かった。 調査は昨年4月11~16日、同県沿岸部から福島市に避難してきた48人と、浪江町津島地区に住む17人を対象に行った。50人から放射性ヨウ素が検出され、うち5人は国際原子力機関が甲状腺がんを防ぐために、安定ヨウ素剤を飲む目安としている50ミリシーベルトを上回っていた。 50ミリシーベルトを超えた人の内訳は、福島市に避難した2人と浪江町の3人。最も高かったのは、事故後も浪江町に残っていた成人の87ミリシーベルト。一方で、24人は10ミリシーベルト以下だった。15歳以下の子どもの最高は47ミリシーベルトだった。 床次教授は「避難経路などによって、値は異なるため、それぞれの行動を分析することで、全体の被ばく状況が見えてくる」と指摘している。 チェルノブイリ原発事故では、避難者の甲状腺被ばく線量が平均490ミリシーベルトだったのに対し、今回の結果は数分の1~10分の1となっている。 床次教授は「健康的な影響は極めて小さいと考えられるが、今後、継続的な健康支援を徹底して行うことが必要だ」と話している。 放射性ヨウ素は半減期が短く、事故直後に取られるデータは少ないという。床次教授らは、詳細な検査結果を近く、住民に伝える一方、国にも結果を提供する。 2012年03月10日土曜日 河北新報 |
甲状腺がん10万人に2~3人 東京でも内部被ばくの影響 東京電力福島第1原発の事故後1年間に摂取した飲食物による内部被ばくで、都内に住む乳幼児の場合、10万人当たり2~3人の確率で一生のうちに甲状腺がんになるとの推計を、東京大の研究チームが12日発表した。 事故の影響が東京の子どもにまで及ぶことを示す結果。チームの村上道夫特任講師は「外部被ばくより影響は小さいが、がんの確率が高いか低いかは、人によって受け止め方が違うだろう」と話している。 がんの確率はディーゼル車の排ガスの影響より低いが、シックハウス症候群の原因物質のホルムアルデヒドや、ダイオキシン類より高い。 2012/03/12 共同通信 |
放射性物質:都民の内部被ばく推計 東京大チームが発表 東京都民が昨年3月21日からの1年間に食品から摂取したヨウ素とセシウムによる内部被ばく量の推計値は、最大の1歳未満の乳児で48マイクロシーベルトだったことがわかった。この値は、年間の許容被ばく量の20分の1以下で、通常の食事に含まれる放射性のカリウム40による自然被ばくよりも少なかった。東京大の村上道夫特任講師(都市水環境工学)らのチームが12日、発表した。 また、成人の内部被ばく量は18マイクロシーベルト、幼児(5歳)は42マイクロシーベルトだった。乳児や幼児が多いのは、成人と比べて甲状腺にヨウ素を取り込みやすく、摂取量が少なくても高い値が出るため。野菜の出荷制限や乳児へのペットボトル水配布などにより、内部被ばくが最大44%低減されたとしている。 この推計値を、他の発がん性物質を1年間浴びた場合の発がんリスクと比較すると、野菜などに含まれるカリウム40やディーゼル車などが排出する微小粒子よりも低く、ホルムアルデヒドやダイオキシン類よりは高かった。内部被ばくで乳幼児が甲状腺がんになる確率は10万人あたり2~3人という。村上特任講師は「実際には水道水でなくペットボトルの水を飲むなどして、被ばく量はもっと低かった可能性が高い」と話している。 村上特任講師らは、厚生労働省などが公表した食品や水道水の放射性物質濃度のデータを基に、政府が放射性物質の暫定規制値を超えた農産物に出荷制限を指示した昨年3月21日から今年3月20日までのヨウ素とセシウムによる内部被ばく線量を推計した。昨年3月20日以前は、データがないため含めなかった。 東京都の水道水を巡っては、昨年3月22日に金町浄水場(葛飾区)で採取した水から国の基準の約2倍に当たるヨウ素を検出。都は乳児の粉ミルクを溶いたり、飲ませたりしないよう呼びかけるとともに、区役所などでペットボトル水を配布した。【久野華代】 毎日新聞 2012年3月12日 |
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