みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

社会保障政策 医療・介護の改革を急げ/老いてさまよう:鳥かごの家から

2012-12-24 21:21:25 | ほん/新聞/ニュース
一昨日から水道管の敷設工事。

昔の細い16ミリの水道管一本で、西の家と東の家と庭や倉庫まで
二軒半分をまかなっていたので、
庭の水やりをしていると、シャワーが出ないとか、何かと不都合でした。

夏に水道管からの水漏れが見つかったので修理してもらいがてら、
加入を一口増やしました。
要するに、管路を「新築」したということ。


年内に工事を終えるということで、ほぼ完了。
あとはセメントが固まるのを待っています。
家のなかの水はどこも気持ちよく出ます。
 
ついでに庭の配管もつけかえてもらいました。
来年から水やりが楽になりそうです。
 
 
雪が降ったので折れた枝をひもで縛り直し、
寒さに弱い木がだいじょうぶだったか見て回りました。
アカシアに花芽がびっしりついていました。

ゆずは年内に収穫して、半分に切って絞って、
ゆず酢を作ります。
  
里芋の煮ものもおいしくできました。
  

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毎日新聞の「老いてさまよう:鳥かごの家から」の連載が始まりました。
きょうの社説も、「社会保障政策医療・介護の改革を急げ」。

選挙であまり争点にならなかったけれど、
大切なのは弱い立場におかれているひとびとの暮らしです。

どの政党が政権をとろうと、きのうのようにきょうの生活は続きます。

  社説:社会保障政策 医療・介護の改革を急げ  
毎日新聞 2012年12月24日

 有権者の投票行動にどのくらい影響を与えたのかわからないが、今回の総選挙は「自立・自助」の自民党、「公助」路線の民主党という社会保障の理念をめぐる明確な争点があった。自民が圧勝したことで、民主の金看板だった「最低保障年金」創設、「後期高齢者医療制度」抜本改革の挫折が決定的になった。
 もともと民主の社会保障政策は財源の裏付けがなく、実際に制度設計してみると現役世代に過重なしわ寄せがくることも判明した。野田政権の「中間層を分厚くする」という方針とも矛盾するものであり、白紙に戻すのは当然だろう。ただ、これらの政策はさまざまな社会的格差、貧困層の広がりに対する国民の不満を受けて掲げたものであり、その課題は今なお残っている。新政権がどのように取り組むのか注目したい。
 自民の公約で際立っているのが生活保護の1割削減だ。民主のバラマキとの違いを鮮明にし、責任政党として持続可能な社会保障のために厳しい政策を掲げた意味は小さくない。ただ、孤立や貧困に陥っている人に自立・自助を求めるだけでは、格差はますます広がり、貧困層はさらに苦境に追い込まれるだろう。高齢者で生活保護を受給している人の割合はほかの世代に比べて著しく高い。働くことができず、家族もいない高齢の貧困層をどうするのか、財源も含めて具体的に示すべきだ。
 子ども手当導入に伴って廃止された年少扶養控除の復活や多世代同居を進めるともいう。戦後、大家族から核家族へ、さらに独居や夫婦2人だけの世帯が増えてきた。都市に人口が集中し働く女性の増加に伴って人々のライフスタイルも変化してきた。伝統的な家族主義を志向する政策と現代人の意識はどのように折り合っていくのだろうか。社会を支える側を立て直す点では、子育てや少子化対策は最重要の課題でもある。
 税と社会保障の一体改革に基づき、消費税は社会保障に全額を使うという方針は歓迎したい。一体改革では手が付けられなかったのが医療と介護だ。高齢になるほど疾病にかかる人は多くなり、1人当たりの医療費も高くなる。来年は最も人口が多い団塊世代の大半が高齢者の仲間入りをする。専門ごとに細分化している医療の供給体制を抜本的に変え、介護福祉との役割分担を大胆に進めないといけない。高齢者の生活の質がおざなりになったのでは、何のための負担増かわからない。
 終末期をどのように過ごすのかはとりわけ重要だ。終末期を迎える人は年々増えていく。みとりの体制を充実させるとともに、私たち自身も深く考えないといけない。国民的課題として取り組むべきである。


 老いてさまよう:鳥かごの家から/1(その1) 高齢者囲い込み 
毎日新聞 2012年12月24日

 介護が必要になった人が行き場を失い、さまよいたどり着く「家」がある。介護事業者が介護報酬をあてこみ、賃貸住宅に集めて囲い込んでいるのだ。各地で増えているが、高齢者施設とみなされないため、法律の制約は少ない。東京郊外のマンションでは互いの交流もない孤独な生活が続き、生きる意欲も奪われていく。鳥かごのような家で何が起きているのか。記者はこの夏から一室を借りて住むことにした。

 ◇民間集合住宅、介護報酬目当て 徘徊恐れ、空き缶の警報器
 東京・八王子。昨年6月に都内の介護事業者が、不動産会社の管理する古い6階建てマンションの空き室を利用して事業を始めた。今は2階と3階の10室が埋まる。6畳一間にユニットバス・トイレ付き。設備投資はいらない。家賃も入居者10人がそれぞれ負担する。2階の別の1室をヘルパーの詰め所にあて、日中は通常女性2人が「訪問介護」を担当する。夕方からは夜勤1人だけになる。
 麦わらさん。記者が心の中でそう呼ぶことにした男性が入居したのは7月12日。記者が住む部屋のはす向かいだ。70代に見える。部屋のドアにヘルパーが空き缶をぶら下げた。その意味はほどなくわかる。
 翌日、男性がドアを開けて出ると、缶の音が薄暗い2階の中廊下に響く。麦わら帽子を持って外出しようとしている。年配の女性ヘルパーが詰め所から飛び出してきた。
 「どこ行くの?」「下」「階段とか危ないからね。ごめんね」
 手を引かれ、部屋に連れ戻された。認知症で、徘徊(はいかい)の心配があるようだ。他に9人の入居者がいるため付き添って散歩に行く余裕はないのだろう。ヘルパーも疲れ切っている。
 数分後、再び空き缶の音。ヘルパーが立ちふさがる。「ご飯ができるまで休んでて」「もうずっと休んでるよ」「じゃあテレビ見てて」「いや」「いいじゃない。みんなそうしてるんだから」
 次の日、部屋のドアに風鈴もぶら下げられていた。ドアが開くと空き缶と風鈴の音がする。二重の「警報器」なのだ。
 廊下にはパイプいすが一つ置かれた。麦わらさんは多い日で40回以上、廊下に出た。麦わら帽子をかぶって日の当たらない廊下を歩き、いすに座る。入居からひと月近くたったころ、記者は「ここの生活はどうですか」と声をかけた。麦わらさんは「慣れるしかないんだよ」と言った。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


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12月23日(日)のつぶやき

2012-12-24 01:28:43 | 花/美しいもの

「維新の会」候補の運動員、公選法違反・買収容疑で逮捕者続出。自民党候補も。 blog.goo.ne.jp/midorinet002/e…

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