みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

チェルノブイリ事故から27年 「死の空間」伝え続け/大飯原発の稼働 暫定は暫定でしかない

2013-04-26 21:13:19 | 地震・原発・災害
チェルノブイリ原発事故から27年目の4月26日。

朝から市民派議員塾2013の課題に対応するお仕事、
夕方にはすっかり疲れて、ブログをつくる気力も消えてしまいました。

中日新聞には、原発事故から27年の大きな記事。
各紙、大きさの差はありますが、チェルノブイリのことを取り上げていました。

いまだ終わらぬチェルノブイリ。
25年後の福島はどうなっているでしょう。

   原発事故から27年、犠牲者追悼 チェルノブイリ
2013.4.26 中日新聞

 【スラブチチ共同】史上最悪の原発事故となった旧ソ連(現ウクライナ)チェルノブイリ原発の爆発事故から26日未明(日本時間同午前)で27年。放射性物質で激しく汚染された影響で少なくとも数千人が死亡したとされる同国やベラルーシなどで、犠牲者追悼の行事が営まれた。
 原発職員の町だったウクライナ北部プリピャチが強制移住で閉鎖されたのを受け、事故直後、原発から半径30キロの立ち入り制限区域の外に建設された代替都市スラブチチの広場では、原発関係者が花やろうそくを手に参列。爆発時、消火に当たり被ばく死した消防士らの冥福と、原発事故の再発防止を祈った。


   チェルノブイリ事故から27年 「死の空間」伝え続け
2013年4月26日  東京新聞

 旧ソ連ウクライナのチェルノブイリ原発事故は、二十六日で二十七年を迎える。現場の4号機内は、四半世紀を超えた現在も、爆発で散乱した核燃料が放置されたまま。老朽化した「石棺」に覆われた建屋内で、カメラマンのセルゲイ・コシェロフさん(49)は、数十万人ともいわれる被ばく者を生んだ悲劇の元凶の「いま」を記録し続けている。 (モスクワ・原誠司、写真はコシェロフ氏撮影・提供)

 壊滅的な放射能被害を受け、居住禁止区域となった原発城下町プリピャチから、東に十キロ。代替都市スラブチチにコシェロフさんは住み、毎週、原発に通っている。
 わずか二秒で規定の被ばく量を超えるという強烈な放射能で充満する原子炉建屋内に入り、爆発で吹き飛んだ炉や溶融した燃料棒とコンクリートが混じった「ゾウの足」を撮影。原子炉制御室や、めちゃめちゃに壊れた設備も写してきた。
 撮影を始めたのは、事故から三年後の一九八九年。今ではほとんどの歯を失い、弱視となった。死を覚悟しての活動の影響だ。「4号機内にいると(強い放射能のため)時間経過が分からなくなる意識障害に見舞われることもあるが、甲状腺肥大以外に極度に健康を崩したことはない」と強がる。
 二十五日には「石棺」に替わって4号機を新たに覆う「巨大シェルター」を撮影。二〇一五年十月に完成するまでの目標を「だれも入れない『死の空間』を世界に知らせ、いったん起きてしまった原発事故が、いかに人の手に負えない悲劇を生むかを伝え続ける」と語る。二十六日は未明、自宅近くの広場で行われる追悼式で、先に逝った友人たちの冥福を今年も祈る。


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  【社説】大飯原発の稼働 暫定は暫定でしかない
2013年4月26日 中日新聞

 七月に新規制基準が施行されるのを前に、現在稼働している関西電力大飯原発(福井県おおい町)の事前審査が始まった。この結果で、原子力規制委員会や関電が何を大切にしているかが分かる。
 日本列島にある五十基の原発のうち、今稼働しているのは、関西電力大飯原発3、4号機の二基だけだ。
 思い出してもらいたい。この二基は、福島第一原発事故の教訓を踏まえた規制基準ができる以前の暫定基準で動いている。いわば、仮免許で路上を走り続けているようなものなのだ。
 前政権は昨年七月、旧原子力安全・保安院がたった二日で急ごしらえした暫定基準のもとで、この二基を動かした。原発依存度の高い関西地域の電力需要に配慮してのことだった。
 事故発生時の作業拠点になる免震施設など、設置に費用と時間がかかる設備は先送りされている。本来なら、真夏のピーク時を乗り切れば、再び止めて、新基準による審査を待つべきものだ。暫定は暫定、仮はあくまで仮である。
 ところが二基は、七月の新基準施行後も“仮免”のまま、十三カ月ごとの定期検査を迎える九月まで止まらない。例外に例外を重ねて稼働し続ける。
 関電の報告書は「新基準に適合する」という。
 しかし、東京電力の元社長に「あれがなかったらと思うとゾッとする」と言わしめた免震施設の完成は再来年で、それまでは、収容人員三十八人の会議室で代用するという。福島の免震重要棟には約四百人が集まることが想定されたというのにだ。
 起こり得る地震の強さや津波の想定は従来のまま、福島の教訓を踏まえているとも、規制委が「世界最高水準」と誇る新基準を満たしているとも言い難い。
 安全性の追求よりも、経済性のために再稼働を急ぐ国、電力会社の変わらない姿勢が目立つ。
 規制委は、近くの三つの断層の連動による地震を考慮して、揺れの強さや津波の高さを見直すよう、関電側に要求した。
 安全にまさるものなど、あってはならない-。福島事故最大の教訓だ。福島事故の教訓を受けて誕生した規制委は、その教訓を常に意識して、新基準を運用すべきである。
 大飯原発3、4号機をどうするか。その結果に規制委と新基準への信頼性、そしてこの国の安全と持続可能な未来がかかっている。
 


  


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4月25日(木)のつぶやき

2013-04-26 01:09:04 | 花/美しいもの

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