みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

緑の桜、御衣黄(ギョイコウ)咲いています。/『我が家にミツバチがやってきた』久志冨士男著

2013-04-28 22:07:18 | 花/美しいもの
数年前に植えた黄桜、御衣黄(ギョイコウ)が
今年は花をたくさんつけています。

桜のなかでは遅咲きで、咲き始めは黄桜というよりうす緑です。

   

   

   
だんだん花の真ん中の白い部分が広くなってきて、
そこに赤い線が入ってきます。

   
とても神秘的で、不思議な桜です。
   
さいごは赤くなって散るのかしら?

 緑の桜、御衣黄のホームページ 

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北のほうにある知人の山すその2メートルほどの崖の中ほどに、
日本みつばちの置き箱を置かせてもらいました。
   
南向きで視界が開けていて、下には小川が流れています。
以前、このすぐ上の山のなかの大木に、ニホンミツバチが自然巣を作っていたそうです。

   
どこにでもおいていいよ、と言われたので、お言葉に甘えて、
栗の古木の下に置くことにして、家に急いで帰って、
もう一つ置き箱とキンリョウヘンの花を持ってきました。

箱に入居した蜂さんたちがいつやってきてもよいように、
ハチマイッターをつくりましたよ。
   
ハチマイッターは、働き蜂は出られるけど、女王蜂を出られない狭さの柵を、
巣箱の入り口に置いて、群の逃亡を防ぐというもの。
いままではみずから待ち箱に入ってきて、そこがそのまま巣箱になったので、
ハチマイッターをつけたことがなかったのですが、
今年は初めて別の場所に置き箱を置いたので万全を期して。
蜂蜜を採ってからの逃亡をふせぐこともできるということで、
幅のサイズを替えれば、ススメバチの侵入を防ぐこともできるとか。

はーやくこいこい、日本ミツバチ。

ということで、みつばちを心待ちにしている毎日ですが、
一足先に『我が家にミツバチがやってきた』
という本がやってきました。

 『我が家にミツバチがやってきた
 ゼロから始めるニホンミツバチ養蜂家への道』(久志冨士男=著/高文研)
 


みつばちの本は手当たり次第読んでのですが、この本、とってもおもしろくて実用的。

  我が家にミツバチがやって来た【立ち読みコーナー】  

はじめに
 私がニホンミツバチと付き合い始めて二十数年が経った。その間、私のハチたちは増え続け、現在70キロメートルにわたって35カ所、親類、友人、知人、イチゴ農家に、多くて10箱ずつ合計250箱の巣箱を置かせてもらうまでに至っている。遠くてほとんど管理をしていない場所も多く、そこではハチたちに宿を貸しているだけの状態である。この250箱の中で100箱くらいが春の分蜂を経て群れとして生息を始めるのであるが、1年経つと3分の1に減るということを繰り返しながら、この二十数年の間に少しずつ増えたのである。
 この本は、1995年、英語教師を定年退職したあと一応書き上げていたのを、思いつくごとに書き直し、書き加えてきたものである。いわば二十数年の集大成である。何とか世に出したいと思い続けていたが、専門的すぎるということで出版社に断られていたものである。前著『ニホンミツバチが日本の農業を救う』を書くことになったのは、もっと一般の人にもわかるものを書いてくれと言われたからであった。

 私は長崎県の離島である壱岐島と五島列島で、戦後絶滅していたニホンミツバチを復活させたのであるが、私の予想を超えて、このハチたちが大繁殖をした。このハチによる養蜂を生業化しようと試みる人たちも現れ、そのための研究会が発足した。このニホンミツバチによる養蜂は、セイヨウミツバチ養蜂より多くの利点を持つこともわかってきた。
 私がこれまで書き溜めていた内容では間に合わなくなり、生業の指針としてのさらに詳しい内容が求められるようになった。
 この1年間、島の人たちと協力して、生業養蜂にふさわしい技術の開発に取り組んだ。ミツの生産を高めるための蜜源植物の選択と栽培および植樹が行われた。技術的には、ミツの分離法と濃縮法、巣箱の改良などが試された。1年間の努力の結果、ほとんど解決の展望を見るに至った。
 現在、世界中でセイヨウミツバチが飼われているが、多湿のアジアではアフリカ出身のこのハチは生きるのが難しく、人による多大な世話を必要とする。資力も必須である。私は、アジアではアジアで進化を遂げたトウヨウミツバチ(ニホンミツバチはトウヨウミツバチの亜種)に取り替えたほうがよいと思うに至っている。
 この書が、ニホンミツバチ生業養蜂の手引きになれば幸いである。
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■おわりに
 残念ながら参考文献を挙げることが出来ないことをお許し願いたい。ミツバチに関することなら目に付く限りすべて読んだつもりであるが、どんな知識をどの本から得たのか正確に思い出すことが出来ない。
 先人の研究の成果を頼りに、この20数年の間ニホンミツバチとの付き合いをしてきたのであるが、その間にこのハチの生態について私自身が最初に気づいた事柄もあるのではないかと密かに自負しているところもある。
 ここで私の最近の活動についても紹介させていただきたいと思う。昨年私の70群いたニホンミツバチが年末には17群に激減していた。初めて経験することであった。ハチはミツをたっぷり残したまま消滅したのである。欧米から報告される蜂群崩壊症候群と同じ現象である。気がつけば、ツバメもスズメもキジバトも農村から姿を消していた。いろいろと調査をして、ネオニコチノイド系農薬によるものに間違いないと確信するに至り、何とかしなければならないと考えているとき、私の前著を読まれ、私の思いを受け止めてくださる方々の助力を得て「ミツバチたすけ隊」を立ち上げるに至った。その過程で、武術家の甲野善紀氏との出会いがあり、大変なご助力をいただいた。
 ニホンミツバチを通してできた多くの人たちの支えを頼りに、すべての生き物が共存共栄できる地球をめざして、まだ頑張れると思っている。


著者の久志冨士男さんは『ニホンミツバチが日本の農業を救う』という本も書いていらっしゃいます。



  ニホンミツバチが日本の農業を救う

久志 冨士男=著
●四六判 192頁
●2009年4月15日発行
●本体価格1600円
●ISBN978-4-87498-421-5 C0045

なぜ、ミツバチは消えたのか?農作物に多大な影響が出ている「ミツバチ消滅」問題。
食卓からイチゴやメロン、茄子などの果物、野菜が消える可能性があるとさえ言われている深刻な状況をテレビ、新聞などで見かけた方は多いと思います。養蜂の多くはセイヨウミツバチで、集蜜度が良いのですが、湿気、ダニ、スズメバチにめっぽう弱く消滅の原因とされています。
しかし、日本古来からの在来種の「ニホンミツバチ」は強靱で組織力も繁殖力も高く、なおかつ「人間の心が通じる」のです。
そんなニホンミツバチに魅せられ五島列島にニホンミツバチを蘇らせた元高校教師が「日本の農業を救うのはニホンミツバチだ!」と提言する。 


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4月27日(土)のつぶやき

2013-04-28 01:07:21 | 花/美しいもの

『上野千鶴子が聞く小笠原先生、ひとりで家で死ねますか?』 上野千鶴子 | WAN:Women's Action Network wan.or.jp/book/?p=5595

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