みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

2/14と3/7「勝てる選挙~市民派議員になるための選挙直前講座」開催

2015-01-03 20:12:13 | 「市民派議員塾」「M&T企画 選挙講座」
お正月をはさんで年末年始の2週間ほど、
咽喉頭炎・急性気管支炎ですべての仕事を休止してしまったので、
はやく再開しないと、年明けの日程が間に合いません。

抗生剤とせきどめを飲んでいるので咳もおさまってきたので、
体調と相談しながら、きょうからお仕事を再開しています。

初仕事は、遅れてきた人のための
「勝てる選挙~市民派議員になるための選挙直前講座」のお知らせ。

2014年度の選挙講座は、1月10,11日の第5回で終了ですが、
それに間に合わなかった人、年明けに選挙の立候補を決めたという人のためのに、
2日間で、市民型選挙の基本的なノウハウをお伝えする集中講座です。

年末にできていて、「ふぇみん」には掲載されたのですが、
日程の公開が遅れていました。
2日間の連続講座の内容については、あらためてお知らせします。

 ★「勝てる選挙~市民派議員になるための選挙直前講座」

日 時:2月14日(土)と3月7日(土)の2回連続講座
会 場:ウイルあいち(名古屋市)

講 師:『最新版 市民派議員になるための本』共著者。
     寺町みどり:「む・しネット」事務局
     寺町ともまさ:岐阜県山県市議会議員、市民活動家

◇テーマ:
《第1回》 市民型選挙の手法~選挙で伝える政策、スタンス、ハート」
2月14日(土)13~20時 (翌日9時~12時はオプション「選挙なんでも相談」)
《第2回》 選挙の流れを理解し、勝つ選挙をイメージする~準備から選挙本番~当選まで
3月7日(土)13~20時 (翌日9時~12時はオプション「選挙なんでも相談」)


◇ 対 象:無党派・市民派の立候補予定者=参加者は所定の誓約書を提出
       保守系および政党・組織関係者、政党系会派所属議員は除く
◆ 参加費2万円 (2回通しでの参加が基本)
(郵振で「む・しネット」に事前振込み)
◇ 主 催:女性を議会に 無党派・市民派ネットワーク(む・しネット) 

◎ 参加を希望される方は、講師の寺町みどり(tel0581-22-4989) まで、
  まず電話でお問い合わせください。
 


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ところで、
きょうの毎日新聞「くらしナビ」の連載「ガラスの天井:女性と政治」の
2回目は「産後、議会欠席に匿名非難」。

わたしもいちおう会員に名を連ねている「全国フェミニスト議員連盟」の
議員の方たちが登場していました。

記事の左下を見ると「BOOK欄」に
▼『最新版市民派議員になるための本 あなたが動けば社会が変わる』
の紹介が載っていました。


2015年1月3日 毎日新聞(くらしナビ)
BOOK:『最新版市民派議員になるための本…』=寺町みどり、寺町知正・著、上野千鶴子・プロデュース
◇『最新版市民派議員になるための本 あなたが動けば社会が変わる』
 男女にかかわらず、市民派議員になりたい人のために書かれた本。選挙手法から議会の基本、政策策定・評価手法など、地方から議会を変えるためのノウハウが詰まった実用書だ。共著者の寺町みどりさん、寺町知正さんは長年、地方政治の現場で自ら市民派議員として働きながら、「む・しネット(女性を議会に 無党派・市民派ネットワーク)」講師を務め、市民派議員を育ててきた。市民にも参考になる。(WAVE出版、3132円)


この連載のチーフの田村さんから、本を紹介します、
と聞いていたのですが、年明け早々の1月3日に、
「女性と政治」と関連づけて載せていただけるとはうれしいです。

「女性と政治」は、まだ1,2回あると思うので、
連載が終わったら、あらためて詳しく紹介しますね。

 ガラスの天井:女性と政治/1: 町村議会の4割、男だけ
毎日新聞  2015年1月1日

1945年に女性が参政権を得てから70年。しかし、昨年末の衆院選でも女性の当選者は1割にも満たなかった。地方議会でも1割程度。「政治」という意思決定の場に、女性が関わらない、関われないのはなぜだろう。見えない障壁“ガラスの ... 


 ガラスの天井:女性と政治/2: 産後、議会欠席に匿名非難
毎日新聞 2015年1月3日

女性議員が増えるのが気に入らないのだろうが、こんな顔の見えない性暴力は許せない」と憤る。 人口の半数を占めていても、政治の世界では異分子と見られがちな女性議員。議会内外から有言無言の攻撃や偏見にさらされ、活動の妨げに ... 


今年は、敗戦から70年目にあたるので、
新年の社説はこぞって、このテーマを取り上げています。

まずは、
いちばん北から北海道新聞の社説を紹介。
明日は、全国各地の地方紙の社説を紹介しますね。

  社説:<戦後70年に考える>揺れる民主主義 「国民が主役」を忘れずに 
2015年1月3日 北海道新聞

 70年前の敗戦は、新しい日本の出発点だった。
 国のかたちは大きく変わった。天皇主権は国民主権に取って代わった。「戦後」とは長い日本の歴史において、本格的な民主主義が初めて定着した期間と言える。

 曲折を経つつ、国民は日本国憲法を軸に民主主義を守り抜いてきた。世界に誇るべき日本の平和と繁栄は、その基盤の上に成り立っていることを忘れてはならない。

 安倍晋三政権の下で、国と国民との関係を見直す動きが目立つ。いまこそ「国民が主役」の大原則を再確認する必要がある。

 民主主義の普遍的価値を見つめ直し、未来へとつなげたい。

 ■すでに定着した権利
 「新しい日本は何で築く/国民の内から盛り上(あが)る命で築く/男の命ばかりでなく女の命で築く」

 1946年4月、戦後初めて行われた衆院総選挙の標語だ。

 20歳以上の国民全員が選挙権を持ち、初めて女性の参政権が認められた。国が焦土と化す絶望の中にあって、民主主義は国民にとってわずかな希望だった。

 その希望を捨てずに歩んだからこそ、今の日本がある。目には見えにくいが、私たちの生活の基礎には戦後民主主義の理念がある。

 義務教育が制度化され、高校、大学への進学率は飛躍的に向上した。身分や財産によって差別されない「法の下の平等」に基づく。子どもの貧困に対する就学支援はその理念の下で拡充が必要だ。

 「生命」「自由」「幸福追求」の基本的人権は、西洋の思想を起源としているのは確かである。だが憲法が指摘するように、これらの権利は人類の長年の努力によって多くの試練に耐えてきた。民主主義には歴史的正当性がある。

 憲法が戦勝国の押しつけだとの主張もある。しかし、すでに定着した権利をいまさら返上しようとする国民はいるまい。

 ■うごめく改憲の試み
 安倍首相は、こうした歴史観に対する疑問を隠さない。

 第3次安倍内閣の発足にあたり「憲法改正は歴史的なチャレンジ」と訴えた。国民の理解を得て改憲を実現しようと意欲を燃やす。

 自民党の基本的考え方は野党時代の憲法改正草案に表れている。国民の権利は「公益及び公の秩序に反してはならない」とした。国を危うくするほど国民の権利が乱用されているわけではない。

 方向転換はもう進行している。先月施行された特定秘密保護法は国民の知る権利を脅かし、本来国民のものである情報を政府の判断で永久に秘匿することが可能だ。

 憲法が国家権力を縛る立憲主義は「王権が絶対権力を持っていた時代の考え方」と切り捨てる。「法の支配」への挑戦と言える。

 政府の指導力を強め、少数が多数を制御する政治体制。目指すところはそこではないか。民主主義とは相いれない思想だ。

 自民、公明の両与党は衆院で憲法改正発議に必要な3分の2を有している。参院でも改憲勢力が3分の2を超えれば、改憲は一気に現実味を帯びる。

 自民党内では国民に異論が根強い9条を変えることは後回しにして、賛意を得やすい条文から変えていく案も論じられている。一部野党にも同調する動きがある。

 憲法は一字一句変えられるものではないにしても、一部を変えることが、戦後民主主義の構造を大きく変えることにつながらないか注意が必要だ。

 ■揺るぎない多数派を
 民主主義への懐疑論は日本だけの話ではない。

 米国や欧州のような自由民主主義よりも、ロシアや中国のように強い国家権力が市民を統制する方が、政策の決断が速い分だけ機能的だとする考えも台頭してきた。

 それでも、国民が主役となる民主政治の方が普遍性があると考えられる理由がある。

 19世紀フランスの思想家トクビルは「アメリカのデモクラシー」の中で、少数派が統治する貴族制と民主制を比べてこう述べた。

 「民主制がとる手段は貴族制に比べて不完全である。意図せずに自分自身の利益を害することもある。だが民主制が目指すところは貴族制の目的より有益である」

 民主制には、もし悪法ができてもその一時的弊害に耐えられるような構造があり、多数者の利益にかなう方向でやり直しがきく。そういう考えだ。

 大事なのは揺るぎない多数派をつくることだ。政治の目的をできるだけ多くの人々で共有することが民主主義を確かなものにする。

 富裕層と貧困層など、国民が二分される状況下では、大多数の利益にかなう政治を目指す民主主義の根幹が崩れる。「中間層」の育成は不可欠である。

 担い手は一人一人の国民だ。他人任せにはできない。


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