みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

「保育園義務教育化を」 提唱者・古市憲寿さんに聞く(稲熊美樹)/極甘カボチャ・ロロン

2015-09-14 15:20:21 | ほん/新聞/ニュース
月曜日のきょうは新聞休刊日。
つれあいは午前から議会があるので、
朝のウォーキングもお休み。

日曜日の新聞をまた読み直して、
とってあった中日新聞の稲熊美樹さんが、
古市憲寿さんにインタビューされた記事を
ブログにアップすることにしましょう。

古市さんには、数年前に上野さんのところで、
お会いしたことがあります。

  「保育園義務教育化を」 提唱者・古市憲寿さんに聞く
2015年9月10日 中日新聞

 若手社会学者の古市憲寿さん(30)が、誰でも保育園に子どもを預けられる社会をつくろうと提唱した著書「保育園義務教育化」(小学館)を出版し、話題を呼んでいる。なぜ義務化なのか、古市さんに聞いた。

 -独身で子育て経験のない古市さんが、保育園に興味を持ったきっかけは。
 出産した妹や友人に話を聞くと、客観的に見て子育てをめぐる状況は異様だと感じました。当事者が言うと無用なけんかを招くことがあるので、あえて部外者が伝えなくてはいけないと感じました。

 -異様さとは。
 ベビーカーで電車に乗れば白い目で見られ、なかなか外出もできない。子どもを産んだ途端に、お母さんは人間扱いされなくなってしまい、一気に弱者になるんです。都市部では子どもを保育園に入れるのは至難の業で、子育てには想像以上のお金がかかる。まるで罰ゲームのようです。

 -義務教育化で何を解決できるのでしょうか。
 待機児童がなくなります。そして誰もが後ろめたさを感じることなく、子どもを預けられるようになる。三歳までは母親が育てるべきだという「三歳児神話」は、国が公式に否定しているにもかかわらず、いまだに根強い。乳児保育は大切ですが、お母さんだけがやらなければいけないわけではありません。

 -現状で、認可保育所入所には保護者の就労など条件があり、専業主婦世帯は利用できません。
 義務化は決して、専業主婦のお母さんから子どもを取り上げるわけではないんです。週に一度、一時間でも社会と接点を持つことが大切で、柔軟に誰もが預けやすくなるといい。最初は母子通園でもいい。虐待の防止にも、育児不安の解消にもつながります。

 -保育園の良さとは。
 社交性やコミュニケーション力といった、生きる力は六歳までに身に付くとされています。保育園では、集団の中で友達の作り方やコミュニケーションのスタイルを磨くのです。

 -読者の反応は。
 お母さんから、はがきがたくさん届いて驚いています。日本は子どもを産んだ後のお母さんにあまりに無関心。気付いてくれてうれしいと、共感してくれる人が多いです。

 -批判はありますか。
 財源はどうするんだという指摘はあります。でも、今の税金の配分がおかしい。消費税1%分にも満たないお金で、保育園義務教育化はできるんです。この本は、売れることが目標ではなく、ここに書いた政策が実現されることがゴール。政治家に会うときには、この本を渡しています。母や子が暮らしやすい国になるように。

 -子育てしにくい社会が、少子化の遠因になっているのですか。
 年金問題や景気が悪いのも、現役世代が減っているからで、根っこにあるのは少子化。社会制度で苦しんでいるのだから、やるべきことをやれば問題は解決できます。子どもが生まれない国は、いつか滅びます。

 -政治に注文は。
 政治家は少子化問題に無関心。票にならないからと、はっきり言う政治家もいます。子どもを担当する省をつくり、少子化担当大臣は、もっと力のある人がやるべきだ。

(稲熊美樹)
 <ふるいち・のりとし>1985年、東京都生まれ。東京大大学院総合文化研究科博士課程在籍。慶応大SFC研究所上席所員。著書に「絶望の国の幸福な若者たち」(講談社)など。 


応援クリック人気ブログランキングへ してね 

ラクビーボール型のカボチャ「ロロン」を
昆布とかつおの出汁で炊きました。

ロロンは、かぼちゃの中でも一二を争う極甘カボチャ。
  
予想通り、甘くておいしいです。


つれあいがまた金時生姜を畑から
収穫して来てくれました。

さいしょに漬けた生姜の梅酢漬けはそろそろ終わり。

今回の生姜は、食べやすいように薄切りにして、

半日ほど乾かしてから、

紫蘇梅酢に漬けました。

最後まで読んでくださってありがとう
クリック してね
 

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
  



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする