みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

愛媛県の「まじめ」路線PR戦略、「ふまじめ」と批判浴びる/終末期の備え、お笑いで啓発? 厚労省 患者ら抗議、ポスター発送中止

2019-12-10 17:37:28 | ほん/新聞/ニュース
みかんの冬越しのためにポリで屋根を作っているのですが、
みかんの木が大きくなってはみだすようになったので、
100cm(左右に50)ほど広げてもらいました。

上に伸びる枝も、天井のポリにつかえていたのですが、
約30cm高くしてもらったのでのびのびしています。

枝がミカンの重さで横に垂れていた「甘平」も、
木全体がすっぽりとおさまりました。

これで霜が降りても枝葉にあたらないので、
凍みずに冬越しできそうです。

ちょっと風邪気味なので、暖かい伊勢うどんを作りました。

5分ほど麺とたれを茹でで、

たれをかけてかき混ぜれば、はい出来上がり。

パートナーは分葱をかけて、わたしはお揚げのみ。

手軽にできる伊勢うどん、おいしいです。

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後半は、
愛媛県の「まじめえひめプロジェクト」と、
厚生労働省が作成したポスターの問題を紹介します。

  愛媛県の「まじめ」路線PR戦略、「ふまじめ」と批判浴びる
2019年12月3日  東京新聞

愛媛県のPR事業「まじめえひめプロジェクト」が物議をかもしている。まじめな県民性をアピールしようと、介護時間の長さを強調。彼氏のいない女性が多いなどとする動画を制作したところ、「ふまじめだ」と批判の声が上がったのだ。なぜこんな動画が生まれたのか。(佐藤直子)

◆「彼氏いない」「介護時間が長い」から「まじめ」!?
 「介護に追い詰められている人もいるのに、介護時間の長さを美徳にする。憲法にもかかわる個人の選択なのに、彼氏がいない女性などと行政が取り沙汰するのは問題だ」。愛媛県議の武井多佳子さんは憤る。
 動画は約五分。ドラマ仕立てで「愛媛県まじめ会議」を舞台に、職員が県の知名度アップのためのアイデアを出し合う設定だ。男性職員が「まじめな県民性」に焦点を当てようと、ボランティアや介護の時間が長いとするデータを紹介。「自転車に乗るときにみんなヘルメットをかぶっている」「彼氏がいない独身女性が多い」とも。
◆県議に「不愉快」と苦情届く
 県が東京の制作会社に委託し、事業の特設サイト制作と合わせて約千二百万円で発注。今春から駅や空港、インターネットで流れ、武井さんの元に「不愉快」と苦情が届くようになった。
 特設サイトの「二〇一一年の県民の介護・看護時間が百七十六分で、全国平均百二十九分を上回り全国一位」という記述が誤っていたことも判明。国の統計によれば愛媛県は同年は一位ではなく、〇六年と一一年の平均値をとった民間サイトの情報を流用していたことが分かった。彼氏のいない独身女性が多いというのも、確かめにくい話だ。
◆女性議員団体、「独身ハラスメント」などと知事に抗議
 武井さんら「全国フェミニスト議員連盟」は先月十八日、中村時広知事に、事業に抗議し中止を求める要望書を出した。家族による介護や看護を美徳とすることや、「独身ネタ」を使ったハラスメントに抗議する内容だった。
◆県担当者「独身女性の多さはつつしみ深さの表れ」
 これに対し、県プロモーション戦略室の越智一浩係長は「ご意見としては受け止めるが、介護時間の長さは人を思いやる気持ちであり、独身女性が多いのはつつしみ深く、おしとやかさのあらわれ」と語り、いずれも問題ないとの見解。動画に対し「県職員はまじめなのか」との質問が数件あったが、「苦情はない。動画の修正なども考えていない」と突っぱねる。
◆ジェンダー論学者「行政が最もふまじめ」
 四国では、香川が「うどん県」、徳島が「VS東京」、高知が一つの家族を表す「高知家」を打ち出し、観光客の呼び込みに躍起。「自治体間の競争もあるのだろうが、愛媛のまじめPRは根本から間違っている」と青山学院大非常勤講師の西山千恵子さん(ジェンダー論)は嘆く。
 「福島や福井では介護殺人の悲劇も起きた。国の介護保険で支援を受けられる対象が縮小され、悲鳴を上げている介護もある中で異常。多様な人が生きているのに、県民性をひとくくりにしていることも問題だ。県民のまじめさを強調しながら、行政が最もふまじめな仕事をしている」。武井さんも「愛媛県は女性管理職の登用も遅れている。男女共同参画も後退し、問題動画が作られる土壌になっている」と受け止める。
◆松山出身ラジオパーソナリティー「松山っ子は腹立つ」
 動画を見た松山市出身のラジオパーソナリティー天野伊佐子さんは「そもそも愛媛県に独身の女性がそんなに多かったかなと思いましたけど。はたから見れば面白いけど、松山っこには腹立つかもしれませんね」とチクリ。夫の、今は亡きコラムニスト天野祐吉さんも同市出身だ。「彼は生前、愛媛の県民性は、肩ひじ張らずにユーモアを持って生きることを表す『よもだ』だと言っていた。その点からみれば、この動画は外れてしまっているのかもしれません」 


 終末期の備え、お笑いで啓発? 厚労省 患者ら抗議、ポスター発送中止
2019年11月27日 東京新聞

 厚生労働省は二十六日、人生の最終段階の終末期にどのような医療やケアを受けるか事前に家族や医師と話し合っておくよう啓発するポスター=写真=について、「家族を傷つける」と患者団体などから批判を受け、予定していた自治体への発送を中止した。二十五日に公表したばかりだった。PR動画の公開見合わせも検討する。
 家族らとの事前の話し合いは「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」と呼ばれ、厚労省は昨秋に「人生会議」という愛称を付けた。ポスターなどは吉本興業に委託して作成した。
 ポスターでは、お笑い芸人の小籔千豊(こやぶかずとよ)さんが病院のベッドに横たわる患者を演じた。「大事なこと何にも伝えてなかったわ」などと、元気なうちに家族と十分に話し合っていなかったため、自分の気持ちが正しく伝わらなかったとして「人生会議」の必要性を呼びかけた。卵巣がんの患者の支援団体「スマイリー」は「患者の気持ちを考えたのか」などと指摘する抗議文を厚労省に提出。インターネット上でも「何でも面白くすればいいという感じがする」といった書き込みが相次いだ。
 一方「なぜ抗議されるのか。自分には“刺さる”ポスターだ」と好意的に受け止める声もあった。
 スキルス胃がんの患者や家族を支援する「希望の会」の轟(とどろき)浩美理事長は「患者や遺族の立場からすると胸が痛む表現があった。人生会議はとても良い取り組みなので、今後より良く伝えていく方法を検討してほしい」と取材に語った。 


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