みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

【抗議署名】つくばみらい市における平川和子さんの講演会直前中止に抗議し、改めて実施を求めます

2008-01-22 15:24:46 | ジェンダー/上野千鶴子
1月20日(日)につくばみらい市で開催予定の、
「ドメスティックバイオレンス(DV)」をテーマにした男女共同参画講演会が、
DV法に反対する少数の人々の暴力的な行動によって
中止に追い込まれた記事の、続報です。

速報!DV防止法の講演会が反対団体の抗議で中止に!/つくばみらい市
 
このような暴挙を見過ごすことはできないので、声をあげることにしました。

賛同していただける方は、以下の呼びかけ文をお読みになって、
賛同署名フォームから賛同署名をお願いします。
受付〆切:2008年1月28日(月)正午

Against GFB
 ジェンダー(フリー)バッシングに対抗し、ジェンダー平等な社会を実現するために!!

つくばみらい市における平川和子さんの講演会直前中止に抗議し、改めて実施を求めます  
2008年1月22日設置

 本年1月16日、茨城県つくばみらい市において、同月20日に開催が予定されていた男女共同参画講演会が突然中止されるという事件が起こりました。わたしたちは、この事態を深く憂慮し、以下の文書を作成いたしました。本日より、賛同署名を募り、つくばみらい市をお尋ねしてお渡ししたいと考えています。
 また、この講演会での講師を依頼されていた平川和子さんも、つくばみらい市宛に意見表明を送付されました。その文書も下につけますので、どうか、熟読いただき、ご賛同をお願いします(賛同署名フォームへは、下のリンクから入れます)。また、たくさんの方に、この活動についてお知らせくださるようお願いいたします。

 賛同署名フォームへ 

【抗議署名】
つくばみらい市における平川和子さんの講演会直前中止に抗議し、改めて実施を求めます
 
 
 1/20につくばみらい市主催で予定されていた平川和子さん(東京フェミニストセラピーセンター所長)の「ドメスティックバイオレンス(DV)」をテーマにした男女共同参画講演会(タイトル「自分さえガマンすればいいの?―DV被害実態の理解と支援の実際」)が、直前の1/16になって、市によって中止を決定されていたことが、毎日新聞ほか(注1)で報道されました。報道によれば、1/16にDV防止法に反対する民間団体が、市役所前で「数人が拡声器を使って抗議する騒ぎ」を起こしたため、市の担当者が「混乱を招く」(毎日新聞1/18)「市民に危険が及ぶ恐れがある」(産経新聞1/17)と中止を決定したものです。抗議した団体の代表(男性)は、「市長直訴の抗議により、中止が正式に決定された」、「少数が巨大な行政を圧倒・屈服させた」と発言されたと伝えられています(注2)

 講師予定者の平川さんが直ちに市長宛に送った抗議文によれば、市側の説明では「西村と名乗る男性と他に数名の女性が、役所内に拡声器を持って押しかけ、職員に対する誹謗中傷などを大声でまくしたて、講演会の中止を求めて詰めより、そのうえ講演会の当日には街宣活動を行うとの予告をしたため、講演会の参加者に危険が及ぶ恐れがあるとの判断のもと、やむなく中止した」とあります。平川さんはこれを「講演会主催者と私に対する暴力であり、参加市民に対する暴力」にほかならないと認識しており、私たちも彼女の認識に全面的に同意します。

  改正DV防止法(2007年制定本年1月11日施行)によれば主務大臣(内閣総理大臣、国家公安委員会、法務大臣及び厚生労働大臣)は都道府県又は市町村に対し、都道府県基本計画又は市町村基本計画の作成のために必要な助言その他の援助を行うように努めなければならない」(第2条の3、5項)とされています。改正前にすでに茨城県が策定したDV対策基本計画の関係文書によれば、「県民一人ひとりが「DVは許さない」といった認識を強く持っていただくことが、何よりも大切なことです。このため、県では、今後とも学校や家庭、地域、職場などにおいて、人権意識を高める教育や男女平等の理念に基づく教育を促進していきます」とあります。つくばみらい市が計画していた講演会は、まさに県が推進している「地域における人権意識を高める教育」そのものといえます。そのような事業が少数の暴力によって妨害されることを、見過ごすわけにはいきません。

  中止の報道に接してわたしたちは大きな衝撃を受け、あってはならないことが起きたとふかく憂慮しています。市の行事が少数の人々の暴力的な行動によってくつがえされたことそのものが問題であるだけでなく、DVという暴力に対する人権を守るための事業が、少数の人々の暴力によって実施不可能になるとすれば、DV被害者および支援者を暴力から守るべき責務を負う、自治体の姿勢に対する信頼もゆらがざるをえません。このような暴挙がまかりとおるなら、今後他の自治体においても、DV関連の事業がいちじるしい不安にさらされるだけでなく、講演や学習会等の啓発事業についても「混乱をおそれて」自主規制する自治体が続出しないともかぎりません。

 このような暴力に対して、市がとるべき態度は、きぜんとしてこれを退け、安全を確保したうえで、予定通り事業を実施すること以外にありません。市当局が、暴力に屈して出した今回の中止決定をすみやかに取り消し、あらためて日程を調整して、平川さんの講演会を実施することを、わたしたちは心から求めます。また平川さんおよび関係者の身辺の安全に配慮することをも要望いたします。

(注1)「DV防止法:反対団体の抗議で講演会中止 つくばみらい市」@毎日新聞(1/18) 
    「抗議受け市の講演会中止に DV被害支援めぐり」@MSN産経(1/17)
    「DV防止法講演会 団体抗議で中止に つくばみらい」@東京新聞茨城版(1/18)
(注2)

呼びかけ人(敬称略・50音順・08.01.21現在)
青山薫・赤石千衣子・麻鳥澄江・有村順子・石田邦子・市場恵子・伊田広行・伊藤公雄・稲邑恭子・井上輝子・上野千鶴子・小川真知子・戒能民江・木村涼子・熊田一雄・黒岩秩子・小島妙子・今大地はるみ・坂上香・早苗麻子・佐藤明子・さとうももよ・出納いずみ・鈴木隆文・鈴木ふみ・土橋博子・角田由紀子・寺町知正・寺町みどり・内藤和美・中原道子・中村彰・西野瑠美子・丹羽雅代・沼崎一郎・橋本育・長谷川京子・姫岡とし子・弘田しずえ・福沢恵子・フックス真理子・船橋邦子・細谷実・堀田哲一郎・皆川満寿美・三井富美代・米田佐代子


賛同署名フォームへ 
受付〆切:2008年1月28日(月)正午

12月の国立女性教育会館(ヌエック)の単独存続も、
全国の心ある市民の連帯で勝ち取ることができました。

この問題は、つくばみらい市だけでなく、
いつでもどこにでも起こりうることで、
全国の女性たちにとって他人事ではありません。

あなたから、お一人でも多くの方に今回の事件をお知らせいただき、
ぜひ賛同署名を呼びかけてください。


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第4回『議員と市民の勉強会』テーマ《予算&一般質問》(1.26~1.27)

2008-01-21 18:10:35 | 「市民派議員塾」「M&T企画 選挙講座」
1月26日(土) ~27日(日・オプション講座)開催の 
第4回『議員と市民の勉強会』を、以下のように構成しました。

テーマは、《予算&一般質問》で2セッションを基本からみっちりやって、
セッション3は、1年間の締めくくりとして、ディスカッション形式にしま
す。
セッション1,2の内容の詳細はこれからつめます。

参加者には、テーマの「予算」および「一般質問」について、
それぞれ課題を出してあります。

 
2007年度第4回『議員と市民の勉強会』
●テーマ《予算&一般質問》


2008年1月26日(土) 13:00~20:00
1月27日(日) 9:00~14:00 オプション講座
講師:寺町みどり&ともまさ

【持ち物(文献などは必需)】
・『予算の見方・つくり方』(学陽書房)
・『議員必携』(学陽書房)
・『地方自治小六法』程度の辞書
・『市民派議員になるための本』(学陽書房)
・課題1と課題2のレジメを、各20部ずつコピーして持参。

●内容とスケジュール
13:00~ 開会・説明
【セッション1】13:05~15:35(150分)
テーマ「一般質問を事後評価する」
★課題2~一般質問(みどり・個別に送ります)

【セッション2】15:50~18:45(175分)
テーマ「予算」
1)総論~予算とは何か/行政における予算の流れ/議会における予算審議
2)各論~予算書の読み方/予算審議の手法/政策としての予算
★課題1~予算関係(ともまさ・添付ファイルで送付済み)

【セッション3】19:00~20:00(60分)
ディスカッション~1年間を振り返って。
★課題3「1年間を振り返って~2年目のわたしの課題」
     (各1分ずつ計2分のプレゼンテーション)
----------------------------------------------------------------------
1月27日(日) 9:00~14:00 
オプション講座 ディスカッション形式

       (講師:寺町ともまさ&みどり)
●前日のセッションをさらに深め、あなたが抱えている《予算&一般質問》の
個別の課題についてアドバイスします。
                               以 上


課題の締め切りは、今日なのでお忘れなく。
今回の一般質問の課題は、「応用編」なので、
事前すり合わせはしません。

とはいえ、
わたしは体調不良で今日も朝から病院へ。
いろんな検査をしましたが、原因は特定できず。

血をたくさん採られました(笑)。
結果は金曜日。それまでは安静。
結果によっては、再検査。

翌日からの勉強会と福井行き(蟹と温泉)が心配です。

と、きょうはこんな記事でお茶を濁しておきます。

皆さま、ごきげんよう。


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「空気清浄機「エアーリッチ」」で寝てても快適!?

2008-01-20 20:00:35 | 健康/くらし/薪ストーブetc
救急外来には呼吸器の問題で行ったのですが、
血圧も高くなってて、アダラートという降圧剤を一錠飲んだら、
「頻脈」(副作用)が起きて、医師も看護師もびっくり。

体中が心臓になってしまったような、本人が一番びっくり。
「ベッドで全力疾走をしてるようなもの」で、
150超で心臓モニターをつけられたときには、
どうなることかと思いました。

点滴をして様子を見てたら落ち着いてきたので、
いったん帰ってきたのですが、翌朝起きたら
また頻脈で、血圧も高くなってて、病院に直行。

病院の帰りに、空気清浄機を買うことに。



いろいろあったようですが、ふんぱつしてして、
一番最新型の「空気清浄機「エアーリッチ」」

お値段も一番高いようですが・・・背に腹は変えられない(笑)。

nanoe(ナノイー)」搭載空気清浄機「エアーリッチ」F-PXC50-S」
 


空気清浄機は小型のが一台あるのですが、
さすが、空気がおいしくなります。

ということで、さっそく寝室にセットしてもらって、

薬が飲めないので、安静第一ということで・・・
森の中のようなさわやかなお部屋で
きょうは一日、おとなしく寝ていました。

ほんとはPCはよくないのですが、
溜まったメールにざっと目を通して、
とりあえず、今日の記事だけアップ。

何とか生きておりますので、みなさまご心配なく。


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速報!DV防止法の講演会が反対団体の抗議で中止に!/つくばみらい市

2008-01-19 16:38:51 | ジェンダー/上野千鶴子
明1月20日(日)につくばみらい市谷和原公民館で予定されていた 
「男女共同参画講演会 パートナーとよりよい未来(あした)を築くために。」
テーマ「自分さえガマンすればいいの?DV被害実態の理解と支援の実際」が、
DV防止法に批判的な市民団体などの抗議を受け、
中止においこまれていました。

講演会のお知らせは、16日に中止が決定されたらしく、
すでに市のHPや他のイベント情報からは削除されています。
 ----------------------------------------------------
 ・つくばみらい市男女共同参画講演会(イベント情報)
パートナーとよりよい未来(あした)を築くために。

1月20日(日)午後1時20分~3時半、つくばみらい市立谷和原公民館。
テーマ=自分さえガマンすればいいの?DV被害実態の理解と支援の実際。
講師=平川和子さん(東京フェミニストセラピィセンター)。
入場無料電話0297(58)2111内線120
3、FAX(58)5611総務部秘書広聴課男女共同参画係
-----------------------------------------------------------
 

つくばみらい市は、反対派の申し入れを15日にいったん拒否したのですが、
16日には、DV講演会反対の人たちで、講演会を中止させようと、
市役所近くで拡声器による活動とビラまきをしたようで、
主催者の市は、これで中止を決めたようです。

いったんは、図書排除を拒否したけれど、圧力に屈してしまった
福井と同じパターンで、とんでもない暴挙です
こんなこと、とても許せない!と憤りを感じます。

とりいそぎ、関連の3紙の新聞記事を紹介します。

 抗議受け市の講演会中止に DV被害支援めぐり
毎日新聞 2008.1.17 12:24

DV防止法:反対団体の抗議で講演会中止 つくばみらい市
 配偶者や恋人などによる暴力「ドメスティックバイオレンス(DV)」をテーマにした講演会を20日に予定していた茨城県つくばみらい市が、被害者保護などを定めたDV防止法に批判的な市民団体などの抗議を受け、開催を断念していたことが分かった。
 講演会は市内の公民館を会場に、内閣府の専門調査会委員でDV被害者支援に取り組む平川和子・東京フェミニストセラピィセンター所長を講師に招いて開く予定だった。
 市によると、07年12月下旬にPRを始めたところ1月に入り「偏向した講演会を市費で行わないで下さい」などと記した要請書やメールが届くようになり、約100通に達した。16日朝には、市役所前で数人が拡声器を使って抗議する騒ぎが起き、市は「開催しても混乱を招き、参加者に迷惑をかける」と判断して、中止を決めた。
 開催に反対した市民側は「被害者のシェルターへの保護は家族を破壊する」などとDV防止法を批判しているが、平川さんは「DVの実態を伝えたかったので残念だ」と語った。【五味香織】
毎日新聞 2008年1月18日 15時00分



「DV防止法講演会 団体抗議で中止に つくばみらい」 
東京新聞 2008.1.18

 つくばみらい市が二十日に開催予定の男女共同参画講演会が、民間団
体の抗議で中止されることが十七日、分かった。
 市秘書広聴課によると、講演会ではドメスティックバイオレンス(D
V)防止法に基づき、女性被害者の現状を紹介する内容を計画していた。
 これに対し、同法を悪法ととらえる民間団体が今月四日、開催の中止
を申し入れる要請書を市役所に提出した。
 市は十五日に開催する意向を伝えたところ、団体側が十六日に市役所
前で抗議活動を展開したため、中止を決めた。
 同課は「開催すれば混乱を招き、市民が迷惑を被る可能性が高いと判
断した」としている。 (小沢伸介)
東京新聞 2008.1.18



抗議受け市の講演会中止に DV被害支援めぐり 
産経ニュース 2008.1.17 12:24

 茨城県つくばみらい市が今月、開催を予定していたドメスティックバイオレンス(DV)被害者の一時避難施設「FTCシェルター」代表、平川和子さんによる講演会が、DV被害支援活動に反対する人々の抗議を受けて中止になっていたことが17日、分かった。
 市秘書広聴課は「市民に危険が及ぶ恐れがあったので中止を決めた」としている。
 中止となったのは、つくばみらい市が今月20日に計画した男女共同参画講演会。「自分さえガマンすればいいの?-DV被害実態の理解と支援の実際」のタイトルで、平川さんが講演する予定だった。
 市によると、昨年12月20日、市の広報紙に予定を掲載したところ、「(平川さんの活動は)思想的に偏りがあり、公費を使った講演はふさわしくない」などとする抗議が電話やメール、FAXで100件以上寄せられた。
 今月16日には、講演に反対する数名が市役所前で拡声器で中止を求める騒ぎとなり、市は同日、講演中止を決定した。



昨夜は、病院の救急外来に明け方までいて、
少し寝て、けさここまで書いたら、また病院に逆戻り。

4年目のブログは、波乱の幕開け(の予感)。

もう少し回復したら、続報を書きますのでお待ちください。


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「ボーナス加算廃止の直接請求」をしようと思ったら「廃止」/ブログ開設4年目

2008-01-18 18:33:40 | 市民運動/市民自治/政治
議員の期末手当(ボーナス)の「特別職加算」の条例を廃止させたいと、
直接請求に向けて印刷やら印鑑押しやら準備していた。


提出日の昨日の朝刊に、なんと
「山県市議の政務調査費・期末手当加算、廃止へ」の記事。

議会が自主的に廃止するのはけっこうなことだけど、
直接請求をされるのが嫌で、あわてて廃止することにしたのが見え見え。
そうならもっと早くしてよね、というのが市民の気持ち。
頭かくして尻隠さず、というべきか。
その心は? 「尻尾が見えてるよっ」

とはいえ、
いままでの「実績!」でオオカミ爺さんばかりの議員たち、
本会議で条例が改正されるまでは信用できないから、
直接請求も予定通りすることにして、手続きを開始した。


議員ボーナスの加算やめます 岐阜・山県市、議案提出へ 
中日新聞2008年1月17日 朝刊

 岐阜県山県市議会が、議員の期末手当(ボーナス)の「特別職加算」を廃止することになり、関連の条例改正案を3月定例議会に議員提案する。加算は人事院勧告に沿って行われており、廃止は全国的にも珍しいという。
 山県市議の現行の期末手当は、6月と12月の年2回に分け、議員報酬の「20%増し」(加算分)の額を計4・45カ月分支給。廃止すれば報酬月額32万円の一般議員の場合、年約28万5000円の手当減になる。
 議会事務局によると自治体によって加算率には差があるが、1990年の人事院勧告で民間の給与実態に合わせて役職加算が認められた経緯から、全国のほとんどの市町村で市長や議員などの特別職の役職に応じ加算が行われているという。
 加算の廃止には市議会で多数を占める保守系市議が賛同しており、ほかに月額1万円の政務調査費、議会や委員会などの出席に対して1日1000円支給される費用弁償も、ともに4月から廃止される見通し。手当加算の廃止と合わせると年約700万円の節約になる見込み。
(2008.1.17 中日新聞)

------------------------------------------------------------------------
山県市議の政務調査費・期末手当加算、廃止へ
岐阜新聞 2008年01月17日08:38
 
 山県市議会は16日、経費節減を目的に、新年度以降の政務調査費と費用弁償、議員の期末手当のうちの月額報酬の20%の加算を廃止するため、3月定例会で政務調査費の交付に関する条例廃止と、議員の報酬、費用弁償および期末手当に関する条例改正について議員発議する方針を決めた。同市によると、期末手当の加算の廃止は、全国的にもあまり例がないという。
 現在、同市議会では、議員活動のための政務調査費が1人月額1万円、本会議や常任委員会に出席した際に支給される費用弁償は1日1000円。
 期末手当は、毎年6月と12月に、月額報酬(32万円)とそれに20%を乗じた額の合計額の2・125倍(6月)、もしくは2・325倍(12月)の金額が支払われている。
 市議会は15日に全員協議会を開き、政務調査費と費用弁償を廃止する方針について大多数の賛成で合意。16日には与党系議員15人が協議し、期末手当の20%加算も廃止する方針を固めた。市によると、政務調査費、費用弁償、期末手当加算が廃止されれば、年間約710万円が削減されるという。
 市議会の与党会派、市政クラブ代表の藤根圓六議員は「市は財政が厳しく、水道料やケーブルテレビの利用料値上げなどで市民の負担が増している。議員も率先して経費削減に取り組む姿勢を示すことが大切」と話した。
 村瀬伊織議長は「自腹を切ってでも、研修や視察に参加する意気込みを持って議員活動をするべきではないか」としている。
 同市では昨年、現職市議らによるポスター代の水増し請求詐欺事件が発覚し、市議5人が辞職した。任期満了に伴い、今年4月に行われる市議選では、定数が現行の22から6削減されて16となる。
(岐阜新聞 2008.1.17)


ところで今日は、ブログ開設4年目。

記念日なので、なんか気が利いた記事を書きたいと思ったのだけど
体調がわるくてそれもままならず。

そういえば、ブログをはじめたきっかけはリハビリと、
上野さんの講演会のお知らせ、のためだった。

欠かさず書いてきたので、感慨深い。
「石のうえにも4年か」



「みどりの一期一会」ブログ開設4年目と、
上野さんの「おひとりさまの老後」50万部突破に乾杯!


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セキに効く漢方薬/麦門冬湯・柴朴湯・麻杏甘石湯

2008-01-17 13:56:10 | 健康/くらし/薪ストーブetc
先週からたてつづけにくしゃみが出て
「とうとうわたしも花粉症?」と思っていたら、
週明けから、微熱と頭痛があって、セキも出はじめた。

わたしは、アレルギー体質なので新薬であわないものが多いので、
ツムラの漢方薬を病院で処方してもらって、常備薬にしている。

「風邪の引きはじめには葛根湯(かっこんとう)」ということで、
すぐに効く葛根湯アンプルを飲んだが直らずに、翌日も葛根湯。

これで様子を見ていたが、すっきりと直らなかったので、
翌日は「風邪のこじれ」に効く柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)を飲んだ。

 柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)  

【処方】柴胡・半夏・オウゴン・甘草・桂枝・芍薬・大棗・人参・生姜
【解説】小柴胡湯と桂枝湯の合方と考えてもよい。その両方の薬効を兼ねた繁用
    処方である。桂枝湯は病が体表にある時、小柴胡湯は病が胸郭(半表半裏)
    にある時用いる。風邪でいったん解熱して軽快したあと、咳がとれない、食
    欲がわかない、微熱があるなど、新薬ではなかなか解決出来ない。漫然と服
    み続けると自然治癒さえ妨げられる。これは、病が胸郭にあり軽い炎症が続
    くものと考えられる。漢方独特の考え方であるが、このときは柴胡という薬草
    の配合された処方で胸郭の微熱を取り除く。
    風邪に限らず胃、脇腹などが痛む時、新薬の痛み止めでは、殆ど効果のな
    い場合がある。このような時、柴胡の配合された処方を服用すると見事に治
    る。病が胸郭にあるという科学的証拠はないが、治癒の結果から、仮説に正
    当性が得られる。風邪などの熱性疾患はじめ肝炎、胃炎、胆嚢炎、腹膜炎
    慢性膵炎、大腸炎、鼻炎、中耳炎、神経痛、ノイローゼ、不眠など。
【加減】月経時の熱・・・桃仁、当帰、牛膝
    イライラ、手足のほてり・・・地黄、牡丹皮
    胸脇の膨満、げっぷ・・・香附子、枳殻、陳皮
    黄疸・・・茵陳蒿、山梔子
    不眠、ノイローゼ・・・竜骨、牡蛎、茯苓(茯神)
【合方】黄疸・・・茵陳蒿湯
    月経時の熱・・・四物湯
    腹部膨満、便秘、熱・・・小承気湯
    気管支喘息、気鬱・・・半夏厚朴湯
    尿不利、浮腫・・・五苓散
【類方】小柴胡湯、大柴胡湯、柴胡加竜骨牡蛎湯、柴胡桂枝乾姜湯、四逆散
     加味逍遥散、補中益気湯、乙字湯


風邪に効く漢方薬

風邪をひどくしないために!


子どもや普通の人の風邪なら、これでだいたい治るのだけど、
通信の編集をしながら、セキがひどくなっていくししんどいので、
こりゃこまったなぁ、と思っていた。

4~5年前、肩を痛めていたのと平行して、1年くらい咳が止まらず、
HRCT(精密CT)で小さな陰影が見つかり肺がんの疑いもあって、
呼吸器系の専門医で精密検査を受けていた。
肺がんだけでなく、結核、非定型抗酸菌症、肺真菌症などあれこれ調べたが、
肺がんではない、といわれて、ひとまずホッとしただけで、
「経過観察」ということになったが、陰影の原因はいまだにわかっていない。

このとき「アレルギー性気管支炎(喘息もあり)」の診断を受けている。

「風邪をひかないようにしてください」といわれて注意していて、
この1年くらいはセキもでずに調子がよかったのに・・・・。

セキに対応する漢方薬は、麦門冬湯(ばくもんどうとう ) 、
柴朴湯(さいぼくとう)・麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)
の3種類の処方薬を常時持っている。



「アレルギー性気管支炎(喘息もあり)」の治療薬としては、
「パルコミート200タービュヘイラー」を毎日続けるようにといわれたが、
吸入ステロイド薬なので、持ってるだけで使っていない。
これは、気管支の炎症を予防的に改善する薬で、
発作を抑える薬ではないので、セキや発作に即効性はない。

喘息(呼吸器系の病気)

呼吸器疾患における漢方治療(中医クリニック)

麻杏甘石湯は、ひどいセキや呼吸器発作の特効薬で、
頓服で飲んでもすぐに効くので、呼吸困難にも対応できる優れもの。
わたしは、この薬をお守りのようにいつも持ち歩いている。

柴朴湯(さいぼくとう)は、麦門冬湯が効かない
重いセキに効くということで薬を変えて処方してもらったが、
飲んですぐに吐き気がして胃が痛くなり、
からだが受け付けなかった。

で、まずは、わたしに一番あっている麦門冬湯(ばくもんどうとう ) を飲み始めた。
麦門冬湯は体力が中程度の人によいので、
わりとどんな人にも副作用を起こさずに効くセキの漢方と注目されている。

  麦門冬湯(ばくもんどうとう ) とはこんな漢方

 刻々と変化する日本の四季。秋から冬は空気が乾燥する季節になります。秋に起こりやすい症状は咳(せき)。空気の乾燥はノドや気道が乾燥する原因のひとつとなり、日ごろ健康な人でもこの時期は咳が出やすくなります。また、秋から冬は喘息が悪化しやすい季節でもあります。
 麦門冬湯は金匱要略(きんきようりゃく)という漢方の古典で紹介されている漢方薬です。主薬(メインとなる生薬)が麦門冬(ばくもんどう)であることから、麦門冬湯と名付けられました。庭や道端で見られるジャノヒゲという植物の根から得られる生薬が麦門冬で、せき止め、痰きりなどの作用のほかに、体内に潤いを与える効果もあります。

  麦門冬湯には、主薬である麦門冬ほか、半夏(はんげ)、粳米(こうべい)、人参(にんじん)、大棗(たいそう)、甘草(かんぞう)の全部で6種類の生薬が含まれています。麦門冬と半夏は、主にせき止め、去痰に働き、麦門冬、粳米、人参は乾いた体に潤いを持たせる効果があります。人参、大棗、甘草には体に元気をつけていく効果もあります。つまり麦門冬湯は、咳などの原因となる体内の潤い不足を補いながら咳を止め、弱った体に元気をつけていくような漢方薬ということができるのです。

歳を重ねるほどノドが乾いて咳が出る
 カゼの症状としても出やすい咳ですが、煙草の吸いすぎや体の弱り、体内の乾燥などさまざまな原因があります。このような場合に使用される漢方薬が麦門冬湯です。
空気が乾燥すると、ノドや気道も乾燥しやすくなります。また、発熱消耗性疾患(カゼによる発熱など)や長患いで体内を潤す水分が減った時にも口、ノド、気道などに乾燥が起こります。
 ノドや気道は粘膜です。常に粘液を分泌し、その潤いで表面を守っています。空気の乾燥によって水分を奪われた場合や、体の水分不足で充分な粘液を分泌できないと、粘膜の表面はカラカラに乾いてきます。乾燥した状態では粘膜を守ることができません。つまり、粘膜は少しの刺激でダメージを負いやすくなってしまい、ちょっとしたことで咳や痛みが発生するようになります。また、分泌された粘液は痰の材料にもなります。そのため、乾燥が起こっているときの痰はかさが少なく、その分粘り気が出るため流れが悪くなり、ノドにはりついて排出しにくくなります。このような場合は乾燥と同時に炎症が起きていることも多く、痰の色が濃い黄色などに着色することもあります。はりついた痰を排出することができず、ゴホゴホとこみ上げるように咳き込み、苦しくて顔が真っ赤になる人もいるようです。痰が切れにくく咳が出るという、ノドや気道の乾燥によって起こる症状を改善する漢方薬が麦門冬湯です。
 麦門冬湯は潤いを補うせき止め薬ですので、空気が乾燥する季節の咳、体内(特にノドや気道)の乾燥による咳に使用されます。体に元気をつける作用もあるので、虚弱者や高齢者、病後で体力が落ちている方の咳にも適しています。特に高齢者には、気道が乾燥することによって起こる空咳が止まらずお困りの方が多くおられます。加齢とともに気道などの粘膜の潤いが低下して咳が発生しやすくなるからです。高齢者の空咳にも麦門冬湯がよく使用されています。
最近では煙草の吸いすぎによるセキや、降圧剤の副作用による空咳にも使用されることがあるようです。

どのようなことに気をつけたらよいのでしょうか
 空気が乾燥している季節はマスクなどを使用して、乾燥した空気がノドを直撃しないように注意することです。マスクを使用すると、呼気に含まれる蒸気で適度な湿度を保つこともできます。また、ノドや気道が乾燥している時は刺激に敏感になっているため、小さなホコリや冷たい空気などでも咳が出やすい状態になっています。マスクで咳の原因となる刺激物をある程度は遮断することもできます。辛い食事なども粘膜への刺激となりやすいので避けたほうがよいでしょう。
 また、咳はカゼの代表的な症状のひとつです。カゼをこじらせると咳だけがとれず長引いてしまうことがよくあります。カゼをひいた時には葛根湯などの服用と共に体をゆっくり休ませて、早い段階で治すようにしましょう。


セキは横になるとかえってひどくなるものなので、
昨日は一日、体を温めてぶらぶらしていたのだけど、
夜は比較的楽だったので、ベッドの中でこれはよくなったかもと思ってたら、
あにはからんや、今朝は、色のついた痰がからんだ重いセキから始まった。

やっぱり数日で、一気に気管支炎にすすんでしまったようだ。

麻杏甘石湯に切りかえて、朝と昼とのんだら、咳が軽くなったようなので、
3年目の最終日のブログを書いている。



つれあいは、条例改正の直接請求を提出しに、市役所に出かけた。

前にも2度、呼吸困難で救急外来に行ったことがあるので、
呼吸ができなくなったらやばい、というのは、かなりの恐怖感。

『む・しの音通信』65号は、編集に突入してるのに止まったままで、
わたしの分担の原稿も書けておらず、
来週は、勉強会もあるしどうしよう・・・・。


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福井「ジェンダー図書排除」事件に関する判決のお知らせ/判決は1月30日(水)福井地裁!

2008-01-16 00:57:50 | 「ジェンダー図書排除」事件
昨年2月17日の提訴から約1年。

いよいよ1月30日に、福井県知事を被告とする平成19年(行ウ)第2号
「福井県男女共同参画審議会音声記録非公開処分取消請求事件」
という漢字ばかりのながーい訴訟の判決です。

原告は、上野千鶴子さんを代表とする13人。
選定当事者は、原告の寺町知正さんです。 

福井「ジェンダー図書排除」事件に関する判決のお知らせです!

 情報公開は民主主義と市民の政治参加の基本のき。
 やましいところがないのなら、どんな意思決定も市民にとって
透明性を持ってもらいたい。
 ましてやIT機器の時代に、音声記録を公開対象の「公文書」
としないのは時代遅れで非常識。
 福井の判決が、全国のモデルをつくるでしょう。

 福井県男女共同参画推進条例に基づいて福井県知事に提出した
苦情申出書を審議した「男女共同参画審議会」(2006.11.2)
の音声記録の公開を求める情報非公開処分取消訴訟の判決が、
1月30日に福井地方裁判所であります。
 判決言渡後は、記者会見および判決後集会をします。
 あなたもぜひご参加ください。   
  
     福井「ジェンダー図書排除」究明原告団および有志
               原告代表 上野千鶴子
               事務局  寺町みどり
                    T/F 0581-22-4989

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ◆福井「情報非公開処分取消訴訟」判決
  2008年1月30日(水)
     13:10 判決言渡し
(福井地裁2号法廷)
 ◆記者会見および判決後集会 13:45~15:45
   会場:福井青年館4F大会議室(福井市大手3-11-17)
      13:45 記者会見
      14:45 《上野千鶴子さんからのメッセージ
          ~いまバックラッシュは・・・》

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


以下に、「情報非公開処分取消訴訟」の概要を再掲します。

【情報公開請求日】 
 2006年11月6日(請求人13名。請求代表者・寺町みどり)
【情報公開請求に係る公文書の名称または内容】
●「2006年11月2日開催の福井県男女共同参画審議会の
  会議の記録(電磁的データ・テープなど)」
●公文書非公開決定通知書(2006年11月20日)
(公開しない理由)不存在
 
◎訴訟は、福井県知事が「非公開」(不存在)という処分を決定したので、
 これを全面公開するよう、裁判所に前記公文書非公開(不存在)決定
 「男女県第313号」(別紙-1)の取消命令をするよう求めるものです。


「音声記録の非公開は違法」福井県を提訴しました!(2007.2.18)

審議会の「音声記録」公開を求めて「情報非公開処分取消訴訟」提訴へ(2007.2.14)

(2)訴訟の概要(訴状等)     
【事件番号】福井地方裁判所 平成19年(行ウ)第2号 
「福井県男女共同参画審議会音声記録非公開処分取消請求事件」
【原 告 】上野千鶴子 ほか12名
【被 告 】福井県 同代表者知事 西川一誠
【選定当事者】原告 寺 町 知 正
【請 求 の 趣 旨】
被告が、原告らに対して、2006年11月20日付で行った公文書非公開決定
「男女県第313号」を取り消すとの判決を求める。

【訴状・証拠説明書・原告代表意見書(転載・転送可)】

訴状の全文(PDF版・361KB)  
  テキスト版 45KB
 
証拠説明書テキスト版(リンク付き)
  証拠説明書(PDF版92KB)   

原告代表・上野千鶴子さんの意見書(PDF版・118KB)  
  テキスト版 6KB

【訴訟にいたる経緯】
2006年
3月下旬、ジェンダー関連図書153冊が「福井県生活学習館」の書架から撤去。
5月 2日「事件に関するすべての文書」を福井県に情報公開請求した。
5月11日、福井県に対して「住民監査請求」と「抗議文」(2団体44名)を提出。
5月16日、153冊のジェンダー関連図書は書架に戻る。
5月18日、福井県から「抗議文に対する回答書」。
6月12日、書籍リストは「非公開」。関連文書は「一部公開」および「不存在」。
      直後に処分変更し、書籍リストの「非公開」が「一部公開」に
        関連文書は、「不存在」の取消なしで10枚が「一部公開」に。
6月26日、原告ら「書籍リスト」のみを情報公開請求。  
7月 7日、書籍リストの「一部公開」処分(黒塗りで公開)決定。
7月27日、書籍リストの「情報非公開処分取消訴訟」(原告20人)提起を公表。
8月11日、福井県は突然、書籍リストを「一部公開」処分変更、「全面公開」処分に。
      福井県に対して「抗議文」と「公開質問状」提出。 
8月25日、公開質問状に対する「福井県知事」回答。
      37冊の書籍リストと図書選定基準が任意公開される。
8月26日、「ジェンダー図書排除を問う抗議集会」開催。
8月29日、「福井県男女共同推進条例」第20条第2項に基づく
       「苦情申出」書を原告ら80名(42人は福井県民)で提出。 
10月30日、「男女共同参画審議会の公開を求める申し入れ書」(92名1団体)提出。
11月 1日、福井県から「審議会公開」の回答書。
11月 2日、「苦情申出」を議題とする「福井県男女共同参画審議会」開催。
11月 6日、審議会の会議の記録(電磁的データ)」情報公開請求。
11月 9日、「苦情申出」に対する福井県の回答書。
11月20日、被告は、音声記録の「公文書非公開(不存在)決定」をした。
11月21日、「音声記録」非公開に対する「異議申し立て」。
       「『ジェンダー図書排除』苦情申出への福井県知事回答に対する声明」公表。 
2007年
 1月17日、福井県知事に「ジェンダー図書排除の経緯に関する公開質問状」提出。 
 1月18日、「異議申立」が「福井県公文書公開審査会」に諮問される。
 1月23日、「福井県公文書公開審査会」から「意見書について(県の理由書)」届く。 
 2月 9日、公開質問状に対する知事回答。 
 2月13日、知事回答に対するコメントおよび提訴の公表。
 2月17日、「情報非公開処分取消訴訟」提訴。  
 4月25日、第1回口頭弁論 (原告意見陳述)。 
 7月25日、第2回口頭弁論。 
10月10日、第2回口頭弁論・結審。


この訴訟、ぜったいに勝ちたい!


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希望社会への提言(12)―科学・技術の縦割りを壊そう

2008-01-15 17:48:28 | 地震・原発・災害
今日の朝日新聞社説「希望社会への提言(12)」
―科学・技術の縦割りを壊そう―です。

読みおわって、なぜか生涯、市民の視点にたち、
脱原発の運動に身を投じた「市民科学者」故高木仁三郎さんを思い出しました。

わたしは高木仁三郎さんが好きで、
「高木仁三郎著作集」全12巻(七つの森書館)を予約して読んでいました。

 

読み終えた本は、京都で環境社会学を学ぶ子どもに送っていました。

科学は、研究者や一部のひとのためだけではなく、
市民のためにあってほしい、そんな思いです。

希望社会への提言(12)―科学・技術の縦割りを壊そう
朝日新聞 2008年01月15日(火曜日)付社説

・時代を先取りして、テーマを組みかえる
・専門外の人が加わる「科学のネタ出し会議」を


「希望のハイテク」って何だろう。
 ・ふるさとの親の体調異変を自動発信するケータイ
 ・汚れを瞬間処理するおむつ
 華やかな夢ではないが、確実に安心や快適さをもたらしてくれそうだ。
 少子高齢時代の求めに応える技術は、産業の新しい展開にもつながる。
 師走の東京・臨海副都心で、トヨタ自動車が、人を乗せて動くロボットを披露した。通行人をよけて進む。お年寄りの「街歩き」にもってこいだ。
 これは、生活支援型のロボットづくりを中核事業に育てていく、という記者発表の一環だった。クルマを組み立てるロボットの技術を発展させ、福祉や介護の新市場に生かそうというのである。
 忘れてならないのは、こういう実用技術も、ハイテクになればなるほど基礎科学の最新成果が必要となることだ。
 トヨタも脳の探究に目を向ける。去年11月、脳科学の拠点をもつ理化学研究所(理研)と共同研究に入った。
 「人に寄り添う機械をつくるには、人の行動をつかさどる脳の働きを知らなくてはならない」。ロボットにも、状況をざっくりつかんで反応する人間の身のこなしを、というのだ。

    ◇
 脳は、科学の中でも最もダイナミックに進化しつつある研究分野である。
 脳の専門家は医学者や生理学者、というのが昔の常識だった。いまは違う。
 理研の脳科学総合研究センターでリーダー格の日本人研究者をみると、工学系出身が1割程度。心理学出身もいる。
 センター長の甘利俊一さん自身も、東大工学部で数理工学を学んだ。脳への関心を強めたのは60年代だ。「脳の中の物質ではなく、そこでやりとりされる情報に着目すれば、コンピューターと違う情報処理のしくみが見つかると思った」
 その後、脳を手本とするコンピューターづくりやロボット開発が盛んになる。文系の研究者らも、「人とは何か」を考える手がかりとして脳の働きや脳細胞のネットワークに関心を寄せている。
 実用と知の探究が結びついた新しい学問領域が、姿を現したのだ。
 だが、国の科学政策はこのダイナミズムを反映しているとは言い難い。
 科学技術基本計画は「ライフサイエンス」「情報通信」「環境」「ナノテク・材料」を、研究費などを優先させる「重点推進分野」としているが、この仕切りだと、脳はライフサイエンスに、ロボットは情報通信に泣き別れとなる。
 たとえば「脳・情報」の旗のもとに、幅広い分野の研究者を交流させる。研究費の総額が同じでも、仕切りがとれれば新しい発想が生まれるに違いない。

    ◇
 グローバル経済の中で生き残る道は、知的財産を豊かにすることだ。
 政府も、それに気づいてはいる。第3期の科学技術基本計画は、06年度からの5年間で、約25兆円の公的研究費をつぎ込むという目標を定めた。厳しい財政下で前期計画を上回る。1年あたりでいえば国の予算規模の6%ほどの額だ。
 問題は、その振り分け方である。
 多くの分野に広く薄く、自由になる資金を配っておくことは欠かせない。そうしないと新発見や発明のタネが見つからないからだ。そのうえで伸びそうなテーマを選び、力点を置くのが望ましい。
 今の重点推進分野はどれも大切だが、看板を掲げる時機を失していないか。
 「情報通信」の旗をIT時代の前に掲げていたらどうだろう。ソフトウエアの分野にもっと多くの人材が育ち、日本版マイクロソフトのような企業も生まれていたかもしれない。
 「ライフサイエンス」も、ヒトゲノム(人の全遺伝情報)解読が進む前にもっと重視したかった。新薬づくりなどで主導権をとることができただろう。
 「ナノテク・材料」の研究が脱温暖化の「環境」技術につながることを考えると、この仕切りもはずしたい。
 分野の縦割りをいったん壊し、柔らかなアタマで、次の時代を見通したテーマ選びをしたい。流れを読みつつ、少しずつ組みかえていく方式がよいだろう。
 どのテーマを進めるか。その設計図を描くのが霞が関の官僚や科学者だけでよいはずはない。
 政治の話は、だれもが口にする。景気談議もあいさつ代わりになる。映画やスポーツならなおさらだ。だが、科学となると「専門家ではないから」と口を閉ざす。そんな世の中を変えたい。
 専門家の前で、市民がどんな科学技術を伸ばしたいかを語る。企業人が、国際競争に勝ち抜くための技術を挙げる。人文学者が、実用にはつながらない知の探究としての科学の課題を示す。
 そんな議論の中から、重点を置くべき分野がほの見えてくるのではないか。
 こんなテーマを、という世間の声に役所や専門家がさらされる「科学技術のネタ出し会議」がほしい。研究費の配分にかかわる機関の知恵袋として、いろいろな場所に設けたらどうか。
 こうした柔軟で風通しのよい環境は、意欲ある研究者を育てるだろう。民間からの投資も呼び込むに違いない。
 科学技術をみんなのものにする。それが、希望の知恵を育む出発点である。
(朝日新聞 1月15日付社説)


朝日新聞社説の「希望社会への提言」も12回になりました。
来週はどんなテーマだろうと、とても楽しみです。


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「助六」直伝のふわふわ蕎麦がき/公明党太田氏、選挙カー燃料代を不適正請求~悪質な公金詐取ではないのか

2008-01-14 13:43:48 | 市民運動/市民自治/政治
年末に福井へ行って金沢近江町市場により、
帰りは白川郷経由(東海北陸道)で帰ってきました。



白川郷集落にはNHK岐阜の中継車が陣取っていて、
「行く年来る年」は、予想通り「大雪の白川郷」。
 

紅葉のときに買った白川の「深山石豆腐」がおいしかったので、

めちゃ美味!深山石豆富(2007.10.31)

年末閉店間際のお店で全部買い占めて、
  
鍋に湯豆腐に、と石豆腐をたんのうしました。
  

お正月のあいだ、けっこうご馳走ばかり食べてたので、
胃にやさしいものを食べたくて、
「そば切り 助六」でいただいたそば粉で、蕎麦がきに挑戦。

「助六」特製の手挽きのそば粉の袋を開けると新蕎麦よい香り。
「助六みたいなふわふわ蕎麦がきを食べたい」といったら、
そば粉と一緒に、蕎麦がきの作り方も、教えてくださいました。



難しいことはなくて、だまにならないためにはお湯ではなく、
「水にそば粉を入れて、火にかける前によくかき混ぜておくこと」
だそうです。本くず湯と同じ作り方です。



水の量は適当でよいとのことだったので、
そば粉の倍の水を入れて、
よーくかき混ぜてから、弱火にかけました。


手を休めないでかき混ぜていると、
だんだん抵抗感が出て、みるみるうちに固まってきました。


つやが出るまでよくかき混ぜて、スプーンですくって、
昆布としいたけのだし汁のなかに落としていきました。


写真をクリックすると拡大。右下をクリックするとさらに拡大

ふろわふわでおいしい「助六」直伝蕎麦がきのできあがり。
ほんとに、かんたんでした。

「助六」さんは、少しでもおいしい蕎麦を打ちたいと、
全国を食べ歩いて研究しているだけでなく、
おいしい蕎麦の打ち方を誰にでも教えているとのこと。

「秘伝もなにも、隠すことは何もないですよ」と
蕎麦の味だけでなく、心意気も絶品です。

ふわふわ蕎麦がきにワンクリックを 
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ところで、昨日の朝刊に、公明党の太田代表が、
2005年の衆議院選挙で選挙カーの燃料代を不適正請求していた
と載っていました。すでに全額返還したそうですが、
「伴走車両の分も合わせて請求していた」という言い訳は、
ほんまかいな、と思います。

上意下達の政党さんのことですから、
代表がやってるなら、わたしたちもやっていいよね、
と政党ぐるみで、口裏を合わせて公金を不正請求していたなら、悪質です。


 公明・太田代表ら、選挙カー燃料代を不適正請求
朝日新聞 2008年01月13日07時27分

 選挙カーのガソリン代を公費で負担する選挙公営制度をめぐり、05年総選挙で太田昭宏・公明党代表や保坂武・文部科学政務官が燃料代を不適正に請求していたとして公費を返還していたことが分かった。伊藤達也・元金融担当相や平将明衆院議員も返還の意向を示している。地方選挙では各地で不正請求が相次いでいたが、国政選挙でもずさんな公費支出の実態が明らかになった。
 総選挙での選挙カーの燃料費は1台分に限って8万8200円まで公費で負担される。候補者はあらかじめ契約した給油所で給油し、選挙後に選管が給油所に代金を支払う。
 朝日新聞社が東京都と山梨県の両選管に情報公開請求したところ、太田代表(東京12区)は05年8月30日から9月10日まで、毎日同量の61.25リットルを足立区内の給油所で給油したと申請し、8万8200円を受け取っていた。太田事務所は相次ぐ不正請求に関する報道を受けて昨年10月、05年の状況を調査。「伴走車両の分も合わせて請求していた」という。11月に都選管に全額を返した。
 選挙期間中、毎日70リットルを給油したと申請した保坂議員(自民、山梨3区)は上限額を受け取っていた。保坂事務所は「誤って随行車分を含めていたことが分かった」として随行車分の3万6750円を今月8日、山梨県選管に返還した。
 伊藤議員(自民、東京22区)は毎日58.8リットルを給油したと申請し、上限額を受けていた。朝日新聞の指摘で事務所が調べたところ、実際の毎日の使用量は60~65リットルだったが、担当者が公費上限額を選挙日数やガソリン単価で割って1日あたりの給油量を逆算し、実態と異なった書類を作ってしまったようだという。また、契約した給油所以外でも給油していたといい、「誤った認識のもと処理がされていた」として全額を返還する。
 平議員(自民、東京4区)は毎日51リットルを給油したとして8万6904円を支給された。事務所が調べたところ給油所の請求書と都選管への申請書が不一致。「車の燃料代全体から法定額の範囲内で担当者が申請書を作っていた」という。平議員は「不適切な事務処理で反省している」とコメントを出し、全額を返還する。
(朝日新聞 2008.1.13)


自治体議員選挙だけでなく、国会議員の選挙でも不正請求があった、
ということですから、公金の不正請求は選挙を問わず全国的、ということです。

アップするのが遅くなりましたが、
以下は、12月の愛媛新聞の社説です。

燃料費不正請求 悪質な公金詐取ではないのか
コラム社説2007年12月06日(木)付 愛媛新聞

 地方選挙で選挙カーの燃料費を過大請求したケースが全国的に問題化するなか、県内でも同様の事例が明らかになった。
 舞台となったのは四月の新居浜市議選だ。落選した二人を含む候補者十六人分の燃料費について、実体がないのに満額支払われていた疑いが浮上した。
 燃料費は選挙公費から支払われるれっきとした公金で、税金の使い道を決める立場でありながら自らの選挙運動に関して不正が疑われること自体、信頼低下はまぬかれない。
 全候補者三十四人の半数近い事実はこうした行為の蔓延(まんえん)ぶりを疑わせる。全容解明が不可欠で、他の費目はどうか、過去の市議選で同じようなことがなかったかも当然問われる。
 過大請求は東京、神奈川、埼玉などで発覚し、返還も相次いでいる。まっとうに会計処理している人には心外だろうが、それを思えば県内の他の議会がどうかも知りたい。
 燃料費を選挙公費から受け取るには候補者はあらかじめ石油小売会社と契約して選挙管理委員会へ届ける。選挙後に石油小売会社が使用証明書などを添えて代金を請求する仕組みだ。
 新居浜市の場合、限度額は選挙期間中の七日間で一人五万一千四百五十円。十六人の受取額は計約八十二万円にのぼるが、全員が契約していた石油小売会社が先月下旬、修正申告した。
 市選管によれば十二人は給油実績ゼロ。実際の給油額は四人分、四万円余にすぎなかったという。大半が虚偽だったわけで、悪質といわざるをえない。
 このうち十五人の宣伝カーや運転手、給油の手配は市内の宣伝広告会社が一括して請け負い、市への請求時には架空の販売量や金額を記載していたという。厳格な追及が必要で、候補者の責任も焦点になる。
 そもそも選挙区域の狭い市議選で満額を使い切れるのか。石油情報センターがまとめた県内四月のレギュラーガソリン店頭現金価格は一リットル百三十二円。満額だと毎日約五十五リットルを消費する計算で、燃費を少なく見積もって一リットル五キロとしても走行距離は一日約二百七十キロ、新居浜―松山間二往復半に相当する。
 これを使い切ったとする候補者が多いのも不自然で、機械的に支払った市の姿勢は疑問だ。マンション立ち退きをめぐる補償金詐取に次いで不正を許した事実を猛省してもらいたい。
 地方議会では実態の不透明な政務調査費に続き、実費に関係なく定額支給される交通費などの「費用弁償」も問われるようになった。ただし、正直な申告を前提にあくまで実費を支給する仕組みの燃料費は本質的に異なる。虚偽請求は公金詐取に等しい。現に東京では都議や区議らが刑事告発されている。返還すれば済む問題ではない。
 燃料費の開示方法の問題点も指摘しておきたい。公職選挙法は選挙の収支報告書の公開を義務づけているが、燃料費は記載の対象外で情報公開請求しなければ知ることができない。不正が相次いでいる以上、この仕組みも見直しを検討するべきだ。
(愛媛新聞 2008.12.6)



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透ける素心蝋梅&上野千鶴子さん『プレシャス』インタビューと「さよならのプリズム」に登場

2008-01-13 12:25:18 | ジェンダー/上野千鶴子
岐阜市の梅林公園の蝋梅(ろうばい)が咲きはじめたと
8日のNHKニュースで流れていたので、
検察審査会に申し立てをした9日に、さっそく行ってきました。

記者会見が終わって用を済ませてからだったので、
冬の陽がビルでかげり始め、
かろうじて入り口の素心蝋梅の木に陽があたっていました。


あたり一面、よい香りがします。

花全体が黄色で中央部の色の変化のないのは
ソシンロウバイ(素心蝋梅)

  
繊細なろう細工のような花です。



  

芝生広場の奥にも、大きな木があったと思い、
陽がかげってきたので急いで見に行きました。




   

夕日があたって透ける花弁が、なんとも幻想的でうつくしい。


  
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早春に咲く素心蝋梅、だいすきな花です。

透ける素心蝋梅にワンクリックを 
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翌10日の岐阜新聞の一面にも梅林公園の記事。

 春まで待てない…ロウバイ見ごろ 梅林公園   
岐阜新聞 2008年01月10日

 美濃地方は暖かい日が続き、岐阜市梅林南町の梅林公園ではロウバイが平年より10日ほど早く見ごろを迎えた。光沢を帯びた黄色い花が園内を彩り、ぽかぽか陽気に誘われて訪れた人の目を楽しませている。岐阜市ではここ1週間ほど、最高気温が10度を上回る日が多く、9日は13・8度と平年を4・6度上回った。
 同公園に植えられた約100本のソシンロウバイは一気に見ごろに。園内にはほかに約50種の梅などがあり、同市公園整備室の小野木好緑化整備グループリーダーは「寒紅梅のつぼみも膨らんできた。今月終わりごろに見ごろを迎えそう」と話している。


話は変わりますが、

同じ10日の岐阜新聞社会面の「検察審査の申し立て」の裏をふと見たら、
「さよならのプリズム」の連載記事に、
上野さんと鎌田實さんの対談が載っていました。

岐阜新聞「さよならのプリズム」きずな
大型対談・上   大型対談・下
幸せな最期を支える医療  幸せな最期の過ごし方 
(2007.1.10   2007.1.11)

 

で、昨日この記事を紹介しようと思っていたら、
『プレシャス』にも上野さんの著者インタビューが載っていると聞き、
さっそく、本屋さんで買ってきました。

『プレシャス』は、30代後半から40代の
(都会で)働く女性をターゲットにしたファッション情報誌ということで、
「対象外」のわたしが買うのは、もちろんはじめて(笑)。

「プレシャス』2月号・著者インタビュー 
上野千鶴子さん『おひとりさまの老後』

長生きすればだれもがシングルになる時代。
ならば今から老後の暮らしについて知っておいて損はない。
社会学者として長年現場を歩いて集めたデータや文献、
さらに自身の介護経験などを元に
”おひとりさまの老後”について語った女性必読の書。
法研1,470円。



 敷居は低く、間口は広く、
内容は充実の"老後学"の書


"結婚したひとも、結婚しなかったひとも、最後はひとり。女のひとはそう覚悟しておいたほうがいい"。そんな書き出しで始まる上野千鶴子さんの『おひとりさまの老後』は、老後のシングルライフをよりよく送るためのノウハウを社会学者ならではの視点で綴った、話題のロングセラーだ。特に印象的なのが、未婚、既婚、子供の有無など、多様化する生き方のなかで、一時は分断されたかに見えた女性たちが、やがてみなシングルになり、再び連帯できると謳っている点。社会学者で、女性学の専門家の上野さんが言うのだから、これはかなりのインパクトだ。
「社会学は経験科学ですから、すべて根拠に基づいているんです。私もね、10歳年上の女性の先輩をずっと見ていたの。20歳年上というと想像が及ばない感じだけど、10歳上ならば、そうか10年たつとこうなるのかと思えるから。それで、そういう先輩たちを積極的に訪ねて暮らしぶりを見せてもらったり。そうすると、なんだ大丈夫じゃない(笑)って、大いに安心できたんです」
 つまり本書は、上野さんが得意のフットワークと好奇心を生かして、ひとり暮らしの大先輩のお宅をはじめ、介護の現場などを自ら訪ね歩いて得た貴重なデータの宝庫。・・・・・・・・・・・・・・・・(略)・・・・・・・・・・・・・・・・・

「それにプレシャス読者の場合は、親の介護が目の前よね。結婚していても、自分の親の介護の責任はなくならないもの。でも介護のための同居で、お互い追いつめられてしまった例がたくさん。だから賢くアウトソーシングして、そのことにお互い罪悪感をもたないようにすべきなんです。ただ、よい介護はお金では買えないというのも事実。それに介護を受ける人の気持ちにならないと何がいちばんよいかはわからない。でから賢い消費者にならなくては」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「体力の落ちてくる40代からは、時間とエネルギーは有限。だから私もやりたいことに優先順位をつけるようになった。24時間仕事漬けは嫌だから、なるべく利害関係のない友人と食事をしたり、温泉に行ったり。家族のいる人は特に心がけて、今から遊び始めたほうがいい(笑)。それがこの先の人生に生きてくるのよ」

いずれはみなひとり。だから、今のうちから
ノウハウを蓄積しておくのがいいと思う。

Chizuko Ueno
東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門の女性学、ジェンダー研究の分野ではパイオニアで、近年は高齢者の介護問題に詳しい。『近代家族の成立と終焉』(岩波書店)、『老いる準備』(学陽書房)など著書多数。海外経験も豊富だが、和食と温泉を愛する今は日本で老後を迎える心境に。それが『おひとりさまの老後』を書く動機にもなったとか。


(『プレシャス』2月号・著者インタビュー)


昨年からマスコミや雑誌にひっぱりだこの上野さん。

いまや「注目のひと」なので、もっと露出度を高くしてもらって、
上野さんが原告代表の、1月30日の福井『ジェンダー図書』排除事件の
情報非公開処分取消訴訟の判決でも「勝訴」して、
一気に「時の女(ひと)」になるといいんだけどなあ・・・・

と、福井事件の事務局のわたしは密かに思っているわけです(笑)。



バースディの朝、わが家の庭にも、白梅が一輪ひらいていました。


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最後まで読んでくださってありがとう
2008年も遊びに来てね 
 また明日ね
 


コメント (1)
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