熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

論文試験

2007-06-27 17:21:14 | Weblog
司法試験の基礎講座の講義前に講師が雑談と称して、弁護士実務、試験についての話をします。

今回は、法廷傍聴をした際に、裁判官が居眠りしていたのを見たと言う受験生の話から、弁護士実務として、裁判官を居眠りさせるような証人尋問はしてはいけない、準備書面はメリハリを付けて作成することが重要であると述べていました。

そして、論文試験の答案作成について触れ、「論文の答案作成も同様で、メリハリを付けることが重要です。具体的には、問題文から論点を抽出し、論点が例えば、A・B・Cとあった場合、先ず論点の記載順番を検討します。これはどの受験生でも行う必須作業です。
差がつくのは、論点のメリハリ、すなわち、重要度付けです。この重要度は、問題文で多く触れられている部分が、出題者が受験生に記載して欲しいと望んでいる論点で、その論点を厚く記載します。他の論点は自説のみ記載し、反対説は記載しないか、あっさり記載します(もちろん論点は全て記載します)。」

なるほどね~。参考になります。
振り返ってみると、弁理士論文試験では論点をベタに記載し、メリハリを付けて記載はしなかったように思います。

弁理士試験で複数の論点の記載を問われる場合は、それほど多くないと思いますが、少なくとも出題者の意図した内容の答案を作成するように留意すべきです。

そのためには、問題文を注意深く、何回も読むことが必要です。
1年間の努力が実を結ぶか否かの重要な場面です。
慎重に慎重を重ねて、出題者の意図を正確に読み取る努力をして下さい。



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