熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

アメリカ大統領選挙

2008-01-05 22:42:09 | Weblog
11月の次期米大統領選に向けて、民主、共和両党の指名候補争いの幕開けとなるアイオワ州党員集会が3日夜(日本時間4日午前)に行われ、民主党は、黒人初の大統領を目指すオバマ上院議員が勝利し、本命とみられていたクリントン上院議員は3位に終わりました。
共和党はハッカビー前アーカンソー州知事が制しました。

議院内閣制を採用する我が国の首相指名選挙とアメリカ大統領選挙とは、大きく異なっています。
アメリカは、国会議員の99%が共和・民主の両二大政党に所属する典型的な二大政党制の国家です。そこでまずは、両党がそれぞれの推す大統領候補を決めるところから、アメリカ大統領選はスタートします。
この大統領候補を決めるのが州ごとに行われる「予備選」です。

この予備選が、1月から6月中旬まで、各州で行われます。
この間、票をとれない候補者は、次々と脱落していきます。
まさにサバイバルレースで、プロ野球のペナントレースと良く似ています(野球に例えるのは少し不謹慎かもしれませんが)。

テレビで、アイオワ州党員集会(予備選)の様子を放送していました。
人口がそれほど多くない町の予備選のためか、党員が集会場に集まり、各候補者を支持する人の数を数えていました(この数をアイオワ州全体で集計するのでしょうね)。
少し驚いたのは、支持者の数を数える前に、各候補者の支持者が他の候補者の支持者を説得していたことです。
つまり、オバマ候補の支持者がエドワーズ候補の支持者を説得して、オバマ支持に変更させようとしているのです。
民主党党員選挙なので、厳密なルールはないと思われますが、選挙会場で他の候補者の支持者を説得する光景は、日本ではあまりお目にかかれないと思います。

自分の1票で大統領を選ぶことができる、大統領と民衆との距離が、日本の首相と市民との距離よりもはるかに近い、アメリカならではの光景でした。

ある意味羨ましいですね。
日本の首相も、もっと身近に感じられるような選挙システム(例えば、各政党の党首を選ぶときに、党員選挙だけで選ぶようにする)を各政党が考えてくれると良いのですが。


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