常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

イカリ草

2016年05月03日 | 


もう今年何度もイカリ草を見た。高山の花でなく、といってツメ草のように野に咲くのでもない。見る場所によって、この花が少し違った趣で咲くのが面白い。今日初めて、妻と二人で里山にワラビを探しに行った。イカリ草が咲いているあたりに、太い今年の一番ワラビが伸びていた。笹の陰に、人から隠れるように伸びているのが面白い。二人でビニール袋にふたつ、灰汁抜きをして明日の食卓が楽しみである。

碇草生れ変りて星になれ 鷹羽 狩行

茎頂に下向きに咲き、長い踞が錨に似ているため、このように命名された。薬草として用いられ漢方では茎葉を乾燥させて、強壮剤に使用される。写真は黄花イカリ草である。

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翁草の実

2016年05月03日 | 日記


翁草の花が終わって、果実ができてきた。この果実には、写真のような毛がついている。まが若いので、緑髪とでもいうべきか、微妙な風合いがある。果実がしっかりと種子になると、この毛は老人の白髪のようなる。こうなると、タンポポと同じで、風に吹かれて落ちたところで生育する。果実についた綿毛の様子から、翁草と呼ばれるのは分かりやすい。

野草園で花の写真を撮っていたとき、見知らぬカメラマンから声をかけられた。「翁草の綿毛の写真を撮りたいのですが、どこかにありませんかね。」花だけではなくて、綿毛まで写真撮影のターゲットになっていることを知りうれしくなった。すぐに、光禅寺の庭にあることを知らせると、こんど行って見ると言っていた。こうして、花の終わった若い毛であるが、その光沢や姿には撮影する価値のある被写体だと思った。
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