来月はフランス語の試験と第九のレッスンで多忙になり
行けないかもしれないから、今日は再び実家へ。
抜けるような青空は、吸い込まれそうに青く、
長らく腰を痛めていて、不自由していた母も、
お布団を干せるまでに、ようやく回復したみたい。

父はお風呂に入れてもらったばかりで
ちょっと疲れて眠そうだったけど、
ひげが伸びていたので、ひげを剃り、
顔も手足も、粉を吹くくらい乾燥していたので
足の指先までたっぷりクリームを塗って、つやつやに。
ひげだらけのシェイバーも、きれいに洗っておきました。
どれだけ寝たきりでも、話すことも出来なくても、
出来る限り、父らしい姿に整えてあげたくて。
父の尊厳を守るために出来るのは、それくらいのことだから。
父の菊が姿を消した、がらんと広い庭には、
母が植えた白菜や水菜が小さな葉を広げ、
母のささやかな食卓に彩りを添えていました。
春が来たら、もっと色々な苗を植えよう。
母の食卓に、楽しみが少しでも増えるように。
行けないかもしれないから、今日は再び実家へ。
抜けるような青空は、吸い込まれそうに青く、
長らく腰を痛めていて、不自由していた母も、
お布団を干せるまでに、ようやく回復したみたい。

父はお風呂に入れてもらったばかりで
ちょっと疲れて眠そうだったけど、
ひげが伸びていたので、ひげを剃り、
顔も手足も、粉を吹くくらい乾燥していたので
足の指先までたっぷりクリームを塗って、つやつやに。
ひげだらけのシェイバーも、きれいに洗っておきました。
どれだけ寝たきりでも、話すことも出来なくても、
出来る限り、父らしい姿に整えてあげたくて。
父の尊厳を守るために出来るのは、それくらいのことだから。
父の菊が姿を消した、がらんと広い庭には、
母が植えた白菜や水菜が小さな葉を広げ、
母のささやかな食卓に彩りを添えていました。
春が来たら、もっと色々な苗を植えよう。
母の食卓に、楽しみが少しでも増えるように。