ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

故郷の青い空

2009年10月23日 21時42分00秒 | 家族
来月はフランス語の試験と第九のレッスンで多忙になり
行けないかもしれないから、今日は再び実家へ。
抜けるような青空は、吸い込まれそうに青く、
長らく腰を痛めていて、不自由していた母も、
お布団を干せるまでに、ようやく回復したみたい。



父はお風呂に入れてもらったばかりで
ちょっと疲れて眠そうだったけど、
ひげが伸びていたので、ひげを剃り、
顔も手足も、粉を吹くくらい乾燥していたので
足の指先までたっぷりクリームを塗って、つやつやに。
ひげだらけのシェイバーも、きれいに洗っておきました。

どれだけ寝たきりでも、話すことも出来なくても、
出来る限り、父らしい姿に整えてあげたくて。
父の尊厳を守るために出来るのは、それくらいのことだから。

父の菊が姿を消した、がらんと広い庭には、
母が植えた白菜や水菜が小さな葉を広げ、
母のささやかな食卓に彩りを添えていました。
春が来たら、もっと色々な苗を植えよう。
母の食卓に、楽しみが少しでも増えるように。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする