ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

脱・断捨離

2011年05月03日 22時35分00秒 | 生活
わたしは、なかなか物が捨てられなくて
「断捨離」ブームの波に乗れずじまい。
悲壮な決意で、よし捨てよう、と乗り出しても
いざ取り出すと、どれもこれも愛おしくて。
お菓子を包んでいたリボン、かわいい小物、
お金にもならないようなものばかりだけど。

そうしたら先日のビッグ・イシューの
「ホームレス人生相談」に同じような相談が。
そうしたらホームレスさん曰く、
捨てられないものに囲まれて暮らせることは、
とても幸せなことではないか、と。
その幸せを味わうべきではないのか、と。

(これは馬酔木の花かしら)

ああ本当にそうだ、と妙に感動してしまって。
捨てられないものに囲まれている生活は
しあわせ以外の、なにものでもない。
耐え難いほど、物があふれかえっているならともかく
無理してまで「断捨離」する必要はなかったんだ。

いつか自然に、手放す気になるその時まで
捨てられないものは、捨てずにいよう。
そういうものがたくさんあることの幸せに感謝し
心ゆくまで、ひとつひとつ愛おしんでおこう。
3.11のような思いがけない突然の出来事で、
全てが奪われる日が来ても、後悔しないくらいに。
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