『幸せのレシピ』(原題:No Reservations)
監督:スコット・ヒックス
出演:キャサリン・ゼタ=ジョーンズ,アーロン・エッカート,
アビゲイル・ブレスリン,パトリシア・クラークソン,ボブ・バラバン他
お目当てだった先週末の封切り映画はこれ。
ドイツ映画『マーサの幸せレシピ』(2001)を、
オーストラリア映画『シャイン』(1995)の監督が、
ハリウッドスターを起用してリメイク。
子役には『リトル・ミス・サンシャイン』(2006)のあの子、
ついでにオリジナルの主演は『善き人のためのソナタ』(2006)の彼女となると、
好きな映画と気になる人が関わりまくりで見逃せません。
ニューヨークのマンハッタン。
大人気の高級フレンチレストラン“22ブリーカー”で
料理長を務めるのは、38歳の独身女性ケイト。
完璧主義で、自分にも他人にも厳しいため、
厨房の中は常にピリピリとした空気に包まれている。
料理にクレームをつける客と口論になることもしばしばで、
客の言うことは絶対的だというスタンスの経営者ポーラは、
ケイトの性格に頭を痛め、セラピーを受けるように勧める。
しかし、セラピストにも料理について延々講義する始末。
ある日、ケイトの姉と姪ゾーイが交通事故に遭い、
姉が急死したと連絡が入る。
遺されたゾーイをケイトが引き取ることに。
母親を亡くしたショックから、9歳のゾーイはほとんど口をきかず、
食事にもまったく手をつけようとしない。
ゾーイを置いて出かけるわけにもいかず、
ケイトはゾーイを仕事場に連れて行くのだが……。
オリジナルにかなり忠実です。
ケイトの不在中にポーラが雇う新副料理長で、
最初、ケイトの神経を逆撫でするニックも、オリジナル同様、とても魅力的。
バジルの香りでゾーイを惹きつけるシーンもやはりいい。
オリジナルでは、フォアグラにクレームをつけた客に
「大衆食堂へ行け」と言い放っていましたが、
リメイクでは「角のホットドッグ屋へ行け」。
「レアを頼んだのに、焼きすぎだ」と二度も肉を返品した客には、
ナイフに突き刺した生肉を持参するシーンも笑えます。
ラストはこれぞハリウッド。
私はオリジナルのほうが好きですが、
リメイクを先に観て気に入った人なら、オリジナルのラストは物足りないかも。
オリジナルが秋なら、リメイクは春。いや、初夏かな。
どちらも木漏れ日のような温かさがあることは間違いありません。
監督:スコット・ヒックス
出演:キャサリン・ゼタ=ジョーンズ,アーロン・エッカート,
アビゲイル・ブレスリン,パトリシア・クラークソン,ボブ・バラバン他
お目当てだった先週末の封切り映画はこれ。
ドイツ映画『マーサの幸せレシピ』(2001)を、
オーストラリア映画『シャイン』(1995)の監督が、
ハリウッドスターを起用してリメイク。
子役には『リトル・ミス・サンシャイン』(2006)のあの子、
ついでにオリジナルの主演は『善き人のためのソナタ』(2006)の彼女となると、
好きな映画と気になる人が関わりまくりで見逃せません。
ニューヨークのマンハッタン。
大人気の高級フレンチレストラン“22ブリーカー”で
料理長を務めるのは、38歳の独身女性ケイト。
完璧主義で、自分にも他人にも厳しいため、
厨房の中は常にピリピリとした空気に包まれている。
料理にクレームをつける客と口論になることもしばしばで、
客の言うことは絶対的だというスタンスの経営者ポーラは、
ケイトの性格に頭を痛め、セラピーを受けるように勧める。
しかし、セラピストにも料理について延々講義する始末。
ある日、ケイトの姉と姪ゾーイが交通事故に遭い、
姉が急死したと連絡が入る。
遺されたゾーイをケイトが引き取ることに。
母親を亡くしたショックから、9歳のゾーイはほとんど口をきかず、
食事にもまったく手をつけようとしない。
ゾーイを置いて出かけるわけにもいかず、
ケイトはゾーイを仕事場に連れて行くのだが……。
オリジナルにかなり忠実です。
ケイトの不在中にポーラが雇う新副料理長で、
最初、ケイトの神経を逆撫でするニックも、オリジナル同様、とても魅力的。
バジルの香りでゾーイを惹きつけるシーンもやはりいい。
オリジナルでは、フォアグラにクレームをつけた客に
「大衆食堂へ行け」と言い放っていましたが、
リメイクでは「角のホットドッグ屋へ行け」。
「レアを頼んだのに、焼きすぎだ」と二度も肉を返品した客には、
ナイフに突き刺した生肉を持参するシーンも笑えます。
ラストはこれぞハリウッド。
私はオリジナルのほうが好きですが、
リメイクを先に観て気に入った人なら、オリジナルのラストは物足りないかも。
オリジナルが秋なら、リメイクは春。いや、初夏かな。
どちらも木漏れ日のような温かさがあることは間違いありません。