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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

津波遺産 津波の恐ろしさを後世に

2012-03-07 10:11:36 | 記録
3・11 の大地震・津波についてふれるのは初めてです。
自分も若ければ津波のボランティアに率先して向うのに、まてよ、出向くことはかえって迷惑をかけるのではと思うと行動をストップしてしまったのです。
悲惨な画面がテレビで連日流され、ラビ妻は「地震関係以外の番組を見てほしい、神経がおかしくなる」といいます。
一年経とうとしていますが、被害を受けた人たちは大変な生活に直面しているのです。政府の対応も一年経つというのに十分ではありません。政府はなんとか早く対応して下さい。
また、東日本大震災ではいろいろな産業にも影響しているのを今回知りました。東北地方(三陸)が日本の多くを支えていた事が、今回の地震で明らかにされたのです。早期の復興を願ってやみません。
今回の事故で最小限思うことは、津波の恐ろしさを後世に是非とも伝え(残し)たいという事です。津波の恐ろしさは津波に遭った者しか分からないからです。
その動きが「津波遺産」を残そうということです。、①宮古市の動きで「万里の長城」と呼ばれながら津波で倒壊した田老地区の津波防波堤や水門を遺産として検討しているそうです。また、②岩手県大槌町では、町役場が津波に直撃され骨組みだけが残った建物を残そうという動きがあるそうですが、反対の声も根強いといいます。反対の人の気持ちも痛いほどわかります。全く悲惨な姿だからです。また、③宮城県女川町では横倒しになった交番などを災害遺産とする方針を策定したといいいます。
画面に見る、あの大きな船が陸に押し上げられている姿、漁船が建物の上に津波でのし上げたられた姿など地震遺産にと思うのは被害を受けなかった者のかってな考えであることは承知の上ですが、恐ろしい姿ほど、地震遺産に残したいものと言えます。