雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

春近し 雪根開きも真近

2012-03-18 08:35:19 | 自然
カムイラピットは以前林に覆われた学校に勤めていて、当時一日一句を作る生活をしていました。
窓から眺める林の変化も勤務も楽しく生活していました。その中で、季節が春とともに樹の根元が先に雪が解けていくのに気付き、何句かを詠みました。
このごろ気づいたのですが「木の根開く」は春の季語だそうですね。「お彼岸だから、もう木の根が開いた」(道新3・10)などと使うそうです。
真冬に一面に雪に包まれていた林も、春近くになると日差しが明るくなるにつれ、木の根元が太陽の熱を受けて、木の根の部分だけ先んじて雪が丸く解けて面白い景観になります。これを「木の根開く」「根開き」というのです。
道新「卓上四季」には「函館山まるごと楽しみ隊」の牧野由起子さんの話を紹介していて、この現象を<私はこっそり「雪えくぼ」と呼んでいる>と書いています。雪えくぼの表現は面白いのですが、木の回りだけが解けているのでどうもえくぼの言葉にしっくりしません。それでも、「木の根開く」の言葉を忘れても「雪えくぼ」の言葉はすぐに頭に入り、繰り返して言ってしまいます。これからが木の根開くの季節です。