雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

天売島 「猫島拒否」 ウトウの保護に向けて

2012-03-25 20:01:56 | 自然
カムイラピットは、日本国内の多くの島の旅をしました。道内では、留萌管内羽幌町の「天売島」(てうりとう)には二度行きました。札幌からは一泊どまりで「天売島」、「焼尻島」(やきしり)二島を巡って帰ってこれます。この島の旅で一番満足出来たことは、宿で島の幸をふんだんに料理してもらえることでした。

先に日本の「猫の島」を紹介しましたが、天売島は猫島を拒否しています。天売に行った時は一匹の猫の姿も見ませんでしたが、天売島には推定では300匹ほどの猫がいるといいます。その内飼い猫は40匹ほどですが、野良猫が海鳥を捕食するので、羽幌町議会が「天売島ネコ飼養条例」を可決したのです。
ご存じのとうり、「天売島は海鳥の楽園の島」で、オロロン鳥、その他の海鳥の渡来地として良く知られています。特に見事なのは「ウトウ」の生息地として知られ、繁殖地の地面に穴をあけて子育てをしております。赤岩展望台あたり見学地には、夕方60万羽ほどのウトウが獲物を咥えて帰ってきます。この姿を見れるのは5月~7月中旬の短い期間です。この鳥たちの生息を脅かす猫を排除するのがこの条例の狙いです。

天売島ネコ飼養条例(平成24年4月1日施行)
・飼い猫に固体識別のマイクロチップの埋め込みを義務付ける。
・ 〃 に不妊去勢手術を求め、手術費用などの助成も行う。 
・ 〃 に飼い猫の登録を義務づける。
・飼い猫以外にへの餌やりの禁止をする。

・違反した場合は罰則として、最高2万円の過料を定めています。

野良猫は、海鳥を捕食するなど生体環境への影響が危惧されていて、2013年以降は野良猫を捕獲して不妊手術を施し、数年かけて島内の猫を徐々に減らす計画です。
天売島の野良猫は餌も貰えなくなり、不妊・去勢されて以後数年かで、個体数が極度に減っていく事になります。

心は 春待つそのもの

2012-03-25 13:33:39 | 草花
「お勝さま」(ラビ妻)は、カムイラビットの奥さんです。妻は花には目がありません。
我が家のベランダの花壇は3月なのでまだ、沢山の雪で埋まっています。
別な話ですが、かつて、お勝さまの花仲間の一人Tさんが、春が待ち遠しくて、花壇の上の雪を早々にきれいに取り除いたそうです。ところが、今の季節(3月)は日中は0度以上の温度になるものの、夜間には氷点下となり、冬に雪で守られていた宿根草の茎や、葉が氷って植物が枯れてしまったとのことでした。
その時から、我が家では庭の雪は自然の雪解けを待つのがよいのだと知恵をもらったのでした。
お勝さまは、冬の時からここにはこの花を、あすこにはあの花と頭をめぐらし、頭の中でガーデニングをしており、冬でも暇はまったくありません。5月になるとようやく花の苗を植える事が出来るのに、今から「心は春待つそのもの」なのです。
北海道は花を楽しめるのは、5・6・7・8・9・10月のたった6ヶ月のみなので、冬の半年は忍の気持ちで過ごし、一気に4月に入ると花に愛情を注ぎます。
半年冬眠の冬(花に縁遠い冬)も、お勝さまはある施設の温室のガーデニングのボランティアに出向いており、冬季間も花から心は離れていません。
今年も我が家の庭は、どのような花で綺麗に彩られるのでしょうか。カムイラピットもいまから楽しみです。