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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

大きい 小さい アイヌ語では  温根湯 ポン湯

2012-03-31 19:51:44 | 地名
オホーツク管内で有名な温泉は、なんといっても北見市留辺蘂町の「温根湯温泉」でしょう。温根湯の地名の起源はアイヌ語のオンネ(「大きい」)という意味です。オンネの地名があれば近くに対比語のアイヌ語のポン・(「小さい」)という地名があるはずです。
大きいが「オンネ」、小さいが「ポン」というぐあいです。
オンネユの「ユ」は「温泉」と云う意味ですので、温根湯の近くに「ポン湯」という温泉があってもよいのですが、調べてみるとありました。留辺蘂(現北見市)の駅近くに「ポン湯」温泉があります。これで、オンネとポンが対としてあるのが確認されました。
「ポン湯」は今は名前が「北見温泉」と変更されていますので、温泉のむかしの名を知らないと地名起しにはなりません。
二つの温泉は肌によい美人の湯で、飲料水にも適しているといわれます。

〔北見温泉三光荘〕(むかしポン湯)
開湯は1897年、当時はポン湯温泉と呼ばれていた。ポンユはアイヌ語の小さな湯という意味。1956年までぬるま湯であったが、その後掘削し適温の源泉を得ている。
泉質はアルカリ性単純温泉、透明泉、湧出量150L(動力)、源泉の温度43度C。飲料にも適しています。